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2018年01月03日

漫画『星と旅する』1巻の感想とあらすじ 一家に一星の世界で記憶喪失の少女と巡る、星旅ファンタジー

『星と旅する』1巻の感想。



星と旅する
著者:石沢 庸介
掲載:少年マガジンR
1巻発売日:2017年10月17日

あらすじ・概要

ここは陸のない海の星。それでもそこは、確かに人の暮らす星――。母性の周りに「超近接衛星群」が浮かび、一家に一星持つことが普通の世界。
小さいながらも家星を持つことができた放浪者の青年・ゲンジ。のんびり釣りをしていると、危険な海を漂う一隻の船を発見し、船上で気絶していた少女をあわやのところで救い上げる。どうも記憶を失っているらしい少女は、この世界のことはもとより、自分の名前すら分からない状態。
当初は警戒していた少女も少しずつ打ち解けていき、さらに「桃源郷みたいな星を造る」というゲンジの夢に感動し、自分もここでこの星達と、そしてゲンジと一緒に、桃源郷を造りたいと強く想うようになる。
少女を自分の家星に迎え入れたゲンジは、何も持たない謎ばかりの彼女に「ルナ」と名付け、共に星々を巡る旅へと出発するのだった。

個人でも星を持つことが出来る世界で、家星を持つ放浪者の青年と記憶を失った少女が出会い、2人は夢を同じくしたことから、一緒に暮らしながら星に乗って星々を巡る旅をしていく物語。
星星を巡るDIYファンタジー。帯での謳い文句は「圧倒的発想力で紡がれる宇宙規模DIYものがたり。」。隔月刊・偶数月20日に発売される月刊少年マガジン増刊「少年マガジンR」の2017年3号にて連載開始。
作者は過去作に『超人学園 混沌魍魎青春事変』や『忍のBAN』を持つ漫画家・石沢庸介(こくざわ ようすけ)先生。

紹介・感想

物語を読んでいて、「こんな世界に入ってみたい」と思ったこと、みなさんはありませんか?私は大人になった今でも、ワクワクする、壮大、美しい、癒されるなどなど、丁寧に作り込まれた世界観を持つ作品に出会えると、妄想を膨らませてしまうこともしばしば。
小学生だったときには、現在も一応連載中の『HUNTER×HUNTER』の世界によく浸っていたものです、もし念能力が使えるとしたら、自分は何系の能力者になるのかな?なんてこともよく考えていました。あと、どんな能力にするのかとかね。
最近だと『とんがり帽子のアトリエ』。大人に成長してそれなりに厳しい現実を目の当たりにしてきたからこそ、あの純粋なファンタジー世界には強く惹かれるものがあります。

そういったことで、本日紹介させていただく『星と旅する』という漫画も、とてもユニークな世界観で描かれた作品でして、読んでると物語世界に入りたい気持ちにさせてもらえるかもしれません。

表紙から受けた印象ではただの萌え漫画かと思ったのですが、その要素を踏まえながらもストーリーは意外と少年漫画っぽく、予想以上に世界観・設定が面白かったです。主人公の男性も表紙だと少年に見えますけど、実際は大人でした。

内容は、一家にひとつ星を持つことが出来る世界で、自分の星に乗って気ままに旅をしていた男性が、海を漂っていた記憶喪失の少女を保護。男性の抱く夢に少女が感動したことから、2人は理想の星を造るため、一緒に暮らしながら星を巡る旅に出るお話。
冒険アリ、萌えアリ、本格的なバトルもアリの、SFファンタジーですね。結構王道なボーイ・ミーツ・ガールでもあるのかも。あと、情報に書いてあった通り、確かにこれは宇宙規模のDIYでした。

まずは斬新な世界観を軽く説明しときます。99.9%が海の巨大な母星の周囲に、「超近接衛星群」と呼ばれる数多の衛星が浮かんでいる世界。超近接衛星群には国星、町星、村星、家星があり、その大きさも用途も特徴もまちまち。人々はそれら星の上で暮らし、“一家に一星”持つこともできます。
『ドラゴンボール』が好きな人なら、界王様が暮らしている界王星を思い浮かべる人も多いかと。あの感じの星が母星の周りにたくさん浮かんでるところを想像してらえれば、わかり易いと思います。

主人公は小さな家星を手に入れたばかりの男性・ゲンジ。まだ仮設の家しか建っていない状態ですが、桃源郷のような星を造ることを夢見ています。更地フェチとのこと。

そんなゲンジが釣りをしていると、母星の海に漂う一隻の小船を発見。海には獰猛な海獣が棲息していることから、船で渡るなんて酔狂なことは普通しません。
しかも、乗っていた少女は気絶中。ゲンジは慌てて救出したのですが、その子は世界のことだけでなく、自分のことすら何も分からない記憶喪失の少女でした。

ゲンジにルナと名付けられた記憶喪失の少女(ロリっ子)は、彼の夢に感動し、何もない更地な自分も積み重ねれば桃源郷のようになれるかもと考え、一緒に暮らしながら星に浮かんで旅をすることと相成りました。

序盤の流れのままユニークな世界でのほのぼのDIY生活を描いていくのかと思いきや、中盤に入るとまさかの本格的なアクションシーンが挟まれます。全然ほのぼの出来ない未知なるキモイ生物(巨大な芋虫や人サイズのカマキリ)とのバトル展開に入るのですが、それがこれまでの印象からは想像できない迫力とかっこよさを見せてくれました。
しかも、いつもダラっとしてる唐変木なゲンジが驚きの戦闘力を披露し、昔の知り合いで国星を持つベイダーというイケメンが登場したことで、ゲンジはかつて「鬼人」の異名で呼ばれていた凄腕の狩人であったことが判明。そして、王を目指すベイダーからゲンジは勧誘を受けることに・・・。

締めにだらっと

そんなこんなで、一家に一星持てる世界で、家星を持つ男性と記憶喪失の少女が、理想の星を造るために旅をする漫画『星と旅する』1巻の紹介でした。
要素が色々混ざっていて何をどうしたいのかちょっとだけ分かり辛いところはあるのですけど、私はこの作品の世界観と雰囲気は大好きです。自分の星を持つことができ、それを自由にDIYできるという発想は面白くて、とてもワクワクさせてもらえました。予想外のバトルシーンも迫力あって見応え十分でしたし。
それに、主人公・ゲンジをはじめとした、キャラクターの魅力も光ってます。一見ただのDIYオタクに見えて、実は頼れる男だったというゲンジのギャップはグッド。バトル時に見せた表情がたまらなくかっこ良かったです。
ヒロインのルナは文句なく可愛い。2人の関係は兄妹か親子って感じですけど、これから恋愛に発展するのかどうか、その辺りも気になります。他の女の子キャラも可愛いのですけど、個人的にはもう少し大人の魅力ある女性キャラの登場を願いたいところ。
これらを支えている作者先生の高い画力も素晴らしかったです。やっぱ、面白い世界観と高い画力が合わさると、それだけでも作品の魅力は何倍にも膨れ上がりますね。
2巻からさっそく大きく物語が動き出しそうなので、どんな展開になっていくのか非常に楽しみ。いろんなこと出来そうな設定なので、これからの活躍に期待大です。

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とにかく漫画が大好きです。愛してるといっても過言ではありません。どんなジャンルにも手を出しますね。正直、文章力にはあまり自信はありませんが、なるべくうまく伝えられるようにがんばります。ちょっとだけでも読んでもらえたらうれしいです。 ちなみに、甘い物とネコも大好きです。
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