2018年11月14日
専従者給与
個人事業主の数少ない特権でもある
「専従者給与」
青色申告では、青色専業専従者給与として
青色申告者の事業に従事する家族に給料を支払い
所得から控除することができます。
今回は節税効果を高めるためのポイントを
ご紹介します。
青色事業専従者給与は、白色申告の
事業専従者控除よりも有利な制度です。
★青色事業専従者給与とはどういうもの?
青色事業専従者給与は、青色申告者が事業に
携わっている家族に対する報酬を控除
できるものです。白色申告の事業専従者控除が
配偶者86万円、その他の親族は50万円
と決められているのに対して
青色申告専従者給与は金額が決められて
いないため、妥当性のある報酬を設定する
ことができます。
青色事業専従者給与の控除を受けるためには
「青色事業専従者給与に関する届出書」
の提出が必要です。
「青色事業専従者給与に関する届出書」
はその年の3月15日が提出期限ですが
新たに事業を始めたときや
新たに青色専業専従者になった人が
いるときは、2カ月以内に届け出をします。
届け出る給与額は上限額ですので
実際に支払った額が下回っても
問題はありません。
一方、届け出を上回る給与を支払うとき
や給与の支払い日を変えるときには
変更しようとする年の3月15日までに
「青色事業専従者給与に関する変更届出書」
の提出が必要です。
★青色事業専従者の条件
青色事業専従者として、専従者給与を控除する
には3つの条件があります。
・青色申告者と生計を同一にする親族であること
・当該年度の12月31日に15歳以上であること
・青色申告者の事業に、6カ月を超える
期間専従していること
たとえば、15歳以上で生計を同一にしていても
高校生や大学生は学業が本分であり
事業にもっぱら従事することはできないため
青色事業専従者にはなれません。
青色専業専従者で問題になりやすいのが
副業をしているケースです。
青色専業専従者は、専ら青色申告者の仕事に
従事することが要件ですが、その判断基準は曖昧です。
たとえば、平日毎日5時間パートに出ている
ようなケースでは、専従者とはいえません。
一方、年に数回、休日に数時間の単発の派遣の
仕事をした場合には、専従者と認められる
可能性があります。
アルバイトやパートで得た収入の額ではなく
青色申告者の業務に専従できる状態で
あったかどうかが判断基準となります。
また、専業専従者の人数の上限は決められて
いないため、条件を満たしていて勤務実態
があれば、届け出によって専業専従者
を増やすことができます。
★青色申告の専従者給与の決め方
青色専業専従者給与には上限設定がありませんが
給与はどのように決めたらよいのでしょうか。
★10万円以内が目安
青色専業専従者の給与には上限設定がないとはいえ
社会通念上、妥当とされる金額とする必要があります。
青色専業専従者給与は、専門性のある仕事でなければ
10万円以下にするのが一つの目安です。
10万円を超えると、担当している業務内容について
税務署から問い合わせを受けることがあります。
また、青色専業専従者給与も源泉徴収の対象
となりますが、88,000円未満であれば源泉徴収の
必要がありませんので、会計処理の手間が省けます。
★同業同職種の賃金を参考にする
青色専業専従者給与は10万円を超える金額を設定しても
金額の算出の根拠を説明できるような妥当性のある
金額であれば、問題ありません。
「青色事業専従者給与に関する届出書」
には、担当する業務や所有している資格を
記入する欄があります。家族だからと高めに設定せず
求人情報などを参考に、同業同職種の賃金水準と
同等にすることがポイントになります。
★青色申告者の収入とのバランスを考慮
たとえば、青色申告者が1,000万円の収入を得ている場合
青色専業専従者給与が300万円であっても
業務内容に妥当性があれば認められる
可能性があります。
しかし、青色申告者の収入が600万円程度の場合に
300万円を青色専業専従者給与とするのは
難しいものがあります。
青色申告者の収入とのバランスも
考慮することが大切です。
★青色申告専従者で節税効果を高める場合の注意点
青色専業専従者の給料を決める際に、節税効果を
高めるにはどのように考えたらよいのでしょうか。
★配偶者控除や扶養控除よりも高い額を設定する
青色専業専従者給与控除の対象者に対して
配偶者控除や扶養控除は使えなくなります。
配偶者控除は最大で38万円ですので
それよりも低い金額を専従者給与として
設定する場合は、配偶者控除を使った方が得です。
★税負担を比較して検討する
青色専業専従者も、収入が100万円を超えると住民税
103万円を超えると所得税が課税されます。
一方、専従者給与として支払うことで
所得税は累進課税ですので
青色申告者の納税分が減ることで
税負担を軽減することが可能です。
また、法定職種で所得が290万円を超えている
場合には個人事業税がかかりますが
青色専業専従者に支払うことで税負担を
減らせます。
青色専業専従者が支払うことになる税金と
青色申告者が減額できる税金を比較して
検討しましょう。
★確定申告(青色申告)を簡単に終わらせる方法
大きな節税メリットがある青色申告。
お得であることは分かっていても
「確定申告書の作成は難しいのでは?」
という意見も少なくありません。
そこでお勧めしたいのは、確定申告ソフトfreeeの活用です。
有料のスタータープラン(月額980円)
スタンダードプラン(月額1980円)
はチャットで確定申告についての質問が可能。
さらに、オプションサービスに申し込むと
電話で質問も可能です。
有料のスタータープラン(月額980円)と
スタンダードプラン(月額1980円)
では作成した書類の確認や出力が可能です。
マイナンバーカードとカードリーダをご用意いただけば
ご自宅からでもすぐに提出が完了するので
税務署に行く手間がかかりません!
