2014年10月03日
最高益、コンビニ事業が好調…8月中間
セブン&アイ・ホールディングスが2日発表した2014年8月中間連結決算は、本業のもうけを示す営業利益が前年同期比1.6%増の1672億円、最終(当期)利益は0.7%増の839億円で、ともに中間期の過去最高を更新した。主力のコンビニエンスストア事業が好調だった。
売上高に当たる営業収益も7.0%増の3兆44億円で、リーマン・ショック前の08年8月中間期を6年ぶりに上回り、過去最高を塗り替えた。
コンビニ事業の営業利益は6.3%増だった。セブン−イレブンの既存店売上高は9月まで26カ月連続で前年同月比プラスを維持。特に商品の約8割を刷新したプライベートブランド(PB)の売り上げが約25%伸びたほか、いれたてコーヒー「セブンカフェ」の販売も3月の1店舗当たり1日平均107杯から8月は120杯となった。
イトーヨーカ堂などスーパー事業の営業利益は22・2%減の91億円だった。夏場の天候不順で入店客が減り、衣料品の販売などが振るわなかった。
村田紀敏社長は記者会見で最近の状況について「消費者は買い物に慎重になっている」と指摘。政府が年末に最終判断する10%への消費税引き上げについて「足元の状況をみると少し先に延ばされた方がいい」と述べた。
【このカテゴリーの最新記事】
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/2827719
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック