2018年02月16日
漫画『恋せよキモノ乙女』1巻の感想とあらすじ 着物大好きなOL女性とメガネ男性が織り成すピュアな恋の物語
『恋せよキモノ乙女』1巻の感想。
恋せよキモノ乙女
著者:山崎 零
掲載:月刊コミック@バンチ
1巻発売日:2018年1月9日
大阪で会社の受付嬢をしている野々村もも(ののむら もも)。亡くなった祖母に懐いていた彼女にとって、おばあちゃんが遺してくれた箪笥を宝物。その中にしまわれている物は色とりどりの「着物」や「帯」であり、仕事が休みの日には、受け継いだ着物でお出かけすることを楽しみにしていた。
木蓮のつぼみが開き始めた3月のある日のこと。春の季節に合わせた着物を着て、京都の老舗喫茶店「六曜社」に出掛けると、そこで一人静かに読書をしていた男性と出会う。彼の素敵な佇まいと、さりげない親切に胸を高鳴らせ、「また会えたらいいなぁ」と秘かに想うのだった。
すると、出掛け先の図書館で偶然”喫茶店の君”を見かけたもも。さらに後日、職場でまさかの再会を果たしたのだが・・・。
祖母から受け継いだ着物を楽しんでコーディネートして、休日に着物姿で関西のあちこちへお出掛けする乙女の、ピュアな恋を描いた物語。
キモノ乙女のピュアの恋模様にトキメク、関西おでかけ漫画。帯での謳い文句は「キモノ着て、恋しよう。」。月刊漫画雑誌「月刊コミック@バンチ」の2017年7月号にて連載開始。
作者はn日本画の作家活動もされている漫画家・山崎零(やまざき ぜろ)先生。監修は着物スタイリストのコバヤシクミさんが担当。
代表的な日本文化といえば、「着物」を連想する人が多いと思います。ただ、現代では馴染みある人となると、何かしらの伝統文化に携わっている人ぐらいで、いまでは日本人であってもちょっとハードルの高いモノになってます。
ただ、自分が日本人だからというのもあるかもしれませんが、着物を着てる女性を見かけると、「綺麗だなぁ」とついつい目で追ってしまいます。着慣れてる人の立ち姿や所作が美しいのはもちろんのこと、着慣れていない人のぎこちない様子も、あれはあれで可愛いなと思ったり。
漫画に登場する着物キャラクターも素敵。『ちはやふる』での袴姿とかイイですよね。あと最近では『おもたせしました。』という着物女性が主人公の作品もあります。
で、本日紹介させていただく『恋せよキモノ乙女』も、タイトルの通り着物好きの女性が主人公の漫画でして、とっても可愛くて素敵な話になってます。
季節に合わせた着物を着てお出掛けする事が趣味の女性が、行く先々の名所で四季折々の情景を楽しむ姿を描くと同時に、一目惚れした素敵な男性とのピュアな恋模様が綴られていくお話。
「着物女子」をテーマにしてる漫画。
「着物」と「黒髪乙女」と「恋」と「旅」といったように、見所の多さが特徴です。
主人公は大阪在住の女性・野々村もも(ののむら もも)。父、母、姉、そして愛猫のネロと一緒に暮らしています。表紙の印象だと中高生ぐらいに見えますけど、これでも会社の受付嬢として働いているれっきとした社会人です。
亡くなった祖母の影響で着物が大好きになり、休日には受け継いだ大切な着物でお洒落して、お出掛けすることが何よりの楽しみ。
そんなももが、春に合わせた着物をチョイスし、こなれた様子で着付けを済ませ、お目当てのドーナツと珈琲を求め、京都の老舗喫茶店「六曜社」へお出掛け。そこで待っていたのは素敵な出会い。
伏し目の瞳に泣きぼくろが特徴のメガネ男性を見掛け、本を読む姿に「めっちゃ 素敵・・・!」と一目惚れ。彼のさりげない親切を受け、可愛らしく顔を真っ赤に染めるももは、「また会えたらいいなぁ」と想いを募らせるのでした。後日、その“喫茶店の君”である椎名透也(しいな とおや)と職場で再会することに。果たして、この2人の恋模様はどうなることか。
2人の恋が見所であることは言うまでもなく、この作品は「お出かけ漫画」でもありますので、ももが関西に実在する名所を旅する様子も魅力のひとつであります。
