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2018年11月25日

子育て世帯が年末調整で忘れがちなこと・・

子育て世帯が年末調整で忘れがちな

控除処理できない控除について・・

この時期になると届く保険会社からの

「生命保険料控除証明書」

年末調整の時期が近づいていますね。

払いすぎた税金が戻ってくる・・・

というイメージを持ってはいるものの

具体的な仕組みが分からなかったり

知らぬ間に申請し忘れて損をしている

ケースがあったりするかもしれません。

今回は年末調整の基本と

損をしないためのポイントに

ついてお伝えします。

★そもそも年末調整は何のため?

給与明細の中身をじっくりご覧に

なったことはありますか?

毎月のお給料からは所得税が引かれて

いると思いますが、この所得税

実は概算で算出された金額なのです。

個人から必要な情報や書類を集める

ことではじめて

会社は1月1日から12月31日までの

個人の正しい所得税額を算出する

ことができます。

その正しい所得税額と、毎月の給与

から概算として天引きしていた所得税額

との過不足額を調整するのが

「年末調整」

です。

所得税を払いすぎないために

「2つの控除」

を把握・申請しましょう。

正しい所得税額を算出するためには

「給与所得控除」
「所得控除」
「税額控除」

という3つの控除を考慮する必要が

あります。これらの控除があれば

課税の対象額などから一定の金額を

差し引くことができるため

私たちが払う税金は少なくなります。

所得税額
=【課税所得】(給与収入−「給与所得控除」
−「所得控除」)×【所得税率】−「税額控除」

※平成49年までは納めるべき所得税額×2.1%
 が復興特別所得税として上乗せされます

このうち「給与所得控除」とは

サラリーマンが「給与」で収入を得る場合に

課税の対象額から金額を差し引くことが

できるという制度です。

差し引かれる金額は収入に応じて

決まるので、控除額については会社が

把握できます。

しかし「所得控除」と「税額控除」は

該当する控除と控除額を会社が把握できません。

そのため、税金を払いすぎないように

私たちが把握・申請する必要があるのです。

それでは、具体的に控除の内容としては

どんなものがあるのでしょうか。

まずは年末調整で処理できる控除に

ついて考えます。

<所得控除>
・社会保険料控除
・小規模企業共済等掛金控除
・生命保険料控除
・地震保険料控除
・障害者控除
・寡婦(寡夫)控除
・勤労学生控除
・配偶者控除
・配偶者特別控除
・扶養控除
・基礎控除

<税額控除>
・住宅借入れ金等特別控除(次年度以降)

自宅に送られてくる

「生命保険料控除証明書」

は、これらの控除のうちの1つ

「生命保険料控除」が適用される

ための証明書となります。

保険会社から送られてきた書類は

大切に保管しておきましょう。

また忘れがちなのは、正社員などの

共働き世帯でも、配偶者が育休を

取得した場合、

「配偶者控除」

が適用される可能性があるということです。

育休中は、雇用保険から育児休業給付金

が支払われることはあっても

給与が支給されないことが多いのでは

ないでしょうか。

その結果、配偶者の年収が103万円以下

になれば、適用できます。

ぜひ一度、確認してみてください。

また所得控除、税額控除の中には

年末調整では処理できず

個人で確定申告をする必要が

あるものもあります。

<所得控除>
・雑損控除
・医療費控除
・寄附金控除

<税額控除>
・配当控除
・外国税額控除
・寄附金特別控除
・住宅借入金等特別控除(初年度)等

ふるさと納税など地方公共団体に

寄附した場合、特定の公共法人などに

寄附をした場合は確定申告をすることで

控除が受けられる可能性があります。

また医療費控除、医療費控除の特例で

あるセルフメディケーション税制も

自分で確定申告をする必要があります。

そして注意したいのは、税額控除である

住宅ローン控除。

初年度は確定申告が必要なので忘れない

ようにしてください。

★5年以内なら忘れていても大丈夫!
ここまでの内容で

「あの時、申告しておけば良かった・・・」

と悔しい思いをした人もいるのではないで

しょうか。でも後悔するのはまだ早いです。

5年以内であれば、納めすぎた所得税がある場合

確定申告をすることで所得税の還付を

受けることができます。

慣れない子育てでお金のことまで手が

回っていなかった方は

特に出産した年の状況を確認してみる

といいでしょう。

定期健診や検査、それに通院費用など

医療費の出費が重なっているはずなので

さかのぼって医療費控除が受けられる

可能性があります。

苦手意識があるとつい避けがちな税金のこと。

ほんのちょっと興味を持つだけで

年末調整で書く書類の意味が以前より

分かるようになり、払いすぎていた税金に

気づけるかもしれませんよ。

また、税金と言えば基礎年金の半分は

税金から払われてるのご存知でしょうか?

意外と知らない方が多く・・・

また、個人事業主・フリーランスさんも

社保に加入出来るってご存知でしょうか?

これもまた知らない方が多く・・・

当社は国保の方も社保に加入出来きる

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