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2021年03月07日

座席車で一夜を過ごします

23時00分ちょうど
釧路行【まりも】は札幌を離れ、
千歳線を走り始めます。


座席車らしい乗り心地ですね。



DSCN0336.JPG



シートの足元には暖房の噴出し口があり
窓側は足を伸ばすことができずに
結構きつい体勢です。



けれども隣に人が乗ってくる気配がなく
どうやらこのまま2シートを
占領できそうです(^^)



北海道は想像通り寒く、
窓から隙間風は入ってこないのですが、
窓が冷え切ってしまい、
その温度が伝わってくるようで
寒さをしみじみと感じました。



疲れていたのでほとんど覚えていませんが
車内が真っ暗に減灯されたのを
なんとなく記憶しています。



本など読めるような明るさではなく
文字通り真っ暗にされた感じでした。



これなら座席でも良く寝ることができそうですが、
寝ないつもりの人には
厳しい状況のように思いました。



南千歳から石勝線に入り
新得で根室本線と合流して
帯広を過ぎ、車内放送が入りました。



どこの辺りかは分かりませんが、
霧が辺り一面を覆っており
霧の街釧路を象徴するような景色でした。



定刻通り5時50分に釧路へ到着し、
5時55分発の花咲線(根室本線)
根室行快速【はなさき】へ乗り換えました。



乗っている人はよっぽどの用事がある地元の人か
【まりも】に乗ってきた人だけなので
1両でも全員座ることができました。



【快速】なのに1両とは自分の感覚からすると
どうも異様な感じですが、
これで足りてしまうのに
運行をしている根室本線も
また、すごいものですね。



ただ、運行本数は本線にしては
極端に少ないのですがね(^^;