京都の老舗喫茶店「六曜社」から始まり、大阪の「中之島図書館」、琵琶湖湖畔の「白髭神社」、兵庫県三ノ宮の中華料理店「天一軒」などなど、レトロで趣ある雰囲気に浸れるのもグッド。
彼女が着ている着物や小物はTPOを考えたコーディネートなので、四季折々の情景を背景にすると、より着物姿が素敵に見えます。普段のOL姿とのギャップもあって魅力は倍増。
着物スタイリストのコバヤシクミさんによる丁寧な着物解説もあり、楽しみ方も語られているので、物語と併せてこちらも必見です。
といったところで、キモノ大好きな乙女の、関西のあちこちへお出かけする様子と、彼女の可愛らしい恋を描いた漫画『恋せよキモノ乙女』1巻の紹介でした。
着物への愛が強く伝わってくる作品でした。色とりどりの着物や帯に加え、羽織やストール、バックに日傘、半襟や帯締めにも気遣っていて、その着こなしのひとつひとつにテーマやストーリーを感じられたのも良かったです。ももの着物姿だけではなく、着付け描写も丁寧に描かれていたのはポイント高いのではないかと
作者先生が日本画にも精通してる方ともあって、絵には美しさと共に温もりも感じられ、繊細なタッチで描かれる絵はこの作品の雰囲気にもマッチしていたと思います。
そして何より、ヒロインである着物乙女・ももがとっても可愛い。着物のコーデを考えてるとき、着付けをしてるとき、思った通りの着こなしが出来たとき、着物姿で散策してるとき、どこからも彼女のウキウキがよく伝わってきて、見てるこちらも楽しくなってきます。
普段は少し幼く見える彼女が、着物に袖を通すと印象は一変。上品さと大人びた雰囲気を醸し出す魅力的な女性へと変貌を遂げます。
ももと喫茶店の君との恋がこれからどう進展していくのか、やっぱりそこが気になるところ。ここまでピュアな恋模様はなかなかお目に掛かれないので、是非読んでみて欲しいです。それから、彼女が可愛がってる猫のネロもメチャクチャ可愛いかったです。
【eBookJapan】 恋せよキモノ乙女
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恋せよキモノ乙女
著者:山崎 零
掲載:月刊コミック@バンチ
1巻発売日:2018年1月9日
あらすじ・概要
大阪で会社の受付嬢をしている野々村もも(ののむら もも)。亡くなった祖母に懐いていた彼女にとって、おばあちゃんが遺してくれた箪笥を宝物。その中にしまわれている物は色とりどりの「着物」や「帯」であり、仕事が休みの日には、受け継いだ着物でお出かけすることを楽しみにしていた。
木蓮のつぼみが開き始めた3月のある日のこと。春の季節に合わせた着物を着て、京都の老舗喫茶店「六曜社」に出掛けると、そこで一人静かに読書をしていた男性と出会う。彼の素敵な佇まいと、さりげない親切に胸を高鳴らせ、「また会えたらいいなぁ」と秘かに想うのだった。
すると、出掛け先の図書館で偶然”喫茶店の君”を見かけたもも。さらに後日、職場でまさかの再会を果たしたのだが・・・。
祖母から受け継いだ着物を楽しんでコーディネートして、休日に着物姿で関西のあちこちへお出掛けする乙女の、ピュアな恋を描いた物語。
キモノ乙女のピュアの恋模様にトキメク、関西おでかけ漫画。帯での謳い文句は「キモノ着て、恋しよう。」。月刊漫画雑誌「月刊コミック@バンチ」の2017年7月号にて連載開始。
作者はn日本画の作家活動もされている漫画家・山崎零(やまざき ぜろ)先生。監修は着物スタイリストのコバヤシクミさんが担当。
紹介・感想
代表的な日本文化といえば、「着物」を連想する人が多いと思います。ただ、現代では馴染みある人となると、何かしらの伝統文化に携わっている人ぐらいで、いまでは日本人であってもちょっとハードルの高いモノになってます。
ただ、自分が日本人だからというのもあるかもしれませんが、着物を着てる女性を見かけると、「綺麗だなぁ」とついつい目で追ってしまいます。着慣れてる人の立ち姿や所作が美しいのはもちろんのこと、着慣れていない人のぎこちない様子も、あれはあれで可愛いなと思ったり。
