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ドル円

 25日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、前週からの上昇による過熱感が漂う中、終盤も小幅な値動きが続いた。午後5時現在、1ドル=104円11〜12銭と前週末(午後5時、103円76〜76銭)比35銭のドル高・円安。
 ドル円は早朝、オセアニア市場で104円50銭近くまで値を上げたが、その後は伸び悩み、午前中は104円20銭を挟んだ推移となった。午後も上値は重い一方、下値は限定的で、終盤まで狭いレンジ内でのもみ合いに終始した。
 「日米の金融政策のコントラストがはっきりしており、基調はドル高だろう」(大手証券)とされる。ただしドル円は前週末までの上昇ペースが速く、「短期的には過熱感があり、利益確定の動きが出やすかった」(邦銀)という。イエレン氏の講演内容については、「市場に広がった利上げ前倒し観測を否定はしなかったが、利上げに積極的な姿勢を強調したわけでもない」(前出の大手証券)との声もある。この日の東京市場には新たな買い材料もなく、はっきりした方向感は出なかった。
 ユーロは終盤、対円、対ドルともにやや軟化。「この日発表のドイツの8月IFO景況感指数は悪化が予想されていたこともあり、欧州勢は売りからスタートしたのではないか」(同)との見方があった。午後5時現在は1ユーロ=137円31〜34銭(前週末午後5時、137円86〜87銭)、対ドルでは1.3187〜3189ドル(同1.3287〜3287ドル)。
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