日本人からすると驚くほど、アメリカのスーパーなどでは、サプリメントの棚が非常に広い面積を占めている。日本人から見るとアメリカ人はみんな「サプリ好き」のように見えるが、それは、アメリカ人から見た日本人が皆マスク好きのように見えるのと同じことなのだ。
アクション映画の主人公などが劇中で服用しているのは、アスピリンなど痛み止めの薬が多いが、ビジネスドラマなどでは、「スマートサプリ」と呼ばれる集中力や持久力をアシストするサプリメントを、オフィスの引き出しから取り出して服用するシーンなども多い。
スマートサプリは、健康維持目的で利用されるものではないが、仕事の能率を上げたり、焦りを沈めたいときに使用される。
スマートサプリは実際どの程度利用されているのか?
では、実際のビジネスシーンでも、米国ではこれらのサプリが利用されているのだろうか?
米ネイチャー誌がインターネット上で独自に行なった非公式調査によれば、世界60ヵ国の1400人から寄せられた回答では、こういったサプリや薬を「非医療目的、認知促進の目的で服用した経験がある」と答えた人は5人に1人の割合だったと報告されている。
↑2008年にアメリカの科学雑誌、ネイチャーが独自に調査したサプリの医療目的以外での服用事情のレポート。 |
ただし、これは2008年の調査に基づくデータで少々古い。2017年の現在では、その利用率はさらに向上していると思われる。一説によると、現在ではアメリカ人の半数以上が、毎日何らかのサプリメントを服用していると言われており、北米のサプリメント・ビタミン市場は500億ドル規模に及ぶと言われている。
シリコンバレーではスマートサプリが
「ヌートロピック」と呼ばれ大流行!
実際に、シリコンバレーのIT企業で働くエンジニアにはスマートサプリの利用者が多く、それに注目した起業家によるスマートサプリ関連のスタートアップも相次いでいて、ちょっとしたブームになっている。
元グルーポンのプロダクトマネージャーであったジェフリー・ウーとYouTubeのマネージャーであったマイケル・ブラントがつくったスマートサプリ企業「Nootrobox」がその代表例。
↑シリコンバレーで最も成功したスマートサプリのスタートアップ「NootroBox」の通販ページ。 |
シリコンバレーでは、これらのスマートサプリをギークっぽく、「ヌートロピック」と呼称することが多い。
ヌートロピックとは、1972年にルーマニアの心理学者・科学者であるCorneliu Giurgeaがつくった、「安全に認知機能を保護・改善・向上させる物質」を指す造語。その概念自体は70年代にすでにヨーロッパで生まれていたスマートサプリだが、近年、その市場を爆発的に伸ばしているのがアメリカで、もちろん、この潮流は世界的規模で伸びていく可能性が高い。
出遅れた日本のスマートサプリ事情
日本では、同様にビジネスマンがエナジードリンクなどドリンク剤を服用するケースは多いが、それらは主に疲労回復に用いるもので、仕事に臨むうえでその効率を上げるためのものではない。
一部、眠気覚まし用のドリンク剤などもあるが、オフィスでは、コーヒーを飲むなどといった対処を取る人のほうが多いだろう。
↑日本では疲労回復のためにエナジードリンクなど、ドリンク剤が飲まれることが多い。 |
日本では、オフィスでサプリを使用している同僚を見ることもまれだが、とはいえ、もうそんなことも言っていられない時期が来ているかもしれない。より集中して仕事に臨むため、プレゼンでの緊張を和らげるため、イマイチやる気の起きないときの奮起のために、世界のビジネスマンは、能率を上げるべく、スマートサプリで自分をブーストして仕事に臨んでいるのだ。
一方で、6月22日には、海外のスマートサプリの個人輸入を原則禁止する、という厚生労働省の方針が発表されている。対象の未承認薬は、本来はてんかんや注意欠陥、多動性障害(ADHD)の治療に使われるもので、スマートサプリとしての有効性や安全性は不明というのが実情だ。
このように、これまでは、日本でスマートサプリを利用しようと思うと、海外産の未認可の製品を個人輸入するといった手段に頼らざるを得なかったわけだが、そんな日本のビジネスマンにもトライしやすい、日本生まれのスマートサプリが登場し始めた。
SEEDS&SUPPLYから発売された4つのスマートサプリ
SEEDS&SUPPLY(シーズ&サプライ)は、“「時間」と「健康」両方を得ることができるスマートな人生を送ってもらう”と標榜するサプリメントブランド。日々の生活をサポートする各種サプリメントを販売している。
そのSEEDS&SUPPLYから発売されたスマートサプリが「MORE SMART SERIES(モアスマートシリーズ)」だ。
次世代スマートサプリの「MORE SMART SERIES」は、日本の食品衛生法に適合した原料を使用し、すべて国内の工場で生産されており、忙しく働く日本人向けに成分を独自配合し開発されたメイド・イン・ジャパンのスマートサプリだ。NPO法人日本サプリメント評議会の認定する「安心安全マーク」も取得している。
耳の早い日本のビジネスマンやエンジニアの間ではすでに話題になっており、販売開始早々にAmazonの新着ランキングで第一位に輝いている。
AwwwardsやCSS WINNERなど、海外の9つのウェブデザインアワードの11部門を受賞しているクールなデザインの『MORE SMART SERIES』のブランドサイトには、利用シーンに合わせた4種のサプリがラインアップされており、業務内容やニーズに合わせた利用が可能だ。
↑海外のデザインアワードを数多く受賞した『MORE SMART SERIES』ブランドサイト。海外勢も日本産スマートサプリに注目するきっかけに。 |
感覚を研ぎ澄ませる人に『FOCUS』(フォーカス)
『FOCUS』は、ここぞという瞬間を助けるためのサプリ。気持ちを高め、感覚を研ぎ澄ませる、大事なプレゼンの前など、負けられない勝負に挑む際に利用したい。
1回の使用量は1〜3粒が目安。この3粒にカフェイン150mg、テアニン200mgを配合。
カフェインは、コーヒーや紅茶などにも含まれている、興奮作用を促す効果のあるお馴染みのアルカロイド。150mgは、およそコーヒー2.5杯分程度だ。
テアニンは、緑茶などに含まれる、リラックス効果があるとされるアミノ酸の一種。200mgのテアニンを摂取することによるリラックス効果に関わる研究データも存在している。
興奮作用のカフェインとリラックス効果のテアニンでは、一見相反する効用にも思えるが、併用することで心をリラックスさせた状態で、感覚を鋭く研ぎ澄ませることができるのではないかと考えられている。
お茶やコーヒーなどは何杯も立て続けに飲めるものではないが、サプリメントなら摂取目安量を水で飲みくだすだけ。
原材料には、南米アマゾン河流域原産の植物でカフェインを含むガラナ、インドのアーユルヴェーダに伝わる冴えるハーブバコパ、さらに、元気の維持に欠かせないビタミンB群も配合。
リラックスした状態で、鋭く集中し、活力をみなぎらせて仕事に臨む際には『FOCUS』がおススメだ。
価格は90粒入りで4260円(税別)。
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