少し遅れて釧網本線も
網走へ向け出発するので
一時ホームはにぎやかになりますが、

寒いためにみんな車内へ入っており
あっという間にホームは
すっからかんになってしまいました。








2021年03月08日

根室本線を東へ

定刻5時55分に釧路を離れ
キハ54系はローカル線らしく
ドコドコ走ります。



DSCN0341.JPG



しかし東釧路を過ぎると
停車する駅が減るため
かなりのスピードで走り始めました。



乗ってみて思ったのですが、
5両もの乗客を乗せた【まりも】から
根室と網走へ移動する人が
これだけしかいないとは
想像をはるかに下回っています。



やはり時期が冬に近付きつつあるときなので、
だいぶ遅いということも考えられますが
少し寂しい状況でした。



かきめしで有名な厚岸で時間調整があり
新鮮な空気と駅を観察しに
車外へ出てみます。



DSCN0340.JPG



そこそこの大きさの駅ですが、
やはり人の生活する中心地から
離れていることには変わりなく
かなり寂しい雰囲気でした。



そのせいか何だか
少し寒さが厳しく感じました。



ホームへ戻ると反対方面
釧路行の列車が1両編成で
出発していきました。



DSCN0342.JPG



同じ車両を使用しているので
特に目新しいものはありませんが、
車内に少し人影が見えたことに
この列車が走る意味があると思っていました。



車内へ戻り根室を目指すために
列車が走り出します。



快速運転なので停車駅が
極端に少ないのですが
各駅でも駅間が思った以上にあるので
それほど頻繁に停まるといった
感じがしないかもしれないですね。



しばらく車内にも落ち着きが出始め
静かに先を目指す感じになりました。



そして茶内にてまた
時間調整のための停車があったので
下車してみます。



DSCN0343.JPG



厚岸に比べ明らかに小さくなり
人影も減りました。



そして、快速列車の停まる意味が
あるのか無いのか分らないような場所でした。



ただ、運転手もぶっ通しで運転するよりは
このような停車駅で少しでも
休めた方が楽だと思うので、

もしかしたら乗客のためではなく
運行上の安全のために
停車しているのではないでしょうか。







2021年03月09日

とうとう最東端へ

茶内を出発し列車は
根室へ8時12分に到着です。



釧路から2時間15分ちょっとかかっての到着で
北海道の東の端っこへ来てしまったんですね。



DSCN0344.JPG



根室からは日本の最東端
納沙布岬を目指します。



鉄道の駅なら一つ手前の
東根室が最東端の駅になりますが、
無人駅であるため、

有人駅と限定すれば
この根室が最東端の駅となります。



ここ根室まで来て、このまま帰るのも
芸がないのでバスを使って
納沙布岬まで足を伸ばすことにしたのです。



根室駅前で多少迷うかと思っていましたが、
下調べよりはるかに小さい駅なので
迷うことすらなく
逆に全てが近くにあって驚きました。



バス待合室と営業所、土産物屋が
一緒になっている小さな建物の前が
バス発着の場所で
納沙布岬行はもう停まっていました。



早速乗り込むと運転手さんが
「営業所で往復割引乗車券を
 発売しているから買った方がいいですよ。」
と教えてくれました。



これはラッキーですね(^^)



本来なら片道1040円のところ
往復で1880円となり
浮いたお金でビールの一本でも
買おうと思っていました。



すごく丁寧な運転手さんで
出発前にパンフレットを配って
車内をまわっていました。



バス出発は定刻通り8時20分で
納沙布岬まで30分ちょっと
かかる計算になります。



車内には明らかに観光客と
一般客と分かれており
一般客は病院の前の停留所で
降りていってしまいました。



車内が観光客だけになり
バス停のアナウンスはずっと続くのですが、
降りる気配もなく

またバス停に人が待っている
気配もなかったです(^^;



順調に走っているのですが、
北海道の道路は車の往来がほとんどなく
道路を縦横無尽に走る車が見かけられ
バスを豪快に抜き去る車が多いですね。



それはそれで構わないのですが、
軽自動車に抜かれた時には
むかつくというより軽自動車が
事故を起こさないか心配になるほどでした。







2021年03月10日

納沙布岬を散策

終点の納沙布岬に到着すると
降りる時に運転手さんが
納沙布岬のガイドをしてくれました。



どこに何があり、
どこで休憩ができ、
どこのバス停で待っていれば
帰れるかなどを
細かく教えてくれました。



ちなみにこの納沙布岬には
バス停が3つあるらしく
そのどこから乗っても良いらしいです。



バスを降りると海の香りがするのですが、
何となくいつもの海とは違う気がしました。



時刻は9時ちょっと前。
時刻表通りの運行でした。



モニュメントや納沙布岬の
観光名所らしきところを一通り歩き、
途中のお店でどこに何が見えるかと
今後の天気のことを立ち話しました。



DSCN0346.JPG

DSCN0354.JPG

DSCN0348.JPG

DSCN0351.JPG



そしてしばらくすると
とんでもなく濃い霧に襲われ
一寸先は闇とはまさにこのことだと
痛感するほどでした。



DSCN0353.JPGDSCN0352.JPG




先ほど立ち話した店で
花咲かにを親戚へ送り、
観光案内所のようなところで
時間をつぶし9時45分発の
バスへ乗るためバス停に戻りました。



霧のせいで海の先の島々は
全く見えなかったのですが、
灯台から発せられる
でかい警戒音を聞くことができました。



DSCN0350.JPG



また、灯台付近には
座礁した船が不気味に波に揺られていて
さらに不気味なのはその付近で
釣りをしている人がいたことでした。



DSCN0347.JPG

DSCN0349.JPG



釣りが無事できれば良いのですが、
波にさらわれないように
注意してもらいたいものです。



バスに乗り込むと根室から納沙布岬に来たときと
面子がほとんど変わらず、
たまたま先に来ていた
観光客がプラスされただけでした。



帰りのバスも一番後ろの席へ座り
空いているのをいいことに
バックの中を整理します。



そして一段落ついた頃
後ろを見ると道路がどこまでも続いています。



DSCN0356.JPGDSCN0355.JPG




北海道らしい道路で
北海道の東側の端っこでも
まっすぐな道路を見ることができて
得をした気分です。



ちなみに北海道の鉄道で
長い直線が苫小牧と白老のところにありますが、
鉄道は30キロ近くの直線が続いています。



バスは先ほどの道路を
戻っていくのですが、
今度は駅へ向かうバスのため
たまに地元の人を拾っていきます。



しかも納沙布岬から
それほど進まないところで
乗客を拾ってもいるので
観光ばかりに使用されている
バスとはいえない気がしました。



病院の前でやはり人を降ろし、
終点根室駅前に10時20分頃到着しました。



DSCN0357.JPG






2021年03月11日

根室を後にします。ずいぶん早いですが(^^;

