2017年09月12日
漫画『ギャルごはん』1巻の感想とあらすじ ピュアなギャルとマジメな教師の料理が繋げるラブコメディ
『ギャルごはん』1巻の感想。
ギャルごはん
著者:太陽まりい
掲載:ヤングアニマル
1巻発売日:2017年6月29日
少し冴えないけど真面目な家庭科教師の矢部真司(やべ しんじ)。現在勤めている学校に赴任してから3ヶ月、家庭科の授業自体が少ないことから生徒たちと交流する機会は乏しく、あまり馴染めていない現状に悩みながら教師生活を送っていた。
そんな理想とのギャップに物足りなさを感じていた矢部の前に現れたのは、“学校イチのギャル”として有名な女子生徒・岡崎くみ(おかざき くみ)。何度補講を受けても赤点から抜け出せないことに校長すら根を上げ、みくは提示された進学するためのある条件を果たすため、家庭科教師である矢部を頼ってお菓子作りを習いに来た。
このときの出来事がきっかけになり、2人っきりで「料理研究部」を立ち上げることになった矢部とみく。かくして、ギャルと教師の美味しいが繋げる交流が始まるのだった。
家庭科担当の真面目な新任男性教師と、おバカな学校イチのギャル娘の2人が、料理研究部の活動としての一環で、一緒に料理をしたり美味しいごはんを食べながら交流を深める物語。
ギャル×男性教師の美味しいラブコメ。帯での謳い文句は「先生、アタシと手料理どっちが食べたい?・・・なーんちゃって?」。2016年12月発売の「ヤングアニマル1号」にて連載開始。
作者は2012年に「黄金の酔拳士」で連載デビューを果たした女性漫画家・太陽まりい(たいよう まりい)先生。
最近はギャル系ヒロインが流行りなんですかね。現在テレビアニメでも『はじめてのギャル』という作品が放送されていますし、それ系統の漫画も増加傾向にあるような感じを受けます。
私がこれまで読んできたゴリゴリのギャル系漫画といえば『ゴクジョッ。〜極楽院女子高寮物語〜』ぐらい。さすがにこれと比べるつもりは毛頭ありませんが、ものは試しにアニメを観てみると、これは確かに人気が出るのも頷けるほど可愛い。オタクの妄想願望が詰め込まれ過ぎてるギャルイメージとはいえ、その魅力にちょっとやられそうになってます。
そんな流れで、今回は『ギャルごはん』という漫画を紹介させていただきます。
ギャルと教師が料理を通じて交流を重ねるグルメ漫画を期待して読んでみたところ、どうも私が思っていた方向性とは若干異なる作品だったようです。
見た目バリバリのギャルだけど実は純情乙女な女子生徒と、真面目で鈍感な家庭科教師の男性が、料理研究部での活動を通してちょっとずつイイ感じに距離を縮めていくお話。
グルメ漫画ではなくラブコメ漫画でした。料理はあくまでイチャコラするためのきっかけとして、スパイス的なものとして捉えた方がよさようです。私の予想とはちょっとズレてましたけど、ヒロインがとにかくカワイイのでこれはこれで良い漫画と言えるでしょう。
ヤングアニマルのアンケートでも上位の人気を誇っているようです。
主人公は家庭科教師として現在の学校へ赴任してきたばかりの男性・矢部真司(やべ しんじ)。家庭科の授業自体が少ないことから、もっと生徒たちとの交流を増やしたいと望んでいる真面目な先生。
ヒロインは女子高生の岡崎くみ(おかざき くみ)。表紙の通り金髪に日焼けした褐色肌の典型的(?)なギャルの風貌。ノリが軽く、補講を何度受けても赤点だらけのすこぶるおバカな子です。
ついにはそんなみくに白旗振った校長から、お菓子を手作りして先生方に振舞えば進学させてあげるとまで言われる始末。そんなわけで、みくは主人公である家庭科教師のやべっち(矢部)を頼ってお菓子作りを習い、この時の出来事がきっかけになって、とりあえずは2人っきりの部活動「料理研究部」を発足したというのがことの経緯です。
魅力は何と言っても“岡崎みくの可愛さ”。そして、みくと振り回され気味のやべっちとのやりとり。
当初はグルメ漫画の予想が外れてしまったので、ならばギャルのお色気を前面に押し出してるだけの漫画かと改めて予想。それはそれで決して外れてるわけではなく、作中にはギャル特有の無防備さや軽いノリからくるサービスシーンは多分に盛り込まれています。
この要素も素晴らしいことに間違いはありません。
