2016年07月17日
【ANGEL VOICE】マンガ 感想&あらすじ 少女の歌声が不良少年たちを1つにまとめた感動のサッカー漫画
週刊少年チャンピオン。2007年21号から2014年42号まで連載。既刊40巻
著者:古谷野孝雄
他作品:GO ANd GO
千葉県内でもその名を知られたサッカー部を持つ市立蘭山高校。しかし、決してサッカーで有名になったのではなく、現在サッカー部は不良の溜まり場と化し、喧嘩が強いことで「県内最強軍団」と称され恐れられていた。
そんなサッカー部を立て直すためにスカウトされた黒木は、中学で「最強」と呼ばれていた4人の生徒に目を付け、彼らへの接触を始めることに。その最中、4人の内の1人・成田信吾が退学の危機に陥り、それを回避するために黒木は退学・停学制度の廃止を訴え、条件付きながら了承を得ることに成功する。「県大会でベスト4に入ること」を条件にされ、しかも果たされなかった場合、サッカー部は廃部させられることに・・・。
・成田信吾
サッカーではそんなに目立たないけど一応主人公。FW。蘭山高校1年生。お調子者で喧嘩っ早い性格だが、正義感の強い若者。身体能力が非常に高く、足の速さと跳躍力は特に秀でています。彼が一番活躍してるのは表紙ですね。
・黒木鉄雄
サッカー部監督。かつて代表候補にも選出された有力選手でしたが、膝を怪我したことで指導者に転身。サッカーを楽しみながら強くなることを何より大切にしています。
・その他
サッカーの実力者でMFを務める主人公よりも主人公っぽい乾清春。
最強の4人の中では温厚で落ち着いた性格のGKを務める所沢均。
シンゴとは犬猿の仲で、意外と母親思いなMF・尾上輝久。
強靭なメンタルの持ち主で、サッカー部をまとめるキャプテン・百瀬宏一。
サッカー部マネージャーの高畑麻衣。←作中最重要人物。
青春サッカー漫画。高校で不良として名を馳せていた少年たちがサッカーに打ち込み、目標に向けて様々な困難を乗り越えながら少しずつ成長していく姿を描いた物語です。
個人的には名作だと思ってます。あの週間少年チャンピオンで40巻出したってだけでも評価されていいのではないかと。この作品は、ある1人の少女のためにサッカー部が起こす奇跡の物語ですが、奇跡を起こしたのはその少女でもありますね。猛烈に泣かされてしまいました。思い出すだけでもウルっときますね。
一応自分も経験者なのでサッカー描写は特に注視して読んでましたが、練習や試合はリアリティある描き方で個人的には好印象。才能がいきなり開花したり、ありえない必殺技を身に着けて強くなるようなタイプのスポーツ漫画ではありません。始動して間もないチームが怒涛の勢いで勝ち進むこともなく、敗北を繰り返しながら少しずつ強くなっていく様子を丁寧に描いていました。主人公チームで監督を務めている黒木の指導を見てると、この作者さんがサッカーのことをよく学ばれていることが伺えます。初心者が上手くなるためにまず必要な「観察」することは、スポーツ全般に通じるものがありますね。
緻密に練られたストーリー展開には脱帽。この伏線回収は見事の一言です。自分はリアルタイムで読んでたわけではありませんが、1巻の冒頭からというより、1巻の表紙からすでに伏線だったので、数年かけての伏線回収。事前にしっかりとした構想がなければ出来ることではありませんし、作者も連載初めてから7年間ぶれることなく描き切ったんでしょうね。
一応成田という主人公はいるんですが、選手・監督・マネージャー含めた市蘭高校サッカー部自体が主役といってもいいと思います。それぞれしっかりキャラが立っていて、1人1人にスポットを当てながら葛藤や苦労、そして成長を丁寧に描かれています。このキャラデザを見てるとなんかスラムダンクを思い出します。
絶賛おすすめしたい作品なんですけど感想や説明が書き辛くてちょっと困りました。この作品における一番のキーになることを語るわけにはいかないので。
主人公があまり目立たないという残念な部分はありますが、涙なしには読めない感動の作品になってます。しっかり練られたストーリー、魅力的なキャラクター、迫力のある絵、どの要素も素晴らしかったです。新鮮味はあまりありませんが、自信を持っておすすめできる作品ですので、よければ読んでみてください。
【漫画全巻ドットコム】ANGEL VOICE エンジェルボイス (1-40巻 全巻) 紙版・電子版あり
著者:古谷野孝雄
