ボックス席後ろ向きの窓側を
かろうじて確保できました。
なぜこのような状態なのかというと、
どうやら遠足らしき
小学生と先生がいるためです。
この小海線は八ヶ岳に沿って走るという事から
清里、野辺山など高原と呼ばれるところを
各駅にゆっくりと停車していくローカル線なんです。
だから、この真夏の避暑地に
最も近くそして早く着く事ができるのでしょう。
じゃここで話のついでに
小海線についても少しだけ。
この小海線は今いる小淵沢から
清里、鉄道最高地点駅野辺山、小海、
長野新幹線との接続駅佐久平などを経て
小諸までを結んでいるローカル線です。
終点である小諸は、
第3セクター【しなの鉄道】が接続していますが、
まだ記憶に新しい横川、軽井沢間の
線路が繋がっていたときは
【しなの鉄道】ではなく信越本線が走っていたのです。
だから、今回は残念ながら
JR線での乗り継ぎでは無くなりました。
話を元に戻して、それだけ有名な
観光地、避暑地を走るので
列車の混雑も頷けるのです。
合わせて、列車本数はもちろん少なく
それに伴い電化する必要も無いので
全線非電化区、よってディーゼルカー主体なのですね。
たぶん、この小学生たちは
清里、野辺山辺りで降りると思われるので
それほど気にせずに自分は席で寛いでいました。
この小淵沢という駅は小さい割に
いろいろなものがあります。
中央線のホームには木で作った
待合室や売店が2つほどあり、
この小海線ホームにも弁当屋と売店があります。
これだけの人がいるといえばいるが、
それもこの小海線が発車する前だからであって
実際はそれほどいないのではないでしょうか。
それを考えると少しばかり設備が
過剰ではないかと本気で思っていました。
さて、そんな風にいろいろ考えていると
隣中央線ホームに特急が到着し
多少の人を乗り降りさせて出発して行きました。
特急の後には、
小海線発車間際になって
ここ小淵沢止まりの普通列車が到着しました。
小淵沢止まりの列車はガラガラではありますが
対照的にこの小海線は車内がギュウギュウです。
これではせっかくの高原列車と言われる小海線も
何だか通勤列車に変わってしまったかのような
妙な気分でした。
時刻はというとそろそろ発車時刻ですが、
まだまだ車内に人がなだれ込んできており
八ヶ岳山麓の人気を改めて思い知らされました。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image