定刻18時10分までもう少しです。
釣鐘式といわれるモーターを
積んでいる列車なので
うるさいことは覚悟しています。
時間になると列車はゆっくりと
ホームを離れます。
モーターが迫力のある音を出し
体がしびれてきますね(^^)
地響きのようにしたから
ブルブルくるこのようなモーターを
体験するのも久しぶりなので
楽しいですね。
しかしこの列車もそろそろ
引退がささやかれています。
もしかしたら最後の乗車かもなぁ
と思うとなんだか寂しくなりました。
座席も木、窓枠も木
床も木でできています。
雨などが降り、床が濡れると
独特の匂いを出しそうでした。
※昔南武線でそんな記憶があります。
座席は木なので弾力などなく
固いですよ。
長時間は厳しいかもしれませんが、
短時間であればどうってことないですね。
モーター音が大きいのは
木で作られている車両が
重いということも影響しているように思いました。
雀田と長門本山の間には
浜河内があり、ここでは
人が降りるだけで列車は
次の終点長門本山へ動き出しました。
終点長門本山へは18時15分に到着です。
わずか5分。
それでも貴重な体験をしたので
晴れやかな気持ちでした。
長門本山のホームへ降りると
ほとんどの人が家に帰るようで
足早に散っていってしまいました。
駅前には運転手さんと
自分ともう一人の旅人だけが
取り残された感じでした。
この列車で折り返すので、
軽く駅前を散策します。
駅というかホームにベンチとトイレ
だけがある簡易的な駅を離れ
道路を歩くと海のかなたに
ぼんやりと灯りが見えました。
ここから見えるのは九州ですかね?
それとも瀬戸内海の小島でしょうか。
思ったよりきれいな夜景だったので
ちょっと得した気分になりました。
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