納沙布岬から根室へ戻ってきました。

観光と言えば観光ですが、
鉄道がメインなので
このくらいで良いでしょう(^^)



DSCN0359.JPG



根室でも安いカニを見つけたので発送し、
根室発11時05分発釧路行
快速【はなさき】へ乗り込みました。



DSCN0358.JPG


DSCN0345.JPG



ちょっと小腹が空いたので
食べ物をつまみながら
釧路までの移動です。



1両のディーゼルカーで
立っている人がいないで
すむくらいの乗車率でした。



DSCN0360.JPG



あまり停車しないので
うつらうつらしながら
釧路へ13時07分に到着しました。



根室に比べるとやはり
大きさが違う都市ですね。



DSCN0363.JPG

DSCN0362.JPG

DSCN0361.JPG



駅ビルで駅前からは
タクシーとバスが頻繁に
出入りしています。



そして店もそこそこあり、
コンビニもあったので
駅弁があまりなかったために
コンビニ弁当の昼飯を購入しました。



釧路駅構内で昼食を済まし
13時50分発の釧網本線
摩周行へ乗り込みます。



網走まで通しで行けば
明るい時間に到着できそうですが、
この釧路と網走の間には

釧路湿原、摩周湖、川湯温泉、知床斜里など
観光名所がずらっと続いています。



せっかくだから途中下車して
寄れる所に寄ることにしています。



ということで10月になると
運休になるバスが多数あるために
行くことができない摩周湖をはずし、

駅から遠すぎるウトロや知床半島をはずし、

釧路湿原で降りることにしました。



釧路から20分ちょっとで到着し、
降りてみるも臨時駅なので
何もないですね(^^;



DSCN0364.JPG



駅は立派とはいえませんが、
手の込んだ作りだったのが
せめてもの救いでした。



実はこの釧網本線は
1時間に1本列車があるようなところではないので
ずいぶんと時間が余っています。



ここは思い切って
釧路湿原を歩くことに決め、

一つ先の細岡まで
でかい荷物を持って歩くことにしました。








2021年03月12日

釧路湿原を歩いちゃいます

もちろん地図などないので
線路と川の間の道を、
線路を見失わないように
歩いていきます。



DSCN0365.JPG



たまに車が来る以外は
人の気配が全くなく、
異世界に迷い込んだ感じでした。



DSCN0366.JPG



紅葉もちょうどきれいに色づいた頃で
暖かくはありませんが
寒くもなく有意義な時間が過ごせました。



しばらく歩くと川沿いで
釣りをしている人がいて
こちらを見て驚いていましたが、
その釣り人以上に自分は驚きました。



そして、前から歩いてくる旅人もいて
これもまた驚きました。



自分と同じような考えを持っている人が
いることにびっくりしたのです。



初めて歩く所は遠く感じるもので
いったいどのくらい時間が経過したか
見当もつきませんが
無事一つ先の駅細岡へ到着できました。



DSCN0367.JPG



無人駅なのは想像通りですが、
駅小屋は結構きれいで
立派なものでした。



ただ、民家があるものの
人の気配は全くなく
駅のあることさえ不思議な
ところでした。



思ったより早く到着できたらしく
次の列車までかなり時間があるので
細岡駅周辺の散策をちょっとし
寒さが厳しいので駅小屋の中で寛いでいました。



ポスターや落書きがいっぱいあり
飽きずに過ごすことができたのものの
落書きの中にいくつもあったのが

この駅前にある民家に飼われている犬に
噛み付かれたというコメントで、
どうやら放し飼いにしてあるらしく
見つかったらみんな追っかけられ
噛まれているようでした(^^;



自分は何にも知らずに
ここまで来ることができたので
ある意味ラッキーだったかもしれないですね。








2021年03月13日

臨時観光列車【ノロッコ号】

今度の列車は臨時に運行されている
【ノロッコ号】です。
観光列車なので、特別列車という感じですね(^^)