※無料プランでは、申告書作成まで可能です。
★freeeを使うとどれくらいお得?
税理士さんなどに経理を依頼した場合
経理の月額費用は最低でも1万円
確定申告書類の作成は最低でも5万円〜10万円
ほど必要です。
確定申告ソフトのfreeeは、ステップに沿って
質問に答えるだけで簡単に確定申告を
完了することができます。
会計に関する知識がゼロの初心者の方から
「本当に簡単に終わった!」
との声も多数寄せられています。
確定申告を行うためには、日頃から帳簿をつけたり
必要書類をそろえたりしておく必要があります。
しかし、確定申告ソフトを活用すれば
「青色申告をしたかったのに、書類不備で手続きできなかった!」
「何度も書き直しで大変だった」
という思いをすることは少ないでしょう。
余裕を持って確定申告を迎えるためにも
ぜひ確定申告ソフトの活用をご検討ください。
また、国保の方も社保に加入出来ます!
明日は年内最後のセミナーです。
11月22日の東京会場は諸事情により
中止になりましたので、次回は1月から。
今回聴講しないと次会までの2ヶ月で
6万も失うことになるかも?
知ってて損はないです。
しかも会費は無料。
遠方の方、ご多忙で来れない方!
簡単な試算だけでも可能です。
下記ご連絡下さい!!
メール:t.yokoi@imple.net
携帯:090-3336-2280
担当:横井
Facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=100014397156391
<横浜会場>
開催日:11月15日(木)14:00〜17:00
開催場所:横浜市神奈川区金港町1-7 ダイヤビルディング
*13:30以降3階受付前集合
会費:無料
人数:20名(先着順)
内容:
14:00〜14:50
営業をするな!コミュニティを作れ!
テーマコミュニティの作り方とSNSを
中心とした集客と運営について。
講師:FOURCLOVER'S
Gondo Yasu
14:50〜15:40
ヨガとマインドフルネス瞑想で夢に向けての思いと行動を
一致させよう!
講師:アウェアネスラボ代表 浅場渉美
15:50〜17:00
国保の方がどう社保加入出来るか勉強会!
手厚い社保に加入して家族を安心させましょう!
法人成りの落とし穴!
講師:株式会社インプルメント
代表取締役 横井岳之
https://www.imple72.com
<東京会場>
開催日:11月22日 中止
開催場所:中止
会費:中止
人数:中止
「専従者給与」
青色申告では、青色専業専従者給与として
青色申告者の事業に従事する家族に給料を支払い
所得から控除することができます。
今回は節税効果を高めるためのポイントを
ご紹介します。
青色事業専従者給与は、白色申告の
事業専従者控除よりも有利な制度です。
★青色事業専従者給与とはどういうもの?
青色事業専従者給与は、青色申告者が事業に
携わっている家族に対する報酬を控除
できるものです。白色申告の事業専従者控除が
配偶者86万円、その他の親族は50万円
と決められているのに対して
青色申告専従者給与は金額が決められて
いないため、妥当性のある報酬を設定する
ことができます。
青色事業専従者給与の控除を受けるためには
「青色事業専従者給与に関する届出書」
の提出が必要です。
「青色事業専従者給与に関する届出書」
はその年の3月15日が提出期限ですが
新たに事業を始めたときや
新たに青色専業専従者になった人が
いるときは、2カ月以内に届け出をします。
届け出る給与額は上限額ですので
実際に支払った額が下回っても
問題はありません。
一方、届け出を上回る給与を支払うとき
や給与の支払い日を変えるときには
変更しようとする年の3月15日までに
「青色事業専従者給与に関する変更届出書」
の提出が必要です。
★青色事業専従者の条件
青色事業専従者として、専従者給与を控除する
には3つの条件があります。
・青色申告者と生計を同一にする親族であること
・当該年度の12月31日に15歳以上であること
・青色申告者の事業に、6カ月を超える
期間専従していること
たとえば、15歳以上で生計を同一にしていても
高校生や大学生は学業が本分であり
事業にもっぱら従事することはできないため
青色事業専従者にはなれません。
青色専業専従者で問題になりやすいのが
副業をしているケースです。
青色専業専従者は、専ら青色申告者の仕事に
従事することが要件ですが、その判断基準は曖昧です。
たとえば、平日毎日5時間パートに出ている
ようなケースでは、専従者とはいえません。
一方、年に数回、休日に数時間の単発の派遣の
仕事をした場合には、専従者と認められる
可能性があります。
アルバイトやパートで得た収入の額ではなく
青色申告者の業務に専従できる状態で
あったかどうかが判断基準となります。
また、専業専従者の人数の上限は決められて
いないため、条件を満たしていて勤務実態
があれば、届け出によって専業専従者
を増やすことができます。
★青色申告の専従者給与の決め方
青色専業専従者給与には上限設定がありませんが
給与はどのように決めたらよいのでしょうか。
★10万円以内が目安
青色専業専従者の給与には上限設定がないとはいえ
社会通念上、妥当とされる金額とする必要があります。
青色専業専従者給与は、専門性のある仕事でなければ
10万円以下にするのが一つの目安です。
10万円を超えると、担当している業務内容について
税務署から問い合わせを受けることがあります。
また、青色専業専従者給与も源泉徴収の対象
となりますが、88,000円未満であれば源泉徴収の
必要がありませんので、会計処理の手間が省けます。
