ハリウッドセレブから広まった「スーパーフード」って?
「Super Food(スーパーフード)」とは、栄養バランスに優れていて、一般的な食品よりも栄養価が高い食品の総称です。あるいは、ある一部の栄養・健康成分が突出して多く含まれる食品を意味します。一般的な食品とサプリメントの間のような存在で、料理の食材として、または健康食品としての用途をあわせもつと定義されています。
スーパーフードという言葉は、1980年代頃、北アメリカの食事療法を研究する医師や専門家たちの間で使われるようになったのがはじまりといわれています。その後、ハリウッドスターや健康志向のセレブたちの間でスーパーフードが一躍人気となり、世界中に広まりました。
日本でも、スーパーフード入りのドリンクやサプリメントなどが販売されており、美容や健康、ダイエットに関する意識が高い女性を中心に人気を集めています。
スーパーフードといえばコレ! 代表的な食材3選
では、具体的にはどのような食材がスーパーフードに当たるのでしょうか? 代表的な食材を3つご紹介します。
アサイー
アサイーは、ブラジル原産のヤシ科のフルーツ。ブルーベリーのような見た目が特徴で、アサイーベリーとも呼ばれます。小さな実ながら栄養価が非常に高く、ポリフェノールや鉄分、食物繊維、ミネラルなどが豊富に含まれています。
抗酸化作用が高いため、アンチエイジングに効果的だと言われていて、さらには貧血予防や便秘解消も期待できるのだとか。スムージーやアサイーボウル、シャーベットなどのスイーツとして人気が高いスーパーフードです。
キヌア
南米原産のヒユ科アカザ亜科の植物。直径1〜2mmの粒状で、キビやアワなどと同様に雑穀に分類されます。タンパク質、良質な脂質、食物繊維、カルシウム、マグネシウムなどあらゆる栄養価が高く、必須アミノ酸のバランスも良質だといわれています。その効果は、NASAが理想の穀物だと評価し、将来の宇宙食として研究を始めたほど!
女性ホルモンと同じ働きを持つフィトエストロゲンを含んでおり、ホルモンバランスを整え、骨粗しょう症の予防や更年期の症状改善などの効果が期待できます。低GI値の食材なので、ダイエットにもピッタリです。お米と一緒に炊いたり、茹でたものをサラダなどに混ぜたりして食べるのが一般的です。
クコの実(ゴジベリー)
東アジア原産のナス科の植物。杏仁豆腐の上に乗っている赤い実としておなじみで、薬膳料理にも用いられています。欧米では「ゴジベリー」と呼ばれ、100種類以上の栄養価を含むことから、スーパーフードとして人気が高まりました。
また、楊貴妃も一日3粒食べていたといわれていて、栄養価の高さだけではなく美容効果にも注目されています。ビタミンはオレンジのなんと500倍、ポリフェノールも豊富なため、シミやシワ、たるみを防ぐなどのアンチエイジング効果が期待できます。そのまま食べたり、お茶や紅茶に入れたり、使いかたはさまざま。
毎日の食事に取り入れたい、日本のスーパーフード4選
ぜひ積極的に食べたいスーパーフードですが、すぐには手に入らないものや少し馴染みがないものもありますよね。実は、日本でお馴染みの食材にも「スーパーフード」として近年注目されているものが多いことをご存知ですか?
たとえば、味噌・納豆・甘酒・緑茶は、日本スーパーフード協会が「ジャパニーズ・スーパーフード」として世界に推奨する食材です。
味噌、納豆、甘酒は発酵食品として有名で、いずれも腸内環境を整えてくれる効果が期待できます。緑茶はカテキンを多く含んでおり、体内の活性酸素を抑制するなど生活習慣病予防にも効果的だといわれています。
実は私たちの身近にもあったスーパーフード。どれも栄養価に優れた食品ばかりですが、体に良いからといって摂り過ぎはNG! バランス良く摂取して、理想的な美と健康を手に入れましょう。
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