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貴生川での眺鉄 by 坂本 理恵 (12/05)
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2024年09月01日

やっと郡山を出発です

水郡線は運行本数が
少なすぎると思うのですが、

車内にいて、
なんだか殺伐とした雰囲気が
無いのも良いですね。



郡山へ向かってくる水郡線は
混みすぎていたように思いますが、
これは郡山に近い駅から
乗った人が多い影響のようです。



若者が多く、郡山へ
遊びに来たのか、それともバイトか。



始発駅郡山出発15分前の
9時頃に人が乗り始めてきました。



28 郡山 (16).JPG



他方面から郡山へ向かってくる列車が
到着し始めたからですね。



水郡線はE120系ディーゼルカー。
3つドアの列車です。


ディーゼルカーで運行本数の
少ないところを走る列車としては
珍しい3つドアです。


キハ110系などは
車両の両端にドアがある
2つドアタイプです。



地方都市のキハ40系、48系なども
2つドアですからね。


利便性を考えると
3つドアなのは理にかなっています。



自分勝手な意見ですが、
運行本数が少ない路線は
ダイヤに余裕があるので

人の乗り降りで多少時間がかかっても
大丈夫ではないかと思っています。



車内保温、車両中央部に
ずっとシートが並んでいる雰囲気が
なんとなく旅情気分を盛り上げてくれますので(^-^)



