2015年01月01日
【都立中高一貫校】「不合格」リスクを考えるは今
★ 今年もよろしくお願いします
新年、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
さて、新年早々、「縁起でもない」と叱られそうですが、「不合格」リスクについて書かせて頂こうと思います。
(今回は、前々回から続けている「都立中高一貫校の良い点の紹介」は休みます。)
受検生の保護者にとって、時間的余裕のある正月に、しっかり考えておくべきテーマだと思うためです。
また、受検まであと1月ですから、合否が判明するのも、さほど先の話ではありません。
「合格」よりも「不合格」となった場合のアクションを考えておかないと、合格発表後の適切な対処方法がわからなくなるだろうと思います。
受検で不合格となった場合に備え、「子供をしっかりと育てること」の歯車が狂わないよう、むしろ、親子共々に受検前よりも一回り強靭な精神の持ち主となれるよう、アクションの取り方をしっかりと考えておくべきだと思うのです。
当然ながら、私も色々と考え、そしてその備えをしてきました、子供が受検した年は。
★ 合格したい気持ちに比例する不合格時の凹み
「何が何でも合格したい!」
その気持ちで、子供が勉強に取り組むことはいいことです。
いや寧ろ、チャレンジするのですから、全力で勉強に取り組むべきものです。
また、保護者も、懸命に頑張る子供を応援することは自然なことです。
しかし、残念ながら、本気で取り組んだにも関わらず「不合格」となった場合、親子共々にかなり凹んでしまうはずです。
私は、大いに凹んでもいいと思うのです。
しかし、その凹みは暫くすると元に戻らないとダメで、願わくは元の形を超えて一回り大きく成長できればいいと思うのです。
ただ、12歳の子供にとっては、中学受験は人生初めての大勝負です。
この年齢では子供自身で「不合格」を上手く消化できず、「不合格」という結果は今後思春期を迎えた時に自分への自信を無くす思い出となりかねません。
しかも、公立中高一貫校を第一志望とする場合、受検倍率からは不合格となる率の方がはるかに高いのです。
このように考えると、保護者として、受検前から「不合格」時の対応方法をしっかりと考えておくべきなのです。
★ 私の対応方法
今でも覚えていますが、私は息子が受検の年の正月に、次のようなことを息子と話しました。
〇 「合格/不合格」の結果以上に、「努力すること」「まじめにコツコツと頑張ること」が大切。受検日前日まで手を抜かずに頑張ろう。
〇 受検日の夜はパーティーをしよう。その代り、合格発表の日は何もしない。「頑張り抜けたこと」は「合格/不合格」よりも大切なことだから。
要は、「合否の結果」よりも、「勉強を頑張り通したプロセス」をクローズアップし、そのプロセスを評価してあげることで、不合格になったとしても息子が自信を失わないようにしたいと考えました。
社会人になると、立派なプロセスを経ていても、結果を出せないと評価されないこともあります。
しかし、まだ10代半ばにも満たない子供達には、結果が伴わなくとも良い点を認めてあげることで、自信を与えて育てるのが良いように、私は思っています。
少なくとも、不合格となり、ただでさえ落ち込んでいる子供から更に自信を奪うような言動はしないようにしましょう。
保護者はそのようなつもりがなくとも、事前にきっちりと不合格時のアクションを考えていないと、知らぬ間にマイナスとなる言動を多くしてしまうだろうと思います。
★ 合格/不合格の現実
私の想像ですが、受検倍率、適性検査内容や分散・標準偏差論理から考えて、合格者の1/4~1/5程度は「薄氷の合格者」ではないかと思っています。
また逆に、「僅差の不合格者」は、「薄氷の合格者」の倍はいると思います。
中等教育学校の場合では、「薄氷の合格者」は40名程度、「僅差の不合格者」は80名程度いるだろうという想像です。
「薄氷の合格者」と「僅差の不合格者」との間には、小問1~2つ分の正誤による点数差しかないイメージです。
この両者の間には、実力の差はほとんどないと言えます。
しかし、神様の悪戯としか言えないような僅かなことで、合格/不合格という大きく異なる結果が出てしまうのです。
模擬試験等で好成績を収め続けた子供でも、受検日当日の僅かな勘違い/判断ミスで、簡単に不合格となる可能性は十分にあるということです。
ここに、公立中高一貫校の高倍率の怖さがあります。
備えあれば憂いなし。
どのような家庭においても、しっかりと「不合格」リスクを考えておくべきと思います。
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※ 2014年の各都立中高一貫校におけるZ会会員合格者数:白鴎(27名)、桜修館(58名)、小石川(26名)、両国(17名)、武蔵(21名)、富士(20名)、大泉(18名)、三鷹(20名)、立川国際(21名)、南多摩(23名)、九段(21名)
Z会は適性検査と同じ「考えさせる」系統の問題が多いため、このように大勢が各都立中高一貫校で合格しているのだろうと思います。桜修館の58名はすごくないですか?合格者の約1/3がZ会で勉強していたということになります。
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