散っていってしまうと、
車も人もまったくないところに
早変わりし奇妙な静けさの中に
クモハ42001系のモーター音が
響いていました。
せっかくだから少し遠くまで
散策したい気はしますが、
この折返し列車を逃すと
しばらく列車が来ないので、
乗り遅れないために
散策はそこそこにしました。
ホームに戻り重いドアを開け
車内に乗り込むと
先ほどの旅人1人と
新たな乗客が1人乗っていました。
長門本山を18時32分に
出発です。
結局乗客は3人で動き出しました。
浜河内で少し人を乗せ
終点の雀田には18時37分に
到着してしまいました。
クモハ42001はどうやら
長門本山へ折返す雰囲気ですが、
それまでゆっくりと体を休める
といった感じに見えました。
雀田で今度は宇部新川行に
乗換えます。
と、ここで事件が起きました。
この辺りに住んでいると思わる人が
線路から火が出ていると
大声で叫んでいたのです!
急いで自分は、クモハ42001の
運転手さんに声を掛け、
事態を伝え、運転手さんが
声を出している人の方へ目を向けると、
そこはポイントの部分です。
線路の行き先を変更する際に
ガチャガチャ動くところに
火が付いていたのです。
理由は、線路が寒さで凍結して
しまうとポイントが動かなくなります。
それを防ぐために火で温めている
ということなんですね。
住民にとっては、そのことを
知らなければ大惨事になり兼ねないと
思うのも無理はありません。
運転手さんもその住民のところへ行き
丁寧に理由を説明していました。
このポイントに火を灯すのは
大雪の降る東北や北陸地方だけと
思っていたので、山陽地方で
このような対応をしていることに
驚きました。
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