地方のローカルすぎるローカル線は、
出発の30分前くらいから
乗車可能な列車が多い気がします。


寒い冬、暑い夏に
ホームで待つには厳しいのですが、
早めに到着していることで、

車内で座って待つことができ、
待合室代わりになります。


いつも地方で思う
ありがたい状況ですね。







2024年09月02日

ずいぶん郡山で楽しみました

郡山発水戸行の水郡線は
出発時間が近づくにつれて
席がどんどん埋まっていきますが、

立ち客がいない分、
余裕があって良いです。



ただ、複数人で旅をしている人は
4人用ボックス席に相席に
ならざるを得ないので、
ちょっと残念そうでした。



やっぱり水郡線は
それほど混まず
のんびりとローカル線を走る
というイメージがありますからね。



郡山は貨物の通過が多いところです。



人が乗る列車よりも
貨物列車の方が多いかもしれないですね。


なんとなく今の鉄道の
状況を表しています。



どうしても早く移動するには
新幹線、飛行機になってしまいます。



新幹線の指定席は
ほぼ埋まっているようですが、
在来線は席に余裕があります。



時代の流れと言ってしまえば
それまでですが、

スピード重視でない
のんびり鉄道旅も
まだまだ廃れないでほしいですね。



水郡線だけでなく、
郡山から列車に乗ってくる
地元の若い人、旅人は
半自動ドアを閉めます。



ただ、こっちの人たちで
半自動ドアを閉めない人も
いるのは驚きました。



半自動ドアを閉めることに、
気が付く人と気が付かない人は
行動、服装からもなんとなく
分かるから面白いです。



満席状態の半分くらいは
出発10分前くらいに埋まりました。



9時18分郡山を出発です。



29 郡山出発後 (1).JPG


29 郡山出発後 (2).JPG



ディーゼル機関車が
遠くに見えましたが、
赤が鮮やかなので、
ハイブリッド機関車かもしれませんね。



29 郡山出発後 (3).JPG






2024年09月03日

ローカル線だからウキウキ

水郡線は次の駅まで
東北本線を走ります。



29 郡山出発後 (4).JPG



ググっとカーブし、
東北新幹線の高架線をくぐります。



最後尾から見ると右側にも
いくつかの線路が並行しています。



しばらく走ると、進行方向左側に
特急で利用されているE657系の中間車でした。



29 郡山出発後 (5).JPG



常磐線を走る特急なので
郡山で見ることは珍しいです。



雲はありますが、
青い空も見えています。

こちらの方は天気が良さそうです。



29 郡山出発後 (6).JPG



左側の線路が分岐し始めました。



29 郡山出発後 (7).JPG



機関車が貨物車両を牽引しています。



29 郡山出発後 (8).JPG



ここに貨物ヤードがあったんですね。



29 郡山出発後 (9).JPG



郡山を出て安積永盛までの間なので、
ずいぶんと都会に近い場所です。


列車はダイヤが組まれており
貨物列車は真夜中を走り
翌日早朝に目的地へ到着。

そして、トラックで各地へ
配送が可能です。

小回りは利きませんが
多くの荷物を同じ場所へ運ぶには
最適だと思います。


もっと貨物列車をアピール。
そう願わざるを得ない
落ち着いた雰囲気でした。



29 郡山出発後 (10).JPG



安積永盛に到着です。
ここで東北本線と水郡線が分かれます。

東北本線で新白河へ向かう人は
この列車に乗っていませんので、
安積永盛で降りる人のみが
車内から移動すると思います。

誰もいませんね(^^;


先に新白河行が郡山を
出発していたので
そちらに乗っていたんでしょう。









2024年09月04日

東北本線と分岐

安積永盛の駅名標は
ここから2つに分かれることを示しています。



30 安積永盛 (1).JPG



須賀川はバス旅で良く見る地名です。


自分は磐城守山へ向かいます。



安積永盛で立ち客が出ました。


なぜ?!

水郡線を利用して
どこかの駅まで向かう人が
安積永盛から乗るとは思いませんでした。



30 安積永盛 (2).JPG



今は使われなくなった
長いホームを後ろに
列車はいくつかのポイントを超えます。



30 安積永盛 (3).JPG



しばらく東北本線と並行するので
3線並んでいます。



31 安積永盛分岐 (1).JPG

31 安積永盛分岐 (2).JPG



東北新幹線の高架をまたくぐり
東北本線と新幹線は
仲良く並んで離れていきました。



31 安積永盛分岐 (3).JPG

31 安積永盛分岐 (4).JPG



磐城守山へ到着すると
明るい太陽が降り注いでいます。



32 磐城守山.JPG



山の天気とこんなに違うのですね。



磐城守山を出ると
平野の上空を高圧電線が
つながっています。



33 磐城守山、谷田川間 (1).JPG



人が多く住んでいる場所では
ほとんど見かけない高圧電線です。



33 磐城守山、谷田川間 (2).JPG



こういうところで見ると
これがあるから電気を使える
日々の暮らしの安心が
当たり前にあることに感謝です。



33 磐城守山、谷田川間 (3).JPG



谷田川は磐城守山と同じく
田舎らしい駅と思っていたら
改札口付近はだいぶ
予想を裏切る感じでした。



34 谷田川 (1).JPG

34 谷田川 (2).JPG



谷田川を過ぎたら
屋根の上に白い鳥の群れが
羽を休めていました。



35 谷田川、小塩江間 (1).JPG



昨日も黒い鳥の群れを見ました。


自然豊かなところなので、
鶴見では見かけない鳥の群れを
見ることができたんですね。


種類なんか分かりません(^^;

良いんです。

鉄道旅はいつもと違う流れが
楽しみの一つでもあるので。







2024年09月05日

ローカル水郡線の沿線を楽しく眺める

谷田川を出ると少し
列車が斜めになりました。



35 谷田川、小塩江間 (2).JPG



そして、
ディーゼルカーのエンジン音が
高く強くなってきました。


明らかに登っています。



35 谷田川、小塩江間 (3).JPG



谷田川の次の駅
小塩江までが上りのようです。



36 小塩江 (1).JPG



「おしおえ」なんですね。
「こしおえ」だと思っていました。


改札口はなく、
ゲートみたいですね(^^;



