「今日は暑いから、パパアイス買ってくるよ」

そう言うと、ママが

「一緒に行ってくれば？」

と娘ちゃんに言いました。

「いくー！」

娘ちゃんは、行く気マンマンです。そして、

「パパの車でいくー！」

と言うのです。


実は娘ちゃん、パパの車に乗った事が無いのです。

まだ生まれて半年経たない位の頃、パパの車で初めて出掛けようとした時

大泣きしたのです。

それ以来、みんなで出掛ける時は、いつもママの車で出掛けていました。


「パパの車、怖くないの？」

「だいじょうぶー！」

「本当？」

「だいじょぶ、だいじょぶ」

ママはまだ心配しています。

「パパいこう！」

と言うので、パパの車で買いに行くことに。


「パパのくるま、かっこいいね」

ボロボロの車なのに、嬉しいことを言ってくれます。

なので、つい近くのコンビニではなく、少し先の店へと距離を伸ばします。


「まだ、小さかった頃にね…」

と、パパの車に乗せなかった理由を話すと

「ちっちゃかったからね」

と、話しが解ったかのようです。

「もう、こわくないから」

そう言うのです。


子供が小さくても、ちゃんと話しをしてあげた方がいいんだなーって思います。



ところで、

少し先の店まで行った為に、この暑さでアイスがあっという間に溶け出しています。


急いで帰りました……