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2020年02月29日
ワインの相乗効果
ヴェネトらしさ
Gガルガーネガ
このワインの名は葡萄品種由来。
葡萄品種で言えばソアヴェが最も有名。
青空のような白ワインだ。
特徴
美しい麦わら色、桃の香りと
柑橘系のやさしい香り。
やや甘みを感じるアタック。
しかしながら、キレのある味わい。
一般的に魚介類との相性を
言われる葡萄品種ではあるのだが
このワインに関しては、焼くだけの
簡単料理からクリーム系まで
幅広く相乗しそうだ。
相乗効果とは
「相乗」というのを解説しよう。
恋に喩えるとわかりやすい。
この話は、ニール・ドナルド・ウォルシュ君の受け売りなのだが
トム君とメアリーちゃんが恋に落ちたとする。
ふたりのあいだには「トマリー」という別人格が形成される。
それに向かってお互いが近付き始める。
トマリーに互いが到達した瞬間にスパークが起こる。
それこそが相乗のエネルギーなのである。
そのエネルギーとは、言い換えればオーガズム(快楽)である。
しかしながら、このワインが、幅広く相乗するからといって
ふしだらなワインというわけではないので
誤解の無いようにしていただきたい。
価格:1,144円 |
2020年02月28日
ワインの醍醐味はブラインドテイスティング
出会いは目隠し
友人のお店で「当ててみてください」と
出されたワイン。
推理
ロピカルでフルーティな香り。
しかもバナナの香りが強い。
もっと言えば子供歯磨きの
バナナ味の香りだ。
でも、ニューワールドのシャルドネ
とは全く違う味わい。
檸檬のニュアンスもある。
ソーヴィニオンブランか?
いや、それにしてはマイルドだ。
最初に口にした時には甘みが強かったのに
ふたくち目にはドライな印象だ。
「これってどこの国?」
「それは言えませんが、この葡萄品種でこの香りは
初めての経験です」
「なぬなぬ?えーいオーストラリアのソーヴィニオンだ!」
「ブブーッ!原産国日本、セパージュは甲州です」
「なぬーっ!しょっくーっ!」
ま、そんなやり取りであったのだが
ワインの醍醐味はブラインドテイスティングなのだ。
まだまだ研鑽不足なのである。
マリアージュ
味噌を使ったお料理やすだちを搾った魚料理などなど
和食全般に相性が良さそうだ。
古代甲州 白 720ml【ヴィンテージは順次変更となります】 価格:1,691円 |
2020年02月27日
マリアージュの基本
アントル・ドゥ・メール
シャトー・ムーラン・ド・ローネイ
ボルドーのアントル・ドゥ・メールからの
辛口さっぱり系の白ワインなのです。
アントル・ドゥ・メールってのは
ガロンヌ河とドルドーニュ河に挟まれた
三角州の地帯を指すのですが直訳は
ふたつの海の間。
ジルベールエガイヤール2018金賞受賞 シャトー ムーラン ド ローネイ [2017] ( 白ワイン ) 価格:1,485円 |
特徴
葡萄品種はソーヴィニヨン・ブラン。
色あいはとても薄くて水のようです。
ところが香りの素晴らしい事!
蜂蜜のような甘い香りと柑橘系の特に檸檬の香り。
味わいは、とにかくスッキリしています。
清涼感に満ちていてあと味にレモンっぽいニュアンスが残ります。
マリアージュの基本
焼き魚にレモンを搾ったものや魚介類全体との相性抜群。
簡単なマリアージュの基本ですが
レモンを搾りたくなるようなものには
柑橘系の香りや味わいを持ったワインによく合うんです。
ぜひ試して欲しい。アントル・ドゥ・メールは
ボルドーだけど、とってもお値打ちだから
本当に気軽に焼き魚と味わって欲しい。
私なら焼き上がりにちょっとワインを振るけどね。
そうするともっと相乗効果が上がります。
2020年02月26日
地域で超お値打ちになるんだ
2020年02月25日
クリュブルジョワ
気軽なボルドー
メドックの赤ワインです。
Ch.サン・イレール・キュヴェ・プレスティージュ
2003年にクリュ・ブルジョワに認定された。
メルローは50%ですが、メルローな味わい。
フルボディの表示がありますが
ミディアムのやや重めと思って良いでしょう。
タンニンも抑え目で、バランスは素晴らしい。
もう少し安かったら、じゃぶじゃぶ
飲めちゃうワインだね。
お料理を美味しくする脇役に徹すると
実力以上のものを発揮するワインです。
クリュブルジョワとは
1855年のメドック格付の1つ下のカテゴリー。
1932年に命名されたが政府が認めたのは2003年。
243シャトーある。
メドック・ル・コント・ド・ソブレイヤ 2017年 シャトー・サン・イレール 750ml (フランス ボルドー メドック 赤ワイン) 価格:1,848円 |
2020年02月24日
驚くべき黄色、飲んでおきたいボルドー
ペサック・レオニャンの逸品!
