2015年02月21日
【都立中高一貫校】 都立中戦線異状アリ!?~SAPIX合格実績編~
★ 今年もSAPIXの都立中合格実績を見てみよう!
ちょっとしつこいかな・・・とは思いつつ、今回も今年の受検結果を分析してみたいと思います。
今回は、SAPIXにおける各都立中高一貫校の合格実績から、私立併願(難関・中堅上位校との併願)状況を見てみたいと思います。
実は、去年も同じような記事を書いています。
(【都立中高一貫校】 私立併願の実態に迫る!)←ご参考
この記事、今でも非常に多くの方にアクセスして頂いていて、都立中高一貫校と私立中学の併願を考えている家庭の多さを肌で感じます。
このような背景もありますので、今年もSAPIXにおける各都立中高一貫校での合格実績を追いかけてみようと思います。
ただ、誤解頂きたくないのですが、「私立併願(難関・中堅上位校との併願)者が多い学校」=「受検難易度が高い学校」という公式は必ずしも成り立たないだろうと考えています。
都立中高一貫校のみの受検者にも、優秀な子供はかなり多いはずです(間違いないでしょう)。
各校の地域的な特徴にも左右されますし、適性検査の出題方法による併願のしやすさも影響を与えます。
ここ数年、「都立中高一貫校と私立中学の併願」の関心が高いように思えるため、現状を分析するものです。
★ 「SAPIXに通う子供達」=「私立難関・中堅上位校志向の子供達」
去年の記事と同じことを書きますが、「SAPIXに通う子供達」=「私立難関・中堅上位校志向の子供達」だと見て大きな間違いないだろうとの考えで、SAPIXを選んでいます。
SAPIXの場合はかなり高い水準の成績を取らないと塾自体にも入れないと聞きますので、そのSAPIXからの合格者数の推移を見れば、高偏差値層はそれぞれの都立中高一貫校をどのように見ているかが把握できます。
2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015
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桜修館 995 -> 999 -> 992 -> 998 -> 915 -> 920 -> 916
小石川 917 -> 922 -> 927 -> 931 -> 931 -> 929 -> 914
九段− 993 -> 913 -> 912 -> 917 -> 910 -> 913 -> 914
武蔵− 993 -> 996 -> 992 -> 999 -> 993 -> 996 -> 994
大泉− 99-- -> 993 -> 992 -> 991 -> 993 -> 994 -> 994
両国− 998 -> 992 -> 993 -> 993 -> 992 -> 994 -> 994
富士− 99-- -> 994 -> 994 -> 992 -> 992 -> 990 -> 994
白鴎− 992 -> 990 -> 990 -> 992 -> 994 -> 990 -> 992
立川国 990 -> 990 -> 991 -> 992 -> 991 -> 990 -> 991
三鷹− 99-- -> 994 -> 994 -> 994 -> 995 -> 993 -> 990
南多摩 99-- -> 992 -> 991 -> 990 -> 991 -> 992 -> 990
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合計− 938 -> 965 -> 958 -> 979 -> 977 -> 981 -> 963
平均−9.5.4 ->. 5.9 -> 5.3 -> .7.2 -> .7.0 -> .7.4 -> .5.7
※ 2009年から2015年までの各校の合格者数を時系列的に表示しています。
※ 2015年の合格者が多い順に縦軸の学校を並べています。
※ 「−」は、開校前のため対象外であることを表示しています。
★ 高偏差値層の動き
いつもの通り、上の表で気がついたことを書いてみたいと思います。
● 「平均」を見ると、今年は昨年から1.7人も減っていて、2011年以前の水準に戻っています。やはり、これもサンデーショックの影響だろうと思います。
● 「桜修館」と「小石川」の順位が逆転しました。「小石川」が首位の座を明け渡すのは初めてのことです。
● 「桜修館」は適性検査に独特な作文問題があることから、私立併願者には受検しづらいイメージがあります。しかし、合格者が3年続けて多い事実を踏まえると、独特な作文問題は、志望校検討や受検結果にさほど影響を与えていないのかもしれません。
● 相変わらず、「桜修館」「小石川」「九段」の合格者が多く、高偏差値層は23区内の中等教育学校を好む傾向にあることがわかります。
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<ご参考>
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※ 2017年の各都立中高一貫校におけるZ会会員合格者数:桜修館(56名)、白鴎(38名)、三鷹(35名)、南多摩(25名)、大泉(25名)、立川国際(25名) 、小石川(23名)、富士(23名)、両国(19名)、九段(18名)、武蔵(10名)
Z会は適性検査と同じ「考えさせる」系統の問題が多いため、このように大勢が各都立中高一貫校で合格しているのだろうと思います。
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都立中高一貫校の適性検査対策は、「論理的な」考え方を身に付けることです。
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・ 子供向け
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「やる気」を出す系統の本には、根拠レスな気合論の内容が多いものです。
しかし、ここで紹介する”のうだま―やる気の秘密”は、科学的根拠に基づく事実を簡単に説明している本です。
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以上
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武蔵 両国 富士 九段 立川国際 三鷹 大泉 作文 東大 過去問 対策 合格するには 説明会 評判 合格ライン
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なるほど、こちらのブログの記事にもありましたが、
大学受験前になると、廊下などでも勉強するほどみなさん熱心なようですね。
学校のホームページの写真も見て感心しました。
おそらく最初は余裕がなさそうですので、学校の勉強を中心にしてみようと思います。
ありがとうございます。
おめでとうございます。
4月から楽しみですね。
正直、私自身、どの程度の生徒が塾に通ったり、通信教育をしているのかはちょっとわかりません。
ただ、感覚的には、かなり少ないと思います。
学校側は、「学校の勉強だけで十分」とする方針で、宿題を出していますから、まあ、無理に塾通いなどする必要はないと思いますよ。
今までの卒業生も、塾に通うことなく、立派な大学に進んでいる人がかなり多いようですし、学校の先生方を信頼すれば良いと思います。
宿題の分量は、1年生の頃は多いと感じると思います。
私の子供も、部活でヘトヘトになって帰ってきて、疲れて居眠りしながら夜遅くまで宿題する日々をすごしていました、1年生の頃は。
ただ、子供達も学校になれ、要領がよくなってくると勉強するコツをつかんできますから、2年生ぐらいになると、宿題が多くても上手くこなすようになります。
心配いりませんよ。
こちらのコメント欄から失礼いたします。
4月から入学予定の子がおります。
過去の記事で、宿題がとても多いとおっしゃっていましたが、
塾に通ったり、小学校からの通信教育を続けている子はどのくらいいらっしゃるのでしょうか。
学校の勉強だけでじゅうぶんな印象なのですが、どうなんでしょうか。
どうぞよろしくお願いします。