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はぴせ
元会社員の後期高齡者。自称平均的な日本人。札幌市出身、東京都在住。「心と体の健康維持・増進」を願い、求める極意は「自然体」で「頑張りすぎない程度に頑張って」日々を暮らすこと。
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2014年10月25日
A411・「がん検診無用論」を調べています(7)
(前回迄の目次)
1、がん検診とがんの早期発見・早期治療について
2、がん検診のデメリットについて
3、がん検診結果に基づく治療法について
4、「がん」とは?
(1)「がん」とは
(2)がん(ひらがな)と癌(漢字)、腫瘍、悪性新生物の違いとは?
(3)なぜ“がん”になるのか?

(今回)

5、高齢者の「病気との共生」について

前回までは「がん」に特定して検診と治療のメリット・デメリットを見てきました。
がんの予防、治療について、専門のお医者さんの間に随分違った見解があることを改めて知りました。
既成の概念を踏襲する保守多数派に対して、現状の矛盾を指摘し改革しようとする少数派の挑戦のようにも見えます。
一方、医学会、製薬会社、行政、病院経営などの利害がらみの要因が大きな影響を及ぼしているとの話には「さもありなん」といった気分にさせられます。

医療の世界でもまた「予防・治療で患者を救う」という本来の路線と、それにまつわる利権・名誉欲とがせめぎあっていることを感じさせられます。

当然のことながら、
治療を受けるか受けないか?
受けるならばどんな治療を受けるか?
は患者自身の問題であり、医者任せであってはいけないのだろうと思います。

いや!「医者任せ」も一つの選択肢であり、結果が「吉」と出ても「凶」と出ても、成り行きに任せる。というのも「あり」かもしれません。

どんな選択をしていても、とかく凡人は「凶」となった時には医師を恨み、病院をけなし、恨みつらみを他に向けようとします。

普段は分かったようなことを言っていても、イザの時には私もまたその一人になるかもしれません。
「専門知識のない者が、治療の要否やどんな治療を受けるかを選択することなど出来ない相談!」と先ずは思いますが、担当医師にとことん聞き、更に必要に応じて他の専門情報を求め、尋ねる努力と能力の有無で個人差が出るのだろうとも思います。

日頃から医療の動きに関心を持ち、アンテナを錆びつかせずにいると、有益な情報が積み重なっていくものだと心得ます。医療に限らず他の何事に於いても、誰もが経験する事のようです。

また、同じ症状であっても、患者が子供か、若者か、現役世代か、高齢者かで対処法の選択は異なってくるはずです。

後期高齢者である私は、
まずは「医者にかかって病を治す」という先入観を捨てて
「病気との共生」を当たり前と考える様に舵を切りたいと思っています。

今迄は「早期発見、早期治療」をモットーにしていました。
何かにマインドコントロールされていたのかもしれません。

「早期発見、早期治療」を全面否定するのではなく
「早期発見、早期治療」を選ぶか「病気との共生」を選ぶか、の意識を高めたいと思っています。日常の生活習慣に重点を置くようにしています。

本題の「がん」に戻ります。
「がん」に対しては、今迄は疑うことなく「早期発見、早期治療」と思っていましたが、今は、舵を切ったほうがよさそうだと感じています。

”A404・「ガン検診無用論」を調べています(1)”書き出しの一節です。

「ガンの早期発見・早期治療」は当然のことと、自分を含めて、日本人の多くは何の疑いもなく、こう信じていると思っていました。

ところが「さにあらず!」
    「早期発見・早期治療で寿命は延びない」
    「逆に害になることもある」
との声が近年高まり、賛同する専門家が少なくないようです


・「ガンの早期発見・早期治療」を当然と思う多くの日本人の常識はマインドコントロールされた妄念なのか?
・行政が進める「健康診断」「検診」は延命効果なし、時には有害!というのは、奇をてらう無責任発言なのか?
・もしこれらが妥当性を欠くものならば、「ガンの早期発見・早期治療」を説き、検診を進めている行政や医療団体は何故反論しないのか? 国民の無用な混乱を拭おうとしないのか?

こんなことを思いながら、「無用ないしは有害論」を調べています。


以降 ”「ガン検診無用論」を調べています”は(1)から(6)まで続いてきました。

自分が、或は身内が、この先、集団検診を受けるか、どうか
自分が、或は身内が、ガンと診断された時のいわゆるガンの三大治療(手術、抗がん剤、放射線)にどう対処するか?

自分なりに納得できるような結論を得ることは無理な相談かもしれないけれど、その時になってパニックにならない程度に、調べ、考えておきたい思っています。(続く)

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