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2019年04月08日

農産品は「知財」か?YES!

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いつも当たり前のように食べている野菜や果物、果ては穀物までも知的財産として捉える時代になってしまったようです。

「デコポン」や「清見」という品種ができた経緯をちょっと調べるだけで、それがとても長い年月をかけて育成されてきたことがわかります。

人間というものは隣の芝生は青く見えるもので、そもそも自分自身の持ち物をあまり意識しないし、その評価も低く見積もりがちだったりしますが、自分たちが培ってきたものを正しく評価することは同時に自分自身を評価することなのかも知れません。



農産物は「農ハウ」のかたまり!


「清見」オレンジは日本で生産される柑橘類の育種親なのですが、その交配から品種登録まで31年要したそうです。

農林水産省も啓発を目的としたパンフレットを発行しています。

農ハウ(KNOW HOW)を守り活用して農業をビジネスに。


こういった動きの背景にあるのは、日本で「デコポン」の商標登録をしたところまではよかったのですが、まさか海外展開するところまでは考えていなかったということなのでしょう。

前述のカリフォルニア州では「スモウマンダリン(SUMO Mandarin)」という商標で、ブラジルでは「キンセイ(Kinsei)」、韓国では「ハルラボン(Hallabong)」という商標で販売されているようです。

東部アメリカ びっくり仰天!海を越えておすもうさんになった果物のお話


とても長い年月をかけて商品化にまでこぎつけた農産品が、いとも簡単に苗が流出して海外で販売され、開発に関係した人々や組織には収益が還元されることがない実態を憂慮してのことなのでしょう。


テーマになっているのは知財管理!


農業に限らずあらゆる産業分野では製品・商標の登録と管理を重要視するようになりました。

それなりの企業であれば法務・知財を担当する部署が必ずあります。私自身の個人的な印象では、その部門を充実させたところで商品開発がなされるわけでもなく、もちろん収益が増えるわけではないので、なんだかな〜という印象をもっているのですが、危機管理という意味でも重要視せざるを得ないのでしょう。

自分たちの意図していない領域で製品の評価がなされる可能性もあるからです。

なにも今に始まった事ではないのですが、世界はグローバル規模で繋がっており、国内市場だけを視野に入れて製品開発をする時代ではもはやないということなのでしょう。

とはいえ、この知財管理(ライセンス事業化)というものには基本慣れていないので、この辺のノウハウも身につけていかないと...などと思いながら、私の本音のところでは「そんなものは人工知能にやらせればいいんじゃない?」という楽観的な考え方もあったりしますが。


「農業」にフォーカスする金融資本


労働集約型の生産体制に資本投下して収益をあげる投資活動のスタイルが行き詰まりを見せているように思います。それを肌で感じているのは、今まで経済活動を牽引してきた資本主義システムを支える国際金融資本そのものなのかもしれません。

リーマンショック以降でしょうか、“持続可能な開発目標(Sustainable development of goal’s)”という表現が散見されるようになったのは、そのような背景があってのことなのだと思います。

いま国際金融資本がフォーカスしている分野のひとつに「農業」があります。
戦後はメインのプレイヤーは「エネルギー」即ち石油だったのですが、この物質の循環システムは構築できません。でも、農業分野ならばそれが構築できそうな可能性を見るのでしょう。

投資対象が種苗、遺伝子、商標等を管理することで成立する ビジネスに向けられているように思えます。

種子法改正等の議論はとても今の私の力量では論じられないのでここでは敢えて記載しませんが、私は案外に楽観的にとらえています。
どのような法改正を行なっても所詮人間が決めていくことなので、あまりにも無理筋な展開にはならないだろう...と。


自分たちのお金が投じられたものが自分たちの文化になる!


最近私は食べるものに妙な執着を持つようになりました。
味覚は重要な文化だと思うようになったので。
ジャンクフードばかり皆で食べていたら、身の回りに売っているものの大半がジャンクフードになってしまう。
そうならないように、買い叩くよりも時に「買い支える」感覚も必要かな...と。

ということで、のま果樹園の定期購入を申し込んでしまいました。
価格は3,480円(税込)/月です。

今回は「デコタンゴール」でしたが、今後の予定は以下の通りです。

5月 蔵出し清見タンゴール
6月 木成り河内晩柑
7月 冷凍みかん(旬柑氷結)※うまい表現だな!
8月 ハウスみかん
9月 ストレートジュース
10月極早生みかん
11月 早生みかん
12月 媛マドンナ
1月 ポンカンオレンジ
2月 宮内いよかん
3月 せとか
4月 デコタンゴール

お届け月前月の20日までに連絡すれば、次月はお休み!も可能です。

また、お届け先も変更可能で、熨斗を付けることもできるそうです。
贈答にも対応可能。

「月がわりお楽しみ定期便」はいかがでしょう。

旬の愛媛みかんを産地直送!愛媛みかん専門店「のま果樹園」



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末木和美
人生により深く身を乗り出して関わろうとすると、どうしても食への関心は高まります。なぜならそれが日々の自分自身を支えているから。 心臓にステントが入っています。まあ、若い頃に脂ぎったものとか、駅の立ち食いそばで揚げ物乗っけて食べたりやり過ぎちゃったかな。 その反省からか、やたら食い物にこだわるようになってしまいました。別にグルメじゃないんですが、バターもの、砂糖ものは避けています。
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・良く生きることとは、良く食べることなんだと思っています。
・食べることをいい加減にしてしまうと、生きることもいい加減になってしまう。

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