36 小塩江 (2).JPG



ディーゼルカーは小塩江を出ると
エンジン音が静かになってきたので、
下り始めたのが分かりました。



37 小塩江、川東間.JPG



ここで、1つ山を越えた感じです。



38 川東 (1).JPG



次の川東は駅のホームを
短くしていました。


昔は長い編成の列車も
走っていたと思われますが、
今は、最長で2両ですかね。

長いホームが不要ということは
明らかでした。



38 川東 (2).JPG



木で造られた駅は
駅舎ではないものの立派です。

利用しやすい駅も大切ですが、
自然の中に溶け込む駅舎があるのも
こういう良い場所だからですね。



川東を出ると山に沿って
左右へ走ります。



39 川東、泉郷間 (1).JPG

39 川東、泉郷間 (2).JPG



エンジン音が高らかになると
登っていることが分かります。


山を貫くトンネルではなく
また迂回するわけでもなく

山を登っては降り
ということを繰り返している感じでした。



39 川東、泉郷間 (3).JPG











2024年09月06日

明るい中をドコドコ走ります

川東を出て、少し勾配を登ると
次の駅泉郷です。



40 泉郷.JPG



泉郷で人が降りたっぽいのですが、
前の車両しか動きがないため
後ろの車両では分かりません。

駅名は、「いずみごう」。


「いずみさと」
の方が読みやすいのは
自分だけですかね。



ローカルワンマン列車は
無人駅では運転席後ろの
ドアから降りることになります。



2両目はドアが開閉せず、
その分、人の出入りが少なく、
空気が安定していますね。



41 川辺沖 (1).JPG



川辺沖では、民家が密集しており
ビニールハウスも見えたことから
ちょっとした集落のようです。



ただ、駅前に住居があっても
自動車がメインの移動手段
ということのようでした。


数時間に1本の割合で
運行している水郡線の踏切が
開くのを待っている自動車がありました。


タイミングが良いのか悪いのか(^^;