しかし、最たる魅力は別のところにあるとはっきり言えましょう。それは、みくの根っこにある“ピュア”な心。
彼女は確かに赤点ばかりの成績不良者なのですが、実はとってもがんばり屋な女の子。ただ、勉強でも理解しようとする姿勢を見せているにも関わらず、最初からムリと判断している先生方からは見放され、「やらなくてもいい」とあしらわれ続けて心に傷を負っていました。出来るまで見守ってくれる人がいなかったんですね。
お菓子作りの際、やべっちからも悪意なくそんな素振りを向けられるも、彼はみくの表情から自分の間違いに気づき、何が必要かを察してくれます。「大丈夫、出来るまで俺がついてる。」と言ってもらえたみくはウルっと表情を崩し、失敗しながらも無事お菓子を完成させました。
これ以降のみくはやべっちを異性として意識していることは明白。普段は軽いギャルのノリであっても、気になる人の前では純情乙女になってしまう姿は可愛すぎます。やべっちがみくのギャル友達から過剰なスキンシップを受けてる姿に嫉妬したり、部員が増えて欲しいやべっちに対してこのまま2人っきりでもいいなんて言ってみたりと、なかなか威力が凄まじい爆弾を連続で投下してきやがります。もちろん、よけることなく体全体で受け止めにいきましたけどね。
こんな感じでいかがだったでしょうか?ピュアなギャルと真面目な教師が料理しながらキャッキャウフフするラブコメ漫画『ギャルごはん』1巻の紹介でした。
作者先生の妄想が派手に爆発してる内容とは言え、近年稀に見るピュアで可愛いヒロインに心は鷲づかみ。このギャップ的可愛さから逃れることはできないでしょうね。どうやら好きなものを好きなように描いたそうです。
「飯」の要素は薄味ですけど特に問題ありません。はっきり言ってみくの可愛さを引き立てる道具として、そして2人がイチャイチャするためのスパイスになってくれさえすればそれでいいと言えますから。ただ、みくの料理の腕がもうちょっとでも上がったらさらに魅力が増すのではとも思ってます。
ストレスなくヒロインの可愛さとラブコメ展開を楽しめる作品、とても良かったです。是非とも2巻を早く読みたい。
【eBookJapan】 ギャルごはん
↑無料で試し読みできます
ギャルごはん
著者:太陽まりい
掲載:ヤングアニマル
1巻発売日:2017年6月29日
あらすじ・概要
少し冴えないけど真面目な家庭科教師の矢部真司(やべ しんじ)。現在勤めている学校に赴任してから3ヶ月、家庭科の授業自体が少ないことから生徒たちと交流する機会は乏しく、あまり馴染めていない現状に悩みながら教師生活を送っていた。
そんな理想とのギャップに物足りなさを感じていた矢部の前に現れたのは、“学校イチのギャル”として有名な女子生徒・岡崎くみ(おかざき くみ)。何度補講を受けても赤点から抜け出せないことに校長すら根を上げ、みくは提示された進学するためのある条件を果たすため、家庭科教師である矢部を頼ってお菓子作りを習いに来た。
このときの出来事がきっかけになり、2人っきりで「料理研究部」を立ち上げることになった矢部とみく。かくして、ギャルと教師の美味しいが繋げる交流が始まるのだった。
家庭科担当の真面目な新任男性教師と、おバカな学校イチのギャル娘の2人が、料理研究部の活動としての一環で、一緒に料理をしたり美味しいごはんを食べながら交流を深める物語。
ギャル×男性教師の美味しいラブコメ。帯での謳い文句は「先生、アタシと手料理どっちが食べたい?・・・なーんちゃって?」。2016年12月発売の「ヤングアニマル1号」にて連載開始。
作者は2012年に「黄金の酔拳士」で連載デビューを果たした女性漫画家・太陽まりい(たいよう まりい)先生。
感想
最近はギャル系ヒロインが流行りなんですかね。現在テレビアニメでも『はじめてのギャル』という作品が放送されていますし、それ系統の漫画も増加傾向にあるような感じを受けます。
私がこれまで読んできたゴリゴリのギャル系漫画といえば『ゴクジョッ。〜極楽院女子高寮物語〜』ぐらい。さすがにこれと比べるつもりは毛頭ありませんが、ものは試しにアニメを観てみると、これは確かに人気が出るのも頷けるほど可愛い。オタクの妄想願望が詰め込まれ過ぎてるギャルイメージとはいえ、その魅力にちょっとやられそうになってます。
そんな流れで、今回は『ギャルごはん』という漫画を紹介させていただきます。