他作品:GO ANd GO
あらすじ・概要
千葉県内でもその名を知られたサッカー部を持つ市立蘭山高校。しかし、決してサッカーで有名になったのではなく、現在サッカー部は不良の溜まり場と化し、喧嘩が強いことで「県内最強軍団」と称され恐れられていた。
そんなサッカー部を立て直すためにスカウトされた黒木は、中学で「最強」と呼ばれていた4人の生徒に目を付け、彼らへの接触を始めることに。その最中、4人の内の1人・成田信吾が退学の危機に陥り、それを回避するために黒木は退学・停学制度の廃止を訴え、条件付きながら了承を得ることに成功する。「県大会でベスト4に入ること」を条件にされ、しかも果たされなかった場合、サッカー部は廃部させられることに・・・。
主要登場人物
・成田信吾
サッカーではそんなに目立たないけど一応主人公。FW。蘭山高校1年生。お調子者で喧嘩っ早い性格だが、正義感の強い若者。身体能力が非常に高く、足の速さと跳躍力は特に秀でています。彼が一番活躍してるのは表紙ですね。
・黒木鉄雄
サッカー部監督。かつて代表候補にも選出された有力選手でしたが、膝を怪我したことで指導者に転身。サッカーを楽しみながら強くなることを何より大切にしています。
・その他
サッカーの実力者でMFを務める主人公よりも主人公っぽい乾清春。
最強の4人の中では温厚で落ち着いた性格のGKを務める所沢均。
シンゴとは犬猿の仲で、意外と母親思いなMF・尾上輝久。
強靭なメンタルの持ち主で、サッカー部をまとめるキャプテン・百瀬宏一。
サッカー部マネージャーの高畑麻衣。←作中最重要人物。
感想
青春サッカー漫画。高校で不良として名を馳せていた少年たちがサッカーに打ち込み、目標に向けて様々な困難を乗り越えながら少しずつ成長していく姿を描いた物語です。
個人的には名作だと思ってます。あの週間少年チャンピオンで40巻出したってだけでも評価されていいのではないかと。この作品は、ある1人の少女のためにサッカー部が起こす奇跡の物語ですが、奇跡を起こしたのはその少女でもありますね。猛烈に泣かされてしまいました。思い出すだけでもウルっときますね。
一応自分も経験者なのでサッカー描写は特に注視して読んでましたが、練習や試合はリアリティある描き方で個人的には好印象。才能がいきなり開花したり、ありえない必殺技を身に着けて強くなるようなタイプのスポーツ漫画ではありません。始動して間もないチームが怒涛の勢いで勝ち進むこともなく、敗北を繰り返しながら少しずつ強くなっていく様子を丁寧に描いていました。主人公チームで監督を務めている黒木の指導を見てると、この作者さんがサッカーのことをよく学ばれていることが伺えます。初心者が上手くなるためにまず必要な「観察」することは、スポーツ全般に通じるものがありますね。
緻密に練られたストーリー展開には脱帽。この伏線回収は見事の一言です。自分はリアルタイムで読んでたわけではありませんが、1巻の冒頭からというより、1巻の表紙からすでに伏線だったので、数年かけての伏線回収。事前にしっかりとした構想がなければ出来ることではありませんし、作者も連載初めてから7年間ぶれることなく描き切ったんでしょうね。
一応成田という主人公はいるんですが、選手・監督・マネージャー含めた市蘭高校サッカー部自体が主役といってもいいと思います。それぞれしっかりキャラが立っていて、1人1人にスポットを当てながら葛藤や苦労、そして成長を丁寧に描かれています。このキャラデザを見てるとなんかスラムダンクを思い出します。
絶賛おすすめしたい作品なんですけど感想や説明が書き辛くてちょっと困りました。この作品における一番のキーになることを語るわけにはいかないので。
主人公があまり目立たないという残念な部分はありますが、涙なしには読めない感動の作品になってます。しっかり練られたストーリー、魅力的なキャラクター、迫力のある絵、どの要素も素晴らしかったです。新鮮味はあまりありませんが、自信を持っておすすめできる作品ですので、よければ読んでみてください。
|
【漫画全巻ドットコム】ANGEL VOICE エンジェルボイス (1-40巻 全巻) 紙版・電子版あり
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/5256165
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック