薬師如来 瑠璃の空 Azure Sky of Lapis
遥か東の瑠璃の空
青き光、心を照らす
病む身を抱きし魂よ
薬師の名を胸に刻め
瑠璃光浄土、彼方に響く
癒しの祈り、届く者よ
青き輝き、闇を裂いて
救いの光、永遠に歌う
Yakushi Nyorai - Azure Sky of Lapis
Far to the east, the lapis sky gleams,
Its azure light, a balm for the heart.
To souls that bear the weight of pain,
Etch Yakushi’s name deep within.
In the Pure Land of Lapis, his call resounds,
A prayer of healing for those who believe.
The azure radiance shatters the dark,
An eternal light of salvation and song.
薬師如来――正式には「薬師瑠璃光如来」と呼ばれるこの仏は、遥か東方の瑠璃光浄土に住まう。彼の光は、瑠璃のごとき青い輝きを放ち、その清澄な光は見る者の心を瞬く間に洗い清めると言われている。
古より、人々は病に苦しむたび、この医薬の仏に救いを求めた。彼のもとには、どんな深い傷も癒し、どんな心の痛みも和らげる力があるという。その光に触れた者は、ただ体の病が癒されるだけでなく、心の底に巣くう苦悩すらも消え去るのだ。
だが、薬師如来はただ静かに座しているわけではない。その周りには、強大な力を持つ十二の神将が厳かに佇んでいる。彼らは、薬師如来を守護し、その教えを広めるために存在する。彼らの姿は、武器を携えた戦士のごとく、誰もが一歩引いてしまうほどの威容を誇る。
東方の瑠璃光浄土で、彼は何千年もの間、病に苦しむ者たちのために瞑想し、光を放ち続けてきた。その青い輝きは、地上のあらゆる闇を貫き、人々の命を照らす希望の光となる。
薬師如来の加護を得ようと、多くの者が彼の名を口にする。それは、ただの祈りではなく、心からの信仰であり、彼の力を信じる者には、確かにその癒しの力が届くのだ。十二の神将は、如来の教えを広め、敵対する邪悪な存在から彼を守り続ける。彼らの鋭い眼差しが、常に世の中を見つめ、如来に害をなすものが現れれば、一瞬で斬り伏せる。
瑠璃光浄土の青い光の中で、薬師如来は変わることなく人々を見守り続けている。彼の光は、いかなる時も弱者に寄り添い、病を癒す力を持っている。それは、終わることのない救済の物語であり、無数の人々の心に深く刻まれている。
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