漫画に登場する着物キャラクターも素敵。『ちはやふる』での袴姿とかイイですよね。あと最近では『おもたせしました。』という着物女性が主人公の作品もあります。
で、本日紹介させていただく『恋せよキモノ乙女』も、タイトルの通り着物好きの女性が主人公の漫画でして、とっても可愛くて素敵な話になってます。
季節に合わせた着物を着てお出掛けする事が趣味の女性が、行く先々の名所で四季折々の情景を楽しむ姿を描くと同時に、一目惚れした素敵な男性とのピュアな恋模様が綴られていくお話。
「着物女子」をテーマにしてる漫画。
「着物」と「黒髪乙女」と「恋」と「旅」といったように、見所の多さが特徴です。
主人公は大阪在住の女性・野々村もも(ののむら もも)。父、母、姉、そして愛猫のネロと一緒に暮らしています。表紙の印象だと中高生ぐらいに見えますけど、これでも会社の受付嬢として働いているれっきとした社会人です。
亡くなった祖母の影響で着物が大好きになり、休日には受け継いだ大切な着物でお洒落して、お出掛けすることが何よりの楽しみ。
そんなももが、春に合わせた着物をチョイスし、こなれた様子で着付けを済ませ、お目当てのドーナツと珈琲を求め、京都の老舗喫茶店「六曜社」へお出掛け。そこで待っていたのは素敵な出会い。
伏し目の瞳に泣きぼくろが特徴のメガネ男性を見掛け、本を読む姿に「めっちゃ 素敵・・・!」と一目惚れ。彼のさりげない親切を受け、可愛らしく顔を真っ赤に染めるももは、「また会えたらいいなぁ」と想いを募らせるのでした。後日、その“喫茶店の君”である椎名透也(しいな とおや)と職場で再会することに。果たして、この2人の恋模様はどうなることか。
2人の恋が見所であることは言うまでもなく、この作品は「お出かけ漫画」でもありますので、ももが関西に実在する名所を旅する様子も魅力のひとつであります。
京都の老舗喫茶店「六曜社」から始まり、大阪の「中之島図書館」、琵琶湖湖畔の「白髭神社」、兵庫県三ノ宮の中華料理店「天一軒」などなど、レトロで趣ある雰囲気に浸れるのもグッド。
彼女が着ている着物や小物はTPOを考えたコーディネートなので、四季折々の情景を背景にすると、より着物姿が素敵に見えます。普段のOL姿とのギャップもあって魅力は倍増。
着物スタイリストのコバヤシクミさんによる丁寧な着物解説もあり、楽しみ方も語られているので、物語と併せてこちらも必見です。
締めにだらっと
といったところで、キモノ大好きな乙女の、関西のあちこちへお出かけする様子と、彼女の可愛らしい恋を描いた漫画『恋せよキモノ乙女』1巻の紹介でした。
着物への愛が強く伝わってくる作品でした。色とりどりの着物や帯に加え、羽織やストール、バックに日傘、半襟や帯締めにも気遣っていて、その着こなしのひとつひとつにテーマやストーリーを感じられたのも良かったです。ももの着物姿だけではなく、着付け描写も丁寧に描かれていたのはポイント高いのではないかと
作者先生が日本画にも精通してる方ともあって、絵には美しさと共に温もりも感じられ、繊細なタッチで描かれる絵はこの作品の雰囲気にもマッチしていたと思います。
そして何より、ヒロインである着物乙女・ももがとっても可愛い。着物のコーデを考えてるとき、着付けをしてるとき、思った通りの着こなしが出来たとき、着物姿で散策してるとき、どこからも彼女のウキウキがよく伝わってきて、見てるこちらも楽しくなってきます。
普段は少し幼く見える彼女が、着物に袖を通すと印象は一変。上品さと大人びた雰囲気を醸し出す魅力的な女性へと変貌を遂げます。
ももと喫茶店の君との恋がこれからどう進展していくのか、やっぱりそこが気になるところ。ここまでピュアな恋模様はなかなかお目に掛かれないので、是非読んでみて欲しいです。それから、彼女が可愛がってる猫のネロもメチャクチャ可愛いかったです。
【eBookJapan】 恋せよキモノ乙女
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