2014年10月15日
2014年現在、自動車を買うと税金いくらなの?「13年使うと、本体価格180万円で、税金負担が約230万円」
去る4月、消費税率が上がった際に自動車税の税率が軽減されるなど、自動車に関する税金はいろいろ変わっています。エコカーに対する税金の減免措置などもあって、自分が自動車を買うとき、どのくらいの税金がかかるのかとても分かりにくい状況であります。
そこで! 現在自動車を買うと税金はどうなるのかについて、まとめてみました。
■本体価格180万円の自動車を買うと……
「自家用の普通自動車を新車で購入する」際の税金を計算してみましょう。話を簡単にするために「排気量1.5リットル」で「重量が1.5トン」「車体本体価格180万円」の自動車を買うという設定にします。
購入者にかかる税金は以下の項目です。
●消費税(現在8%)
●自動車取得税
●自動車重量税
●自動車税
必ず加入して負担しなければならない「自賠責保険」も、税金みたいなものですから、上記の4項目に「自賠責保険」を足したものが購入者にかかる負担ですね。
さて、現在はエコカーを購入する際には「自動車取得税」「自動車重量税」が減免される制度があります。が、まずはこれらの制度を利用できない自動車を購入するとして税金負担を計算してみると、以下のようになります。
●自動車税抜本体価格:180万円
(1)車両本体分の消費税:14万4,000円
(2)自動車取得税:4万8,600円
(3)自動車重量税:3万6,900円
(4)自動車税:3万9,500円
(5)自賠責保険代金(37カ月分):4万40円
(1)-(5)までの負担合計:30万9,040円
支払い合計は210万9,040円で、そのうち14.7%が税金などです。
●……自賠責保険代金は、筆者が実際に自動車販売店で見積もりをとってその価格を入れました。
■税金免除のエコカーを買うとこうなる!
では、排気量・重量はそのままで、「自動車取得税」「自動車重量税」が免除される最新のエコカーを購入するとどうなるでしょうか? エコカーはハイブリッド車などで、普通の自動車よりも高価なことが多いですよね。そこで、自動車税抜き本体価格を240万円として計算してみます。
●自動車税抜本体価格:240万円
(1)車両本体分の消費税:19万2,000円
(2)自動車取得税:0円
(3)自動車重量税:0円
(4)自動車税:2万9,600円
(5)自賠責保険代金(37カ月分):4万40円
(1)-(5)までの負担合計:26万1,640円
支払い合計は266万1,640円で、そのうち9.8%が税金などです。
免税措置を受けられるエコカーを購入すると、確かに税負担比率は軽くなっています。ただ、高価な買い物であることは変わらないかも……でございます。
■日本は自動車ユーザーの税負担が過剰!?
日本は自家用自動車を購入したユーザーの負担が、他の先進諸国と比べて多すぎるという話があります。その証拠として、『一般社団法人 日本自動車工業会』が試算した面白いデータがありますのでご紹介しましょう。
前提となる、購入する自動車は上記と同じですが、この自動車を13年間使い続けたらいったいいくら税金を負担することになるだろうかというものです。
●新車税抜本体価格:180万円
●車両本体分の消費税:14万4,000円
●自動車取得税:4万8,600円
●自動車重量税:15万9,900円(うち初年度負担は3万6,900円)
●自動車税:51万3,500円(うち初年度負担は3万9,500円)
●揮発油税:63万1,800円(うち初年度負担は4万8,600円)
●地方揮発油税:6万7,600円(うち初年度負担は5,200円)
●燃料分の消費税:16万4,320円(うち初年度負担は1万2,640円)
●有料道路料金:38万900円(うち初年度負担は2万9,300円)
●自賠責保険代金:17万8,320円(うち初年度負担は3万9,120円)
●リサイクル料金:1万1,000円
ユーザーが自動車に入れるガソリンにも当然税金がかかっているわけで、それらも上記の計算には入っています。
合計しますと、
●税金負担合計は、229万9,940円(うち初年度負担は41万4,860円)!
