【更新終了】凡庸な人の普通な暮らしの徒然

桜がほとんど散ってしまいました。

それと入れ替わるように「新緑」の葉が目立つようになってきました。

「新緑」の葉をまじかに見ると「新しい」ものとは何かを考えさせられます。

本日はこれ　「かわいい」は正義か？

前から気になっていた若い女性が用いることばとして

かわいいは正義

というのがあります。

これにはすごく違和感があります。

「かわいい」は正義なのか？

プラトンの「国家」は正義とは何か？から議論が始まっています。

この正義は少し行き過ぎて優生学的な論考になっています。

つまり特権的なものとしてとらえている感がわたしにはあります。

そうしますと、

「かわいい」はわたしだけに与えられた特権でありそれを表すことが正義だ

ということができます。

つまり他の人と比べて優生学的にわたしは「かわいい」と自覚していることになります。

もうひとつ

かわいいは正義なのであり、それ以外は正義ではないのでしょうか？

つまり

かわいくないのは不正なのでしょうか？

ことばが悪いですが

ブスは正義ではないのでしょうか？

そうではないないですよね。

ちなみに主語と述語を入れ替えてみますと

正義はかわいい

正義とはかわいいことである。

これも本当にそうでしょうか？

じつはこのことばによって「正義」とは何かを漠然としながらも人は意識しているのではないでしょうか？

「かわいい」と言われてうれしいのはいくつまでなんでしょうか？

２０代まででしょうね。しぐさがかわいいという、ものいいもできるのでおばあちゃんでもよいわけです。

しかし、実際に使用しているものからいってかわいいのその対象は容姿だけのようです。

いまはおばちゃんやおばあちゃんになっているけど

今からみてかつての姿は誰しも

「かわいい」のであって

皆、かわいいは正義だったということもできます。

このことばの使い方と意義付けはすごく興味深いです。

いろいろな解釈を加えることができます。

今、これを使用している子たちにいいたい

１０年度、２０年後、３０年後このことばを言ったときに思うことは何かと？

それぞれ違ってくるはずです。

まとめ
・正しいということの解釈はさまざまであることを思い知らされる