、家庭内の悩み多し。何事にも迷い多くして心の安定を失い、家庭内の取締りもできずただ先案じ物
案じに陥りたる人なり。自己の職業に自信をなくし、煩悩するなり。
原因不明(秘密の病気)遺伝性の病気ありて苦悩するなり。
近親に近日中に仏事あるかまたあった人なり。
家庭内または近親の中に肢体不自由者あり。
一白水星 次宮
総合象意
水の性を代表する。
ゆえに水に縁のあるものはすべて一白である。
かたちあるものは雨、雪、氷、霜、雲、霧、海、川、井戸、水道、泉水、池、湖、沼、溜り水な
ど、かたちなきものは、寒気、冷気、水気等、すべて一白水星の範時に入る。
物品でいえば、酒、ビール、ウイスキー、コーヒー、紅茶、インキ、油、など、すべての液体。
行動でいえば、洗濯をする、入浴する、洗面をする等。人事にとれば、色情、恋愛、病気、貧窮な
どをあらわす。
また、一白は、易の「次」であり、次は「陥」であり、「凹み」であり、「穴」である。ゆえに、
くぽんだもの、穴、隠れたもの、潜んだものをすべて一白とする。九宮にとれば、北方の次官であ
る。次宮に入ると、北の気を受けて、運勢も冬枯れの影を呈し、樹木のすべて落葉するごとく、人
もまた、落睨、窮乏、沈論のすがたをあらわす。顛難苦労の極であり、ゆえに次を悩みとし苦労と
する。しかし、この困難の極を経て、やがて一陽来復の春を迎えるのである。
大体、水というものがそういう性質を持っている。山間に降った雨の一滴が、草や本の間をくぐ
り、あるいは岩にあたりして、粒々辛苦、渓流に流れこみ、やがて他の川と合して、末ついに大
海となるのである。ゆえに、大いに苦労し穀難困苦を経て大をなす意を持っている。ゆえに、穀難
困苦の星とするのである。
また、流水が他の流れと交わって河となるところから、。交わる’という象意が生じ、外交、と
か、性交などの意も出て来、さらに拡大して、帯、ひも、縄、糸などを結んだり縫ったりする作用
も一白の象意として考えられるのである。 ・
〔総 説〕
水、穴、凹み、低い所、流動するもの、浸透するもの、溶解するもの、暗黒、秘密、煩悶、気迷
い、憂愁、校揖、疑惑、失恋、私通、色情、多情、行方不明、睡眠、飲む、曖昧、不景気、奸智、
隠匿、敗北、沈没、塗装、情交、入浴、水泳、魚釣、下層社会、下品、下級品、粗悪な品、冷淡、
放浪、零落、執拗、濡れる、遊蕩、等。
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