2014年09月21日
【都立中高一貫校】 下剋上受験
★ 下剋上受験の本が売れているらしい
今、「下剋上受験-両親は中卒 それでも娘は最難関中学を目指した! 」という本が売れているそうです。
おそらく、ご存じの方が多く、読まれた方も多いのではないでしょうか。
私は、読んでいませんが、この本の著者である桜