DSCN0368.JPG



車内はガラガラでゆっくりと
寛ぐことができましたが
いかんせん次の釧路湿原で下車するので
それほど楽しめたわけではありませんでした。



車窓は紅葉が色鮮やかに飾っており
列車名通りゆっくり運行するので
たっぷりと見ることができました。



ちなみに車両編成ですが、

釧路側にトロッコ車両を3両繋いでおり
その後ろに普通客車を繋いでいます。



DSCN0371.JPG

DSCN0369.JPG

DSCN0370.JPG



そして最後尾にディーゼル機関車という
並びでした。



DSCN0372.JPG



つまりこの状況は先頭に運転席があるものの
動力は一番後ろのディーゼル機関車で
全ての客車を押しているという状態なのですね。



30分あまりかけて歩いたところを
6分で戻って釧路湿原へ到着し、
自分を含め2人ほど下車しました。



駅にはこの列車へ乗る人がけっこういて
自分の想像をはるかに超えていました。



その列の中に細岡へ行く途中に
出会った人もいて同じことを
考えていたことに共感を覚えました。



ディーゼル機関車の
力強いエンジンの音が消え去り
あたりに静寂が訪れます。



先ほどとは違って
今度はこの釧路湿原駅の上にある
展望台へ行ってみようと思います。



この上にある展望台は
細岡大観望といい情報誌などには
必ず掲載されている眺めの良い所です。



駅からは急な階段を上り
まずは駐車場と土産物屋を
兼ねている所へ出ます。

ここで休んでも良いし
何か食べても良いのですね。



ここからさらに上へ登っていくと
細岡大観望へ出ることが
できるのです。



時間的には15分くらいだと思いますが
すぐに到着できました。



そこから見る釧路湿原は
雄大で午後のため逆光ではありましたが、
心配することも無く
満足いくまで眺めることができました。



DSCN0377.JPG

DSCN0375.JPG

DSCN0374.JPG

DSCN0376.JPG

DSCN0373.JPG



思う存分釧路湿原を堪能し
今日の宿である網走へ向けて
移動することにしましょう。






2021年03月14日

釧網本線を網走へ向けて、でも途中下車

釧路湿原を16時06分に出発する
網走行へ乗り込みました。



さて予定では塘路で降りて
散策をすることにしていましたが、

かなり疲れたのと
川湯でのひとっ風呂の時間が無いことを考慮して、
予定を変更して摩周で降りて
温泉に浸かる事にしました。



列車は1両編成なので
ぎりぎり座ることができましたが、

窓からは夕陽が良い具合に見ることができ
車内の観光客はみんなシャッターを切っています。



DSCN0378.JPG



自分もそれに倣おうと思っていましたが、
間に合わず太陽が
山に隠れてしまいました。



しかし、茅沼付近で急に列車がゆっくりになり
何事かと思っていたらなんと
タンチョウが線路の付近を
ウロウロしていたのです。



初めて見るタンチョウに
夢中でシャッターを切りました。



DSCN0380.JPG



この辺りではたまに
このようにタンチョウが現れるということで
今日は運がよかったのでしょう。



道中で思わぬものの出現に
車内は興奮に包まれながら
闇夜に変わりつつある景色の中を
ひたすら北上します。



そして真っ暗になった頃
摩周へ到着しました。



この列車に乗っている人は
摩周で多少降りるものの
後はほとんど下車する人がおらず、
みんなどこまで行くのか不思議でした。



という自分もここで下車し
周辺地図を眺めながら
温泉を探します。



約1キロ離れたところに
摩周温泉というものが湧いているらしく
駅からすたすた歩いていきました。



途中でバスがいっぱい停まっているところを過ぎ
雑貨屋が並んでいるところで迷いました。

確かにこの辺りなのですが、
どこに目指すホテルがあるのやら。



とりあえず雑貨屋で道を聞くと、
なんてことは無いすぐそこの道を
右に曲がるだけでした。



実はこの辺りには温泉は湧いていますが、
風呂屋といったものが無く
全ての温泉がホテルになっています。



したがって今日は泊まる予定も無いのに
ホテルへ入っていったのです。



ホテルといっても旅館に近く
スーツなどを着ている
フロントではなかったので、
温泉に入りたい旨を伝え、
300円を払って風呂場に向かいました。







2021年03月15日