★同業同職種の賃金を参考にする
青色専業専従者給与は10万円を超える金額を設定しても
金額の算出の根拠を説明できるような妥当性のある
金額であれば、問題ありません。
「青色事業専従者給与に関する届出書」
には、担当する業務や所有している資格を
記入する欄があります。家族だからと高めに設定せず
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同等にすることがポイントになります。
★青色申告者の収入とのバランスを考慮
たとえば、青色申告者が1,000万円の収入を得ている場合
青色専業専従者給与が300万円であっても
業務内容に妥当性があれば認められる
可能性があります。
しかし、青色申告者の収入が600万円程度の場合に
300万円を青色専業専従者給与とするのは
難しいものがあります。
青色申告者の収入とのバランスも
考慮することが大切です。
★青色申告専従者で節税効果を高める場合の注意点
青色専業専従者の給料を決める際に、節税効果を
高めるにはどのように考えたらよいのでしょうか。
★配偶者控除や扶養控除よりも高い額を設定する
青色専業専従者給与控除の対象者に対して
配偶者控除や扶養控除は使えなくなります。
配偶者控除は最大で38万円ですので
それよりも低い金額を専従者給与として
設定する場合は、配偶者控除を使った方が得です。
★税負担を比較して検討する
青色専業専従者も、収入が100万円を超えると住民税
103万円を超えると所得税が課税されます。
一方、専従者給与として支払うことで
所得税は累進課税ですので
青色申告者の納税分が減ることで
税負担を軽減することが可能です。
また、法定職種で所得が290万円を超えている
場合には個人事業税がかかりますが
青色専業専従者に支払うことで税負担を
減らせます。
青色専業専従者が支払うことになる税金と
青色申告者が減額できる税金を比較して
検討しましょう。
★確定申告(青色申告)を簡単に終わらせる方法
大きな節税メリットがある青色申告。
お得であることは分かっていても
「確定申告書の作成は難しいのでは?」
という意見も少なくありません。
そこでお勧めしたいのは、確定申告ソフトfreeeの活用です。
有料のスタータープラン(月額980円)
スタンダードプラン(月額1980円)
はチャットで確定申告についての質問が可能。
さらに、オプションサービスに申し込むと
電話で質問も可能です。
有料のスタータープラン(月額980円)と
スタンダードプラン(月額1980円)
では作成した書類の確認や出力が可能です。
マイナンバーカードとカードリーダをご用意いただけば
ご自宅からでもすぐに提出が完了するので
税務署に行く手間がかかりません!
※無料プランでは、申告書作成まで可能です。
★freeeを使うとどれくらいお得?
税理士さんなどに経理を依頼した場合
経理の月額費用は最低でも1万円
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ほど必要です。
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「本当に簡単に終わった!」
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確定申告を行うためには、日頃から帳簿をつけたり
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しかし、確定申告ソフトを活用すれば
「青色申告をしたかったのに、書類不備で手続きできなかった!」
「何度も書き直しで大変だった」
という思いをすることは少ないでしょう。
余裕を持って確定申告を迎えるためにも
ぜひ確定申告ソフトの活用をご検討ください。
また、国保の方も社保に加入出来ます!
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11月22日の東京会場は諸事情により
中止になりましたので、次回は1月から。
今回聴講しないと次会までの2ヶ月で
6万も失うことになるかも?
知ってて損はないです。
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メール:t.yokoi@imple.net
携帯:090-3336-2280
担当:横井
Facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=100014397156391
<横浜会場>
開催日:11月15日(木)14:00〜17:00
開催場所:横浜市神奈川区金港町1-7 ダイヤビルディング
*13:30以降3階受付前集合
会費:無料
人数:20名(先着順)
内容:
14:00〜14:50
営業をするな!コミュニティを作れ!
テーマコミュニティの作り方とSNSを
中心とした集客と運営について。
講師:FOURCLOVER'S
Gondo Yasu
14:50〜15:40
ヨガとマインドフルネス瞑想で夢に向けての思いと行動を
一致させよう!
講師:アウェアネスラボ代表 浅場渉美
15:50〜17:00
国保の方がどう社保加入出来るか勉強会!
手厚い社保に加入して家族を安心させましょう!
法人成りの落とし穴!
講師:株式会社インプルメント
代表取締役 横井岳之
https://www.imple72.com
<東京会場>
開催日:11月22日 中止
開催場所:中止
会費:中止
人数:中止
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