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2019年02月11日

Synergic metaphor viewed from “Snow Country” of Yasunari Kawabata - from “Nothingness and Creation” to “object achievement type cognitive development”1

1 Synergic metaphor

 The analysis of literature is based on the interpreting mind of a reader, while a synergic metaphor is the macro analysis method used to research the writing brain of an author.Basically, I use the shape of an “ L ” to denote the reading brain on its vertical arm and the writing brain on the horizontal arm.I then create a database by plotting each scene on the L graph.Next, I build an ensemble of many combinations to merge both cognitive activities, and look for the path of a signal within the brain.
 Synergic metaphors that I devised previously are “Thomas Mann and fuzzy”, “Luxun and chaos”, “Ogai Mori and feeling” and “Nadine Gordimer and motivation”. I considered the writing style as the writing brain of each author, in particular the problem-solving scene is a significant object of analysis. This time I selected “Snow Country” (1948) by Yasunari Kawabata (1899 - 1972) and consider “nothingness and creation” as his reading brain, and the object achievement type cognitive development as his writing brain.

花村嘉英(2019)「川端康成の「雪国」から見えてくるシナジーのメタファーとは−『無と創造』から『目的達成型の認知発達』へ」より translated by Yoshihisa Hanamura
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花村嘉英
花村嘉英(はなむら よしひさ) 1961年生まれ、立教大学大学院文学研究科博士後期課程(ドイツ語学専攻)在学中に渡独。 1989年からドイツ・チュービンゲン大学に留学し、同大大学院新文献学部博士課程でドイツ語学・言語学(意味論)を専攻。帰国後、技術文(ドイツ語、英語)の機械翻訳に従事する。 2009年より中国の大学で日本語を教える傍ら、比較言語学(ドイツ語、英語、中国語、日本語)、文体論、シナジー論、翻訳学の研究を進める。テーマは、データベースを作成するテキスト共生に基づいたマクロの文学分析である。 著書に「計算文学入門−Thomas Mannのイロニーはファジィ推論といえるのか?」(新風舎:出版証明書付)、「从认知语言学的角度浅析鲁迅作品−魯迅をシナジーで読む」(華東理工大学出版社)、「日本語教育のためのプログラム−中国語話者向けの教授法から森鴎外のデータベースまで(日语教育计划书−面向中国人的日语教学法与森鸥外小说的数据库应用)」南京東南大学出版社、「从认知语言学的角度浅析纳丁・戈迪默-ナディン・ゴーディマと意欲」華東理工大学出版社、「計算文学入門(改訂版)−シナジーのメタファーの原点を探る」(V2ソリューション)、「小説をシナジーで読む 魯迅から莫言へーシナジーのメタファーのために」(V2ソリューション)がある。 論文には「論理文法の基礎−主要部駆動句構造文法のドイツ語への適用」、「人文科学から見た技術文の翻訳技法」、「サピアの『言語』と魯迅の『阿Q正伝』−魯迅とカオス」などがある。 学術関連表彰 栄誉証書 文献学 南京農業大学(2017年)、大連外国語大学(2017年)
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