ギャルと教師が料理を通じて交流を重ねるグルメ漫画を期待して読んでみたところ、どうも私が思っていた方向性とは若干異なる作品だったようです。
見た目バリバリのギャルだけど実は純情乙女な女子生徒と、真面目で鈍感な家庭科教師の男性が、料理研究部での活動を通してちょっとずつイイ感じに距離を縮めていくお話。
グルメ漫画ではなくラブコメ漫画でした。料理はあくまでイチャコラするためのきっかけとして、スパイス的なものとして捉えた方がよさようです。私の予想とはちょっとズレてましたけど、ヒロインがとにかくカワイイのでこれはこれで良い漫画と言えるでしょう。
ヤングアニマルのアンケートでも上位の人気を誇っているようです。
主人公は家庭科教師として現在の学校へ赴任してきたばかりの男性・矢部真司(やべ しんじ)。家庭科の授業自体が少ないことから、もっと生徒たちとの交流を増やしたいと望んでいる真面目な先生。
ヒロインは女子高生の岡崎くみ(おかざき くみ)。表紙の通り金髪に日焼けした褐色肌の典型的(?)なギャルの風貌。ノリが軽く、補講を何度受けても赤点だらけのすこぶるおバカな子です。
ついにはそんなみくに白旗振った校長から、お菓子を手作りして先生方に振舞えば進学させてあげるとまで言われる始末。そんなわけで、みくは主人公である家庭科教師のやべっち(矢部)を頼ってお菓子作りを習い、この時の出来事がきっかけになって、とりあえずは2人っきりの部活動「料理研究部」を発足したというのがことの経緯です。
魅力は何と言っても“岡崎みくの可愛さ”。そして、みくと振り回され気味のやべっちとのやりとり。
当初はグルメ漫画の予想が外れてしまったので、ならばギャルのお色気を前面に押し出してるだけの漫画かと改めて予想。それはそれで決して外れてるわけではなく、作中にはギャル特有の無防備さや軽いノリからくるサービスシーンは多分に盛り込まれています。
この要素も素晴らしいことに間違いはありません。
しかし、最たる魅力は別のところにあるとはっきり言えましょう。それは、みくの根っこにある“ピュア”な心。
彼女は確かに赤点ばかりの成績不良者なのですが、実はとってもがんばり屋な女の子。ただ、勉強でも理解しようとする姿勢を見せているにも関わらず、最初からムリと判断している先生方からは見放され、「やらなくてもいい」とあしらわれ続けて心に傷を負っていました。出来るまで見守ってくれる人がいなかったんですね。
お菓子作りの際、やべっちからも悪意なくそんな素振りを向けられるも、彼はみくの表情から自分の間違いに気づき、何が必要かを察してくれます。「大丈夫、出来るまで俺がついてる。」と言ってもらえたみくはウルっと表情を崩し、失敗しながらも無事お菓子を完成させました。
これ以降のみくはやべっちを異性として意識していることは明白。普段は軽いギャルのノリであっても、気になる人の前では純情乙女になってしまう姿は可愛すぎます。やべっちがみくのギャル友達から過剰なスキンシップを受けてる姿に嫉妬したり、部員が増えて欲しいやべっちに対してこのまま2人っきりでもいいなんて言ってみたりと、なかなか威力が凄まじい爆弾を連続で投下してきやがります。もちろん、よけることなく体全体で受け止めにいきましたけどね。
こんな感じでいかがだったでしょうか?ピュアなギャルと真面目な教師が料理しながらキャッキャウフフするラブコメ漫画『ギャルごはん』1巻の紹介でした。
作者先生の妄想が派手に爆発してる内容とは言え、近年稀に見るピュアで可愛いヒロインに心は鷲づかみ。このギャップ的可愛さから逃れることはできないでしょうね。どうやら好きなものを好きなように描いたそうです。
「飯」の要素は薄味ですけど特に問題ありません。はっきり言ってみくの可愛さを引き立てる道具として、そして2人がイチャイチャするためのスパイスになってくれさえすればそれでいいと言えますから。ただ、みくの料理の腕がもうちょっとでも上がったらさらに魅力が増すのではとも思ってます。
ストレスなくヒロインの可愛さとラブコメ展開を楽しめる作品、とても良かったです。是非とも2巻を早く読みたい。
ギャルごはん 1 (ヤングアニマルコミックス) | ||||
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