41 川辺沖 (2).JPG



駅の間は手入れがされている
田畑が多いです。



42 川辺沖、野木沢間.JPG



自然がそのまま残っている
ところもありますが、
それ以上に人の手が入っている
地域ということが分かりました。



43 野木沢 (1).JPG



野木沢でこの列車に乗る人を
見送りに来ている人がいます。


遊びに来たんですかね。

次の列車まで4時間以上あるので
乗り遅れないように
早めにきていたことが想像できます。



43 野木沢 (2).JPG



だいぶ登ってきたと分かったのは
車窓から見える回りの山の
頂上が減ったことからなんとなくですが、

新型車両のエンジン馬力のおかげで
苦も無く来た感じがしました。








2024年09月07日

主要駅磐城石川へ到着

アップダウンを繰り返しながら
新型ディーゼルカーは
快調に走ります。



44 野木沢、磐城石川間.JPG



そして、水郡線内で主要駅の一つになる
磐城石川に到着します。



45 磐城石川 (1).JPG



改札口の前には駅員さんが
この列車を出迎えるかのように
立っていました。


有人改札駅は久しぶりです。



今は、自動改札が主となり
改札口で切符を受け取る
という方式はかなり少なくなりました。



水郡線の小さな各駅は
基本的にスイカを使えないので、
まだまだ切符での乗り降りを
する人もいるのでしょうね。



面倒なことかもしれませんが、
自分としては切符での
乗り降りは良い文化だと思っているので
ずっと残っていってほしいです。


ちなみに自分がスイカで
列車に乗るときは
運賃がいくらかを確認してから乗っています。


降りるときにいくら引かれているか
確認しながらですね。



切符を買っていた時は
運賃はいくらと分かっていたのですが、
今は勝手に引き落とされるので、
本当の運賃が分からないことが増えました。


それではいけないと思います。


便利になったから
いくら運賃が掛かっても良い
ということではないと思っているので。



さて、ここ磐城石川で反対方面郡山行と
行き違いになります。



45 磐城石川 (2).JPG



約10分の時間調整があったので
ホームから駅外をウロウロします。



駅近くにあるセブンイレブンへ
買い出しに行っている人もいました。


駅近くにコンビニがある駅は
郡山を出てから初めてですかね。



改札口のあるホームに
水戸行は停車しているので
動きやすいですね。









2024年09月08日

磐城石川で楽しみまくる

反対方面郡山行が停車している
ホームにも線路を渡り
そのまま行くことができるので、

階段の上り下りがなく、
地方の駅らしかったです。



45 磐城石川 (3).JPG



先に出発するのが郡山行なので
じっくりと見送りました。



45 磐城石川 (4).JPG

45 磐城石川 (5).JPG



水戸行出発までもう少しあるので、
郡山方面へのホームとつながる
連絡踏切から眺めました。

この角度は贅沢ですね。



45 磐城石川 (6).JPG



めったに見ることができない角度で
列車の迫力を間近で感じることができました。



45 磐城石川 (7).JPG



出発まで数分あるので、
改札口外へ出てみましょう。



駅員さんへは青春18きっぷを見せて
難なく通らせてもらいました。



45 磐城石川 (8).JPG



駅舎は横長で
小屋ではないのが主要駅っぽいです。



駅前も広く、自動車が
停まることができるスペースが
結構ありました。



45 磐城石川 (9).JPG



また、駅前道路には路線バスも
走っているので、
移動する人たちが集まる場所
という本来の目的がしっかりと
認識されているところでした。



バラバラに散っていた
水戸行に乗る人たちが
少しずつ戻ってきます。



出発時刻になると
駅員さんも自分たちに列車へ
乗るよう促します。



ホームに誰もいなくなり、
列車はゆっくりと磐城石川を出発です。



改札口へ出る辺りで
駅員さんもこの列車を見送ってくれました。



次の水戸行は4時間以上後・・・

久しぶりににぎわった
駅だったのかもしれませんね。



45 磐城石川 (10).JPG







2024年09月09日

磐城石川で気分転換できました

磐城石川を定刻に出発した水戸行は
短いホームを離れ
単線になって先を目指します。



45 磐城石川 (11).JPG


45 磐城石川 (12).JPG



車内は、久しぶりに外へ出て
リフレッシュした人たちが多く
先ほどまでとはなんとなく
雰囲気が違っていました。



それでも、沿線風景が田舎なので、
少しずつ落ち着いていくのも
面白い車内の変化でした。



46 黒白石 (1).JPG



次の里白石は
駅の上にソーラーパネルかな?



46 黒白石 (2).JPG



里白石を出るとすぐに田んぼがありました。



47 黒白石、磐城浅川間.JPG



それがまた広い敷地を有しています。

今までも田んぼはありましたが、
もっと小さい田んぼで
ここまで大規模なところはありませんでした。



磐城浅川で久しぶりに
乗ってきたのは親子2人です。



48 磐城浅川.JPG



もしかしたら磐城石川での
10分停車中に新たな乗客は
いたのかもしれませんが、

10分の待ち時間が
待ち遠しくて、それどころでは
ありませんでしたからね(^^;



磐城棚倉はスーパーがあって
大きなところのようです。

しかし、無人駅なんですね。



49 磐城棚倉.JPG



構内は広いので
昔は貨物、鉱物などを積み降ろしする
駅だったのかもしれません。



磐城棚倉を出てからしばらくすると
犬が列車を見送っていました。

乗りたかったのかな?



50 磐城棚倉、中豊間 (1).JPG



家が密集している地域があり
今までの沿線とは少し
様相が異なる場所でした。



50 磐城棚倉、中豊間 (2).JPG








2024年09月10日

線路撤去の駅もありました

水郡線の主要駅である磐城石川を出て
田んぼの多いところを走ります。



中豊は駅のすぐ横に
片側1車線道路があるので、
生活するための場所が
集まっている感じです。



51 中豊.JPG



近津に到着すると
線路が敷かれていた感じの
スペースがあり、
線路が撤去されだいぶ経つようでした。



52 近津 (1).JPG



ホームにも雑草が生い茂り
遺産という感じもしないではないですね。



52 近津 (2).JPG



4両以上の列車でも
十分に乗り降り可能なホームの長さで
衰退していっていることが
良く分かってしまいました。



53 近津、磐城塙間 (1).JPG



近津を出ると、
水を張っている田んぼがあります。



53 近津、磐城塙間 (2).JPG



なぜこの時期に?

しかも1面だけで、
何か理由があるとは思いますが。



農業のことは全く分からないので、
自分たちが知らない知恵で
田んぼを維持しているのだと思います。



53 近津、磐城塙間 (3).JPG



車内の空気が
だいぶのんびりしています。



無人駅では乗り降りのない
2両目だからこその雰囲気ですね(^-^)



磐城塙にはアパートらしき
集合住宅がありました。



54 磐城塙 (1).JPG



郡山から走ってきて
ここまでの集合住宅は初めてです。


大きな駐車場もあり、
住宅地になっていました。



54 磐城塙 (2).JPG



磐城塙はホームも広く
人が多く利用する駅に感じます。



54 磐城塙 (3).JPG



そして、駅構内に
貨物のコンテナが置いてあり、
何かをしまうための倉庫として
利用しているようでした。