摩周でひとっ風呂温泉

摩周で下車し、
やっとたどり着いたところは
パークホテルというところで

風呂場には浴衣姿の人と
私服の人が半々で、
立ち寄り湯として利用している人も
少なくないことが分かりました。



時間はたっぷりあるようで
そうでもないのでさっさと体を洗い
さっぱりとして湯に浸かります。



体の芯からから温まるので
ゆったりと疲れが抜けていくと同時に
眠くもなってきました。



ただ、温泉はいっぱい浸かれば
体に良いというのではなく
普通の人なら5分ほど浸かるのが
正しい入り方らしいですね。



自分もそれに倣って
あまりしつこく入らないようにしました。



着替えを済ませロビーに出て
体を休ませていると
車で立ち寄ったらしい人も
帰っていきました。



列車より車での立ち寄り客が多いらしく
そういえば駐車場も広かったですね。



準備を万端にしフロントに
お礼を言って外に出ました。



のどが渇いていますが、
このホテルにはアルコール類を
売っている自動販売機が無く、

どうしようか迷っていたら
目の前にコンビニのマークが見えました。



運良くビールを購入できました。

風呂上りのビールは格別で
あっという間に飲み干したのは
言うまでも無いですマグカップ



摩周へ戻ると次の列車は
網走まで行かない途中の川湯温泉行です。



DSCN0381.JPG

DSCN0382.JPG




当初予定していた川湯温泉行の列車ですが
このまま移動するために乗ります。



本当なら川湯温泉駅から歩いて
数分のところにある
公共浴場へ立ち寄る予定だったので
川湯温泉で降りて公共浴場を
探しておこうと思います。



さて、摩周駅で列車が車で待っていると
小学校低学年の子供がお母さんと
一緒に切符を買っていました。



しかし、どうも列車に乗るのは
子供だけらしくお母さんは
切符を渡すといくつかの注意事項を
子供に言い聞かせ駅を出て行きました。



さて子供はというと
この辺りではあまり列車を
利用することが無いらしく
不安でしょうがないのでしょう。



駅員さんにずっと付きっ切りで
列車が来るのを待っていました。



そして自分のところにも来て
いろいろと話し始めました。



たまたま自分と同じ
川湯温泉まで行くので
無理矢理一緒に行くことを
約束させられ話をしていました。



どうやら今小学校の2年生で、
川湯温泉にあるおばあちゃん家に
遊びに行くということらしい。


度々一人で行っているらしいが、
この状態を見ると
まだまだ慣れてはいないのでしょう。






2021年03月16日

摩周から川湯温泉まで

さて、摩周に川湯温泉行が
到着するというアナウンスが入ったので
ホームへ向かいます。



子供はというと
もちろん乗り遅れては大変なので
ダッシュしてホームへ向かっていました(^^;



1両編成の列車は
1人の乗客を乗せて到着しました。


そして、自分たち2人を乗せて
乗客は3人という車内で走り出します。



真っ暗な中をレールだけを頼りに
走っている感じがし、

最後尾から後ろに流れていく景色を眺めても
真っ暗で何も見えないという状態でした。



さて、摩周から乗った子供は
列車の中でもあっちへ行ったり
こっちへ行ったりと落ち着きが無く、

運転手にまで話しかける始末でした。



まぁ運転手も悪い人ではなかったので
怒りはしなかったのですが

やはり運転中に話しかけられるのは
気が散るのでやめるべきでしょう。



実のところ、子供が不安がっていたので、
車内では同じボックス席に座っていました。



なんとか子供を席に座らせたのですが、
しばらくするとまた立ち上がって車内を動き回り、
今度は後ろの方へ遊びに行くようです。



ワンマン運転で運転手の邪魔さえしなければ
良いやくらいに思っていたので
特に気にせずに一緒に最後尾まで
車内を移動し、後方へ流れる真っ暗闇を
眺めていました。



摩周から20分ほどの移動でしたが
子供の面倒も見ていたので、
あっという間に川湯温泉へ
到着したような気がしました。



改札を抜けると
そこにおばあちゃんが待っており、
子供はおばあちゃんを見つけると
一目散に改札を出て行きました。


まるで自分をポイ捨てする感じで(笑)



自分はなんとなく
おばあちゃんとも話しをし

子供(孫)のことを少し聞いて
この場を別れました。


子供は闇の中におばあちゃんと一緒に
消えていきました。



DSCN0384.JPG