2014年08月18日
ドル円
おはようございます^ ^
盆休みはすごい雨でした。
今日のドル円はあんまり動かずて所ですね
[東京 18日 ロイター] - 正午のドル/円は、前週末ニューヨーク市場午後5時時点に比べてわずかにドル安/円高の102円前半。先週末にウクライナ情勢をめぐって高まった地政学的リスクへの懸念に落ち着きがみられる半面、上値も重いという。
<地政学的リスクへの懸念、「いったん落着き」>
地政学的リスクは東京市場で「いったん落ち着いてきているようだ」(邦銀)との声が出ている。ウクライナでの緊張が高まる中でも102円を割り込まなかったことから「ドル/円の底堅さが確認された」(国内金融機関)との声が出ている半面、「相場は安定しているとはいえない。地政学的リスクの進行状況によっては、相場が動きやすい」(国内金融機関)との指摘もあり、積極的に上値を追う様子でもないという。
盆休みが明けて「通常営業に戻りつつある」(国内金融機関)というが、まだ輸出企業が本格的に取り組む様子は見られないという。仲値に向けては輸入企業のドル買いがあって小幅上昇したが、仲値後は金融機関などが米債に関連した円転を進めてドルはやや下押しされた。
前週末の海外時間には、ウクライナ領内に入ったロシア軍の装甲車両をウクライナ軍が攻撃したとの報道があり、リスクオフの流れが強まった。ダウがマイナス幅を拡大したほか米10年債利回りが低下し、ドル/円は一時102.13円に値を崩した。相場終盤にかけて株や金利が値を戻すなかで、ドル/円も102.30円台まで回復していた。
地政学的リスクとしては、ウクライナ情勢だけでなく中東情勢にも目配りが必要との指摘があらためて出ており、関連した報道が意識されやすい地合いが続きそうだという。
<ユーロ、ファンディング通貨色を強めるとの指摘>
先週末のリスクオフの流れの中でユーロが買われたことから、JPモルガン・チェース銀行の棚瀬順哉チーフFX/EMストラテジストは「ユーロがファンディング通貨の性格強めている可能性がある」とみている。これまでは、ウクライナ関連のニュースに対しては、景気への悪影響というシナリオに基づくユーロ売りが目立っていた。
棚瀬氏は、ポーランドやハンガリー、チェコへの投資であれば、ドルよりユーロの方が流動性があるとして「ユーロがファンディング通貨として用いられることは、金利の絶対水準と金融政策の方向性からみて合理的だ」と指摘していた。
一方、ユーロは、欧州中央銀行(ECB)による追加緩和観測が高まる直前の5月の高値は1.40ドルの手前にあった。足元では1.33ドル後半を推移している。ショートポジションも積み上がっており「センチメントの悪化に伴うユーロ売りの余地はだんだんなくなってきていて、むしろ反対のニュースがあった時のショートポジション巻き戻しのリスクの方が高まってきている」(棚瀬氏)という。
<各国金利の低下、過剰流動性相場の側面も>
先週末には米欧の金利が低下しており、リスクオフの地合いによる動きなのか、過剰流動性相場での運用難による動きなのか見極めが難しいとの指摘が出ている。
みずほ証券の鈴木健吾チーフFXストラテジストは、金利の低下が激しい一方で、各国・地域の株価はしっかりしているとして「株と債券では株高・債券高。ウクライナで緊張が高まった面はあるが、単純なリスクオフだけでなく、過剰流動性の面がかなりあるのではないか」と指摘する。
21―23日に米ワイオミング州ジャクソンホールで金融・経済シンポジウムが開催されることから「参集する主要中銀の高官発言にも留意したい」(鈴木氏)という。
盆休みはすごい雨でした。
今日のドル円はあんまり動かずて所ですね
[東京 18日 ロイター] - 正午のドル/円は、前週末ニューヨーク市場午後5時時点に比べてわずかにドル安/円高の102円前半。先週末にウクライナ情勢をめぐって高まった地政学的リスクへの懸念に落ち着きがみられる半面、上値も重いという。
<地政学的リスクへの懸念、「いったん落着き」>
地政学的リスクは東京市場で「いったん落ち着いてきているようだ」(邦銀)との声が出ている。ウクライナでの緊張が高まる中でも102円を割り込まなかったことから「ドル/円の底堅さが確認された」(国内金融機関)との声が出ている半面、「相場は安定しているとはいえない。地政学的リスクの進行状況によっては、相場が動きやすい」(国内金融機関)との指摘もあり、積極的に上値を追う様子でもないという。
盆休みが明けて「通常営業に戻りつつある」(国内金融機関)というが、まだ輸出企業が本格的に取り組む様子は見られないという。仲値に向けては輸入企業のドル買いがあって小幅上昇したが、仲値後は金融機関などが米債に関連した円転を進めてドルはやや下押しされた。
前週末の海外時間には、ウクライナ領内に入ったロシア軍の装甲車両をウクライナ軍が攻撃したとの報道があり、リスクオフの流れが強まった。ダウがマイナス幅を拡大したほか米10年債利回りが低下し、ドル/円は一時102.13円に値を崩した。相場終盤にかけて株や金利が値を戻すなかで、ドル/円も102.30円台まで回復していた。
地政学的リスクとしては、ウクライナ情勢だけでなく中東情勢にも目配りが必要との指摘があらためて出ており、関連した報道が意識されやすい地合いが続きそうだという。
<ユーロ、ファンディング通貨色を強めるとの指摘>
先週末のリスクオフの流れの中でユーロが買われたことから、JPモルガン・チェース銀行の棚瀬順哉チーフFX/EMストラテジストは「ユーロがファンディング通貨の性格強めている可能性がある」とみている。これまでは、ウクライナ関連のニュースに対しては、景気への悪影響というシナリオに基づくユーロ売りが目立っていた。
棚瀬氏は、ポーランドやハンガリー、チェコへの投資であれば、ドルよりユーロの方が流動性があるとして「ユーロがファンディング通貨として用いられることは、金利の絶対水準と金融政策の方向性からみて合理的だ」と指摘していた。
一方、ユーロは、欧州中央銀行(ECB)による追加緩和観測が高まる直前の5月の高値は1.40ドルの手前にあった。足元では1.33ドル後半を推移している。ショートポジションも積み上がっており「センチメントの悪化に伴うユーロ売りの余地はだんだんなくなってきていて、むしろ反対のニュースがあった時のショートポジション巻き戻しのリスクの方が高まってきている」(棚瀬氏)という。
<各国金利の低下、過剰流動性相場の側面も>
先週末には米欧の金利が低下しており、リスクオフの地合いによる動きなのか、過剰流動性相場での運用難による動きなのか見極めが難しいとの指摘が出ている。
みずほ証券の鈴木健吾チーフFXストラテジストは、金利の低下が激しい一方で、各国・地域の株価はしっかりしているとして「株と債券では株高・債券高。ウクライナで緊張が高まった面はあるが、単純なリスクオフだけでなく、過剰流動性の面がかなりあるのではないか」と指摘する。
21―23日に米ワイオミング州ジャクソンホールで金融・経済シンポジウムが開催されることから「参集する主要中銀の高官発言にも留意したい」(鈴木氏)という。
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