葡萄畑でマリアージュ

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初夏に飲むのならロゼだろう。
ロゼに決まっている。
フランスのロワール地方の
ロゼ・ダンンジュ。
こいつが良い。
ほんのりと甘みを残した味わいは
日本の食卓にピッタリだ。
ダンジュといえば市川團十郎を
連想する方も多いとは思うが
歌舞伎とは関係なく、つまり
ロゼ・ド・アンジュであり
アンジュでつくられたロゼの意だ。

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さて、海老蔵さん團十郎襲名おめでとうであり
海老といえばピンクであり
やっぱりロゼに帰結する。
三段論法である。
海老料理とともに
ロゼ・ダンジュで乾杯したいものである。

彼がテレビに映るたびに
「あ、目の充血治ったのね」と
いつまででも思ってしまうのは私だけだろうか。



ほんのり甘口のロゼ。
よく冷やしてたのしみたい。

ひさしぶりに美味なミュスカデに出会ったのである。
フランスワインの中でも安価であるがゆえ
どことなく敬遠しがちなワインだが、こいつはうまい。
ミュスカデならではの清涼感はしっかりとありつつ
味わいも深みもある、そしてミネラル感はやや控えめだ。

今の季節なら浅利と味わうのが正しい。
これからならスズキ、せいご、マダカが良い。
あ、いっしょか。でもすべてOK。
魚介類ならほとんど、どんな料理にも合う。
冬なら牡蠣にも最高。
生でも鍋でもクリームでも。

ガーリックシュリンプにも良い。
うん、いいね。
カジュアルに食す魚介類には最高のワイン。
風に吹かれつつハワイの屋台で飲みたい。

フランス、ロワール川の河口近くの
なんと、ナント市が産地。
葡萄品種はミュスカデ。(ムロン・ド・ブルゴーニュ)
ドライな飲み口が特徴。

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ルイィというのはさほど有名ではないが
ロワールのワインである。
サンセールの西隣になるのだがサンセールほどは
力強いワインができない。よってフランスから
日本までの船旅のあいだに劣化してしまうので
なかなかお目にかかれないが現地ではたいそううまい。

サンセールと葡萄品種はおなじ。
白はソーヴィニヨンブラン100%
赤はピノノワール100%。
サンセールのお隣にはプーイィ・フュメ・バロンドLという
偉大なワインがあるけどルイィにはスーパースターが居ない。

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そのなかでも優秀な生産者はいる。
ルイィ　クロード・ラフォン
こいつはいい。
見た目にもお洒落だし、味わいは
シャープでキレのあるSBの特徴を
余すことなく表現できている。
ミネラル感に溢れ、檸檬のフレーバーを感じつつも
ほどよい酸と、驚くほどの余韻の長さ。
ピノノワールもブルゴーニュよりも安価。

現場に行ってみるとロワールの東端であるサンセールの
すぐ東隣がシャブリ地区だということにびっくりする。
ルイィもサンセールもメヌトゥー・サロンも畑に行くと
たくさんの貝殻を含んだ石をたくさん見かける。
山の上なのに、大昔は海の底だったんだよね。

シャンパーニュ以外のロゼはどうしてそんなに
ないがしろにされているのだろうと考える。
見た目も華やかだし、日本の食卓にはピッタリだ。
松花堂弁当にロゼワインなんてのもバッチリ。


フランスのロワール地方。
アンジュというところがあります。
ここは、とってもおいしいロゼワインで有名。
ほんのり甘くフルーティな飲み口が特徴です。
色もとっても華やかでお花見にも最適。
ロゼダンジュもしくはカベルネダンジュとご用命下さい。
きっと素敵なお花見が楽しめます。

お料理も、日本の普段の食卓にもフィットしますから
お弁当にもお寿司にもよ〜く合いますよ！
Anjou とSushi を〜！
ワイングラスを持ってお花見に出掛ける「粋」をお愉しみくだされ！

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フランスの中部。古城が多く残っている
ロワール地方は「フランスの庭園」と呼ばれ
豊かな土壌と穏やかな気候。
フランス最長の1000ｋｍにも及ぶ
ロワール河の河口から上流へ400ｋｍの間に
ナント地区、アンジュー＆ソーミュール地区
トゥーレーヌ地区、中央フランス地区の
4つのワイン産地があります。


シノンは、カベルネ・フランという葡萄品種のみから
造られる赤ワイン。ピーマンの香りが特徴。

シノン　シレーヌ　[2015]　シャルル・ジョゲ　＜赤＞　＜ワイン／ロワール＞ 価格:2,519円 (2020/4/10 12:48時点) 感想(0件)

ロワールに１週間行った事があるのですがトゥーレーヌから
シノンまでフランしか栽培していなくて
来る日も来る日もフランばかり。
メネトゥー・サロンでのピノ･ノワールの美味しかった事！
その時は飽き飽きするほど飲んだので、フランだけは
ブラインドでも絶対はずさない自信があります。

このシノン。色調はやや薄めですが美しいルビーの輝き。
少し茎っぽい香りやピーマンの香り。おお！懐かしい！
口に含むと、イチゴキャンディのような爽やかな酸味と
優しいタンニンが心地良く広がります。

そうそう、ロワールでは毎日このフランと共に
名物のシェーブルが出てきました。昼も夜もね・・・・
この味でシェーブルが欲しくなるのは条件反射なのかな。
でもでも、気軽な日本の食卓にもピッタリ！

サンセール ジャディス
　HENRI BOURGEOIS
特別なロワールワインである。
通常のサンセールとは別物だ。
サンセールと海の幸のサラダという
鉄壁のマリアージュが有名なのだが
このサンセールは、味わいが複雑すぎて
サラダなんかと合わせちゃいけない。
しいて言うならシェーブルを散りばめた
濃い味わいのサラダなら相乗するだろう。
ロワールではサラダの中央にクレープで
茶巾包みにしたシェーブルをグチョグチョにして
食べたが、美味しかった。メネトゥーサロンのあたりの
一軒家のレストランだったが名前は忘れた。
メネトゥーサロンのピノ・ノワールにはとてもよく
相乗したのを覚えているが、このワインにもピッタリだ。

濃厚な味わいで色も濃い。
この３本の指がすっと入ってしまうボトル。
シャンパーニュよりも深いのである。

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