にもなります。
本体価格180万円で、税金負担が約230万円。
もちろん13年使い続けたらの試算ですが、皆さん、この金額をどのように思われますでしょうか。
そこで! 現在自動車を買うと税金はどうなるのかについて、まとめてみました。
■本体価格180万円の自動車を買うと……
「自家用の普通自動車を新車で購入する」際の税金を計算してみましょう。話を簡単にするために「排気量1.5リットル」で「重量が1.5トン」「車体本体価格180万円」の自動車を買うという設定にします。
購入者にかかる税金は以下の項目です。
●消費税(現在8%)
●自動車取得税
●自動車重量税
●自動車税
必ず加入して負担しなければならない「自賠責保険」も、税金みたいなものですから、上記の4項目に「自賠責保険」を足したものが購入者にかかる負担ですね。
さて、現在はエコカーを購入する際には「自動車取得税」「自動車重量税」が減免される制度があります。が、まずはこれらの制度を利用できない自動車を購入するとして税金負担を計算してみると、以下のようになります。
●自動車税抜本体価格:180万円
(1)車両本体分の消費税:14万4,000円
(2)自動車取得税:4万8,600円
(3)自動車重量税:3万6,900円
(4)自動車税:3万9,500円
(5)自賠責保険代金(37カ月分):4万40円
(1)-(5)までの負担合計:30万9,040円
支払い合計は210万9,040円で、そのうち14.7%が税金などです。
●……自賠責保険代金は、筆者が実際に自動車販売店で見積もりをとってその価格を入れました。
■税金免除のエコカーを買うとこうなる!
では、排気量・重量はそのままで、「自動車取得税」「自動車重量税」が免除される最新のエコカーを購入するとどうなるでしょうか? エコカーはハイブリッド車などで、普通の自動車よりも高価なことが多いですよね。そこで、自動車税抜き本体価格を240万円として計算してみます。
●自動車税抜本体価格:240万円
(1)車両本体分の消費税:19万2,000円
(2)自動車取得税:0円
(3)自動車重量税:0円
(4)自動車税:2万9,600円
(5)自賠責保険代金(37カ月分):4万40円
(1)-(5)までの負担合計:26万1,640円
支払い合計は266万1,640円で、そのうち9.8%が税金などです。
免税措置を受けられるエコカーを購入すると、確かに税負担比率は軽くなっています。ただ、高価な買い物であることは変わらないかも……でございます。
■日本は自動車ユーザーの税負担が過剰!?
日本は自家用自動車を購入したユーザーの負担が、他の先進諸国と比べて多すぎるという話があります。その証拠として、『一般社団法人 日本自動車工業会』が試算した面白いデータがありますのでご紹介しましょう。
前提となる、購入する自動車は上記と同じですが、この自動車を13年間使い続けたらいったいいくら税金を負担することになるだろうかというものです。
●新車税抜本体価格:180万円
●車両本体分の消費税:14万4,000円
●自動車取得税:4万8,600円
●自動車重量税:15万9,900円(うち初年度負担は3万6,900円)
●自動車税:51万3,500円(うち初年度負担は3万9,500円)
●揮発油税:63万1,800円(うち初年度負担は4万8,600円)
●地方揮発油税:6万7,600円(うち初年度負担は5,200円)
●燃料分の消費税:16万4,320円(うち初年度負担は1万2,640円)
●有料道路料金:38万900円(うち初年度負担は2万9,300円)
●自賠責保険代金:17万8,320円(うち初年度負担は3万9,120円)
●リサイクル料金:1万1,000円
ユーザーが自動車に入れるガソリンにも当然税金がかかっているわけで、それらも上記の計算には入っています。
合計しますと、
●税金負担合計は、229万9,940円(うち初年度負担は41万4,860円)!
にもなります。
本体価格180万円で、税金負担が約230万円。
もちろん13年使い続けたらの試算ですが、皆さん、この金額をどのように思われますでしょうか。
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