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2022年06月17日

24年ぶりの円安水準1ドル135円台





◆24年ぶりの円安水準
 今週6月13日、円相場は一時1ドル=135円台前半と、1998年以来24年ぶりの安値となりました。
 これは90年代初めにバブルが崩壊し、その後銀行や証券会社が相次いで破綻、デフレ経済へと日本が転落
 した時以来の水準です。

◆円安の原因
 円安の原因は、日米の金融政策の違いが明確になったことが大きい。日本では日銀が大規模な金融緩和を続
 け長期金利を低く抑えている。一方の米国は歴史的なインフレを抑えるために金融引き締めにかじを切って
 おり金利上昇が続く。この結果日米の金利差が拡大し、より金利の高いドルで資産運用をしようと円を売っ
 てドルを買う動きが強まっている。

◆良い円安と悪い円安
 円安にはメリットとデメリットの両面があり、円安のメリットとしては国内製品の海外での価格競争力の向
 上などが、デメリットとしては輸入コストの増加などが挙げられます。 円安のメリットがデメリットを上
 回る時に良い円安、デメリットがメリットを上回る時に悪い円安と論じられることが多くなります。
 一昔前に比べると、海外に生産拠点を移しているメーカーも多くなっているため、円安で企業が享受する
 メリットは、少なくなっていると考えられます。

◆円安対策
 先述のとおり、今回の円安は、日米の金融政策の違いが原因です。また、企業の決算発表をみても、過去最
 高の利益を記録する企業が相次いでいます。総合商社や石油元売り会社はロシアのウクライナ侵攻による資
 源価格の高騰、自動車など輸出中心のメーカーは円安、海運は物流の混乱など、それぞれの要因で利益を
 大きく増やしました。ついり、今回の円安は原因が明確であり、いわゆる日本売りなどによる悪い円安でも
 ない。だから特に円安対策を打つ必要はない、という考え方もあります。
 
 とはいえ、現実問題として為替介入に着目すると、円高対策であればひたすら円を刷ってドルを買えば良い
 わけですが、円安対策となると外貨準備の範囲内でしか行えません。限度というものがあります。

◆今後の展望
 日本の金融政策が変われば、円高になるわけです。しかしながら日銀の黒田さんは金融緩和を任期中はずっ
 と続けていくつもりだと思われます。要するに今、日本経済が景気回復の途上にあるけれども、その景気回
 復を後押ししなければならない。後押しするためには金融緩和を続けなければならない。というかなりはっ
 きりした確信があるので金融緩和を続けているんだと思います。
 だからもちろん、円高に持っていくためには「金融引き締め」をしないといけないのですが、少なくとも黒
 田さんの任期中、来年の3月までは金融緩和は続けるでしょうね。



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