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日々起きる問題を、検証することで、
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2019年04月13日

若者は旅をせよ      〜異郷研修の意義〜

若者の可能性は「無限大」と大人になってからわかる。
それが若い内は、中々、受け入れられないものだ。

自分の力の無さばかりが目立つからだろう。

しかし、若い今は、そうかもしれないが、
若い内は「エネルギー」が、無限大にある。
努力次第で、力は付いてくる。

若い内はとかく「結果を急ぐ」傾向がある。
「自分には時間が無い」と言うような、強迫観念に似た
不安である。

しかし、時間は死ぬまであるのだ。

特に、20代の内は、失敗しても「やり直し」が何回でも出来る。
一度の失敗で諦めてはいけない。
諦めない内は「失敗ではない」、「継続中」なのだ。

自分の可能性を知るためには「広い視野」が必要なのだ。
世の中には、どんな可能性があるのか?
それを知るために「旅」に出て、色んな世界を見ることが
重要なのだ。

ここに掲載した記事にあるように、自分が知っている世界がすべてだと
思い込むのは止めよう。
若者が知っている世界など、ほんの一部でしかない。

「世界は広い」のだ。


若者は旅をせよ! 私が学生に「異郷研修」を勧めるワケ
4/12(金) 6:00配信 新潮社 フォーサイト


「出身地と出身大学以外で働きなさい」

 私は自分の主宰する「医療ガバナンス研究所」で学ぶ医学生や看護学生にいつも言う。

 私がこのように指導する理由は、異郷で生活することで若者は成長すると考えるからだ。

 人はあらゆる意味で育った環境の影響を受けている。ところが、そのことをきちんと自覚していないと、自分の育った環境が全てと思ってしまいがちだ。若者には「旅」が必要だ。このことは古今東西変わらない「真理」だと思っている。


自分が生まれ育った世界から、一度は出てみよう。
それで「故郷のすばらしさ」を知ることもできる。
故郷にしかいない者には、自分の故郷の良さが、中々わからない。

私が居る長野県の飯田市は、山岳環境が素晴らしい。
三方を2000m以上の山々に囲まれた、素晴らしい景勝地だ。
しかし、地元に若者たちは、そのことに気が付いていない。

ここ飯田市は、ネパールの首都「カトマンズ」に似ている。
盆地で、四方を「ヒマラヤ」に囲まれた都市である。
ここの景色が飯田市に酷似しているのである。
駒ヶ根にもない景色が、飯田市にはあるのだ。

そういうことは、外の世界を見たものでなければ気が付かない。
「井の中の蛙大海を知らず」なのである。

私自身が北海道出身だが、その景色に惚れてここに住まいを移した。
登山が好きで、山が恋人で会った。
カトマンズに似ているこの町が大好きなのである。

そして、丁度今の季節「春」は、飯田市は「花盛り」だ。

梅・桜はもちろんのこと、リンゴ・梨・桃など、果樹の花も
一斉に咲いて、正に「桃源郷」となる。
山々には、桜が点在し、天竜川の両岸にも桜並木が並ぶ。
アルプス級の山には「雪」が残る。

特に今年は「雪と桜」が同時に見られた。特異な年である。
寒かったが・・・。

若い内に世界の山を登るために、海外に沢山行った。
仕事でも海外で暮らした。

だから、日本の良さがよくわかったのだ。
四季がこんなにもはっきりした国は、他にない。
紅葉にしても「赤い」紅葉は、日本だけであろう。
ほとんどが「黄色」の紅葉しかない。

また日本は自然が残っている割合が、非常に高い。

あのニュージーランドでさえ、今の景色は「人工的」に作られた
自然なのである。 原始の森が残るのは、開発できなかった「谷筋」だけである。
だから、トレッキングコースとされているところは、ほとんど「谷」である。

ヨーロッパも同様。破壊された自然を後から作った景色なのである。
この事はあまり知られていないかもしれないが・・・。

しかし日本は違う。
自然と人間が、実にうまく調和している。
自然を残すために、自然に対して、人間が手を入れる。という、
巧妙な手段を持っている。

長い歴史の中から編み出したやり方なのだ。

そういう日本の良さを再認識するためにも、若者には「旅」を
して欲しいのだ。


長々となったが、口が酸っぱくなるほど言いたい。

「若者よ、旅をして欲しい」


    BY いいとこどり


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