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BSプレミアム『名盤ドキュメント 佐野元春“ヴィジターズ” 〜NYからの衝撃作 30年目の告白〜』を見ました。

NHK-BSプレミアムで2014年9月21日(日)に放送された『名盤ドキュメント

佐野元春“ヴィジターズ”〜NYからの衝撃作 30年目の告白〜』見ました。

佐野元春さんのアルバム『VISITORS(ヴィジターズ)』のリリース30周年

を記念して作られたドキュメント番組です。

アルバム『VISITORS』の30周年、佐野元春さんは今年のFUJI ROCKで

このアルバムの再現ライブを行ったり、こういった番組の放送、10月29日

には30周年記念盤『VISITORS DELUXE EDITION』のリリースと

アルバム『VISITORS』に注目が集まっている気がします。


『VISITORS』は高校の頃に買って、よく聴いたアルバムの1枚で、

それまでのアルバムとは異質な感じがしたのはよく覚えています。

このアルバムは当時27歳の佐野元春さんが、最先端のヒップホップや

ニューウェーブ・ミュージックを大胆に取り入れて作り上げたアルバムで、

番組タイトルの通りの衝撃作だったわけですが、アルバム制作に関する細部

まで知ることができ、かなり興味深い内容が多かったです。


番組は佐野元春さんが1984年に発表したアルバム『VISITORS』の制作の

舞台裏を探るというドキュメントで、収録された8曲についてを佐野元春

さんを初め、ミュージシャンの伊藤銀次さん、作家の小川洋子さん、

ライムスターのラッパーの宇多丸さん、音楽評論家・吉成伸幸さん、

レコーディング・エンジニアのジョン・’トークス’・ポトカーさんらの

インタビューなどから構成されています。同作の誕生、佐野さんの1年間に

わたるNY滞在の決断などアルバムの舞台裏を探るといった内容です。


1983年5月、ニューヨークに滞在することを決めた佐野元春さんは

アメリカの法律や契約、音楽ビジネスのやり方を勉強。半年後くらいから

自身で選んだミュージシャン、エンジニアを集めライト・トラック・

スタジオ(現MSRスタジオ)で『VISITORS』のレコーディングが始まった

そうです。

曲ごとにエピソードが語られる中、興味深かったのは、マルチトラック・

テープを聴きながら解説するシーンが数曲ありました。

アンユージュアル(独特)な空気感を作りたかったという佐野さん、

その音楽的な仕掛けをアンユージュアルなサウンドとして紹介されて

いました。


アンユージュアル(独特)なサウンド

「コンプリケイション・シェイクダウン」
@1人でグループラップ
 グループでラップしているかのようなサウンドを作りたかった、と
 ヴォーカルをメイン、高音、低音と3つのトラックに録音されている。

Aデジタルとリアルの融合
 タム、スネア、バスドラムはヤマハのドラムマシンを使い、ハイハット・
 シンバルはドラマー、オマー・ハキムが叩く生音を使用することによって
 ノリが生まれる。

Bニューヨークの音
 明らかなギターソロは要らない、欲しいのはストリートのノイズ、と
 いうことで、ギタリスト、マーク・フリーラントが小型のTVを持ち込み、
 CMのノイズを録音。
 ニューヨークの混沌を詰め込んだ。
 このノイズは12インチシングルの「コンプリケイション・シェイクダウン」
 でミックスされているとか。

「カム・シャイニング」
Cマリンバはオリエンタルな響き!?
 オリエンタルな表現としてマリンバを使用するが、空間的な拡がりを
 出すため、シンセサイザーのマリンバに生音を重ねている。

 また、ドラムセクションに加えて、リズムが豊かに聴こえるようにと、
 バシリ・ジョンソン(パーカッショニスト)のウッドブロックを加えて
 いる。



音楽的な仕掛けって興味深いです。すぐにアルバム聴きなおしたい。

佐野元春「コンプリケイション・シェイクダウン」(LIVEフルバージョン)


佐野元春「カム・シャイニング」(LIVEフルバージョン)



マルチを聴いて佐野さんは

「懐かしい気持ちになるかなと思ったけど、なかった。

その音、その言葉、今でも生きている。

いつも思うことは、いつまでも古びず、普遍性が宿ってくれたらいいな、

感じてくれたらいいなと思う。」


また、アルバムについては

「言葉とビートのつなぎ目の無いゴキゲンでストロングな表現をしたい。

この街でヒップホップと出会った時に大きなヒントをもらった気がした。

アルバム『VISITORS』はヒップホップ・アルバムを作ろうなんて

思ったことは一度もない。やりたかったのはそれまでに無かった新しい表現

のある一級のロック・アルバムを作りたかった。」と語っていました。


他にも曲ごとのエピソードはおもしろく、見どころ満載です。再放送の

際には是非ご覧ください。



1984年5月、アルバムチャート1位を獲得した『VISITORS』。発売当時は

賛否が分かれましたが、早すぎたんですね。あれから30年、日本でも

ラップが広まった今、日本の音楽シーンに変革をもたらした歴史的名盤

として高く評価されているようです。

今聴いても古びない、色あせない、やっぱり名盤です。




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VISITORS DELUXE EDITION(仮題)【完全生産限定盤】 | Sony Music Shop
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30周年記念盤『VISITORS DELUXE EDITION』
2014年10月29日(水)発売
MHCL30263〜30266 9,000円(税抜)
完全生産限定盤ボックス・セット:
4DISC(3CD+1DVD)+写真集(100ページ予定)

DISC1(CD):『VISITORS』最新リマスター盤
1.コンプリケイション・シェイクダウン
2.トゥナイト
3.ワイルド・オン・ザ・ストリート
4.サンデー・モーニング・ブルー
5.ヴィジターズ
6.シェイム -君を汚したのは誰
7.カム・シャイニング
8.ニュー・エイジ

DISC2(CD):『VISITORS』7&12インチ集、リミックス&未発表曲
・コンプリケイション・シェイクダウン(Special Extended Club Mix)
・トゥナイト(Special Extended Club Mix)
・ワイルド・オン・ザ・ストリート(Special Extended Club Mix)
・ニュー・エイジ(Short Edit Version)
・カム・シャイニング(Short Edit Version)
・サンデー・モーニング・ブルー(Short Edit Version)ほか

DISC3(CD):ライブ盤
1985年5月28日・29日 品川プリンス・アイスアリーナのライブ音源

DISC4(DVD)
2014年NYドキュメンタリー、1985年ライブなど未発表映像含む映像作品
100ページ写真集:未発表写真含む1983〜1984年NYでの佐野元春を撮影した
写真集。岩岡吾郎撮影。




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