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ドル円はしばらくは動かないかな

 【ロンドン時事】21日のロンドン外国為替市場の円相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受けた全面的なドル買いの流れは一服し、1ドル=103円台後半でこう着した。午後4時現在では1ドル=103円75〜85銭と、前日午後4時(103円25〜35銭)比50銭の円安・ドル高。
 ある市場関係者は、「思った以上に速いスピードで円安が進んだ」と指摘。「ドル円が相場の中心ではなく、クロス円でも円が下落しており、この結果円は対ドルでも下げが目立ち、結果的に103円台後半となった」との見方を示した。
 ロンドン時間午後に発表された米週間失業保険申請件数が市場予想を若干下回るなど、一連の同国経済指標は強めだったが、ほとんど響かなかった。22日に予定されるイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長のジャクソンホール会合での講演を控え、市場では様子見ムードも強い。
 ユーロはもみ合い。対ドルでは1ユーロ=1.3280〜3290ドル(前日午後4時は1.3280〜3290ドル)、対円では137円80〜90銭(137円25〜35銭)。
 他の欧州通貨では、英ポンドが1ポンド=1.6590〜6600ドル(1.6640〜6650ドル)。20日公表された8月のイングランド銀行(BOE、英中央銀行)金融政策委員会議事録で、2委員が0.25%の利上げを支持したことが判明したものの、これを受けたポンド買いは長く続かなかず、全般的なドル高に下押された。スイス・フランは1ドル=0.9110〜9120フラン(0.9110〜9120フラン)。
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