シャトー・ラトゥールマルティヤック・ブラン
こんな黄色の鮮やかなワインは初めて。
栄養ドリンク並みのイエロー。
ソーヴィニヨンブラン60% セミヨン40%。
馥郁とした香りと濃厚な果実味。
色合いや薫りからは想像できない辛口。
ややお高いが飲んでおきたいワインだ。
シャトー・ラトゥール・マルティヤック・ブラン 2015 ペサック・レオニャン 価格:7,040円 |
2020年02月23日
ロゼワインのマリアージュは無限
ブルゴーニュのロゼ
ブルゴーニュのコート・ドール(黄金の丘)で
産される珍しいロゼワイン。
シャンパーニュだとロゼっていきなり
評価も値段も上がるのにロゼの
スティルワイン(普通のワイン)の
評価が上がらないのはどうしてなのか。
特徴
このワインの特徴は・・・・
ちょっと乱暴な言い方をしちゃえば
「渋みのないブルゴーニュの赤」
タンニンはほとんどないのですが
ピノ・ノワールの特徴がとっても良く出ていて
さくらんぼや梅の香りは健在です。
すっきりとドライな飲み口で余韻もしっかりとあります。
マリアージュ
日本料理のお店でも重宝されそうな味わい。
繊細なお料理に最も威力を発揮しそう。
あとから湧き出るような甘みは「ほんのり」で
その加減が絶妙なんです。
フィリップ・ロベール マルサネ・ロゼ [2018]750ml 価格:3,344円 |
2020年02月22日
ドイツのワイン
ドイツの辛口ワイン
ドイツでも辛口のワインしか造らない地域があります。
バーデン地方とフランケン地方。
ボックス・ボイテル
フランケンのワインはボトルの形がボックス・ボイテルという
特徴ある丸型平瓶に詰められていて、ひと目でわかります。
フランケンで栽培される葡萄品種は、ミュラートゥルガウと
シルヴァーナで75%を占めています。
ノルトハイマー フェーゲライン シルヴァーナー クーベーアー トロッケン / ヴァルデマー ブラウン 750ml 白 辛口 ドイツ フランケン 価格:1,750円 |
メロウなフランケン地方のワインを紹介します。
ノルトハイマー フェーゲライン シルヴァーナー トロッケン
香りはミネラルっぽく、ゆりの花のような香り。
蜜のような香りもあるので、口に含んだ瞬間
甘いイメージがありますが、喉を通り過ぎると
ドライな印象に早変わりします。
程よい酸が引き締めてくれるからです。
Trockenという表示があったら、それは辛口。
覚えておいてください。
マリアージュ
浅利のワイン蒸しや、お魚のシンプルなお料理とあわせると
味わいを引き締め、そして引き立ててくれます。おいしいよ!
ドイツに行ってみた
2003年にドイツを体感した。
ラインの川辺の急激な斜面に美しく並ぶ
葡萄の樹は、とても印象的。
「ドイツ人の飲むビールはぬるい」と聞いてたけど
どこで飲んでもキンキンに冷えてておいしかった。
日本で飲む安価なドイツワインは概ねやや甘口だが
レストランでデキャンタワインをオーダーしたら
辛口ワインが出てきた。行ってみないと
わかんない事はたくさんあるぞ。
2020年02月21日
比較的新しいブルゴーニュ白
シャルドネ好きならお気軽に
仏・ブルゴーニュのヴィレ・クレッセ。
1999年にマコンのなかからAOCになった。
お値段はとてもリーズナブルなのですが
なかなかどうしてイケるんです。
美しく黄金色に輝くこのワインはまず
ミネラルの香りそして白いお花の香りがたちこめる。
ぐるりとまわすと蜜の香りとほのかにパイナップルや白桃。
シャルドネ好きなら飲んでみて欲しい。
口に含むとすっきりとした味わい。
きりりとした酸味。やや長めの余韻。
ブルゴーニュならではのエレガントな1本です。
価格:2,630円 |
マリアージュ
何も考えずに普段の日本の食卓にも充分フィットします。
帆立のお料理やお魚の塩焼き。クリームを使った料理に最適。
2020年02月20日
山羊のチーズに合うワイン
フランスのド真ん中
フランスの中部。古城が多く残っている
ロワール地方は「フランスの庭園」と呼ばれ
豊かな土壌と穏やかな気候。
フランス最長の1000kmにも及ぶ
ロワール河の河口から上流へ400kmの間に
ナント地区、アンジュー&ソーミュール地区
トゥーレーヌ地区、中央フランス地区の
4つのワイン産地があります。
シノンはど真ん中の中のど真ん中
シノンは、カベルネ・フランという葡萄品種のみから
造られる赤ワイン。ピーマンの香りが特徴。
シノン シレーヌ [2015] シャルル・ジョゲ <赤> <ワイン/ロワール> 価格:2,519円 |
現場を見てくるといい
ロワールに1週間行った事があるのですがトゥーレーヌから
シノンまでフランしか栽培していなくて
来る日も来る日もフランばかり。
メネトゥー・サロンでのピノ・ノワールの美味しかった事!
その時は飽き飽きするほど飲んだので、フランだけは
ブラインドでも絶対はずさない自信があります。
このシノン。色調はやや薄めですが美しいルビーの輝き。
少し茎っぽい香りやピーマンの香り。おお!懐かしい!
口に含むと、イチゴキャンディのような爽やかな酸味と
優しいタンニンが心地良く広がります。
マリアージュ
そうそう、ロワールでは毎日このフランと共に
名物のシェーブルが出てきました。昼も夜もね・・・・
この味でシェーブルが欲しくなるのは条件反射なのかな。
でもでも、気軽な日本の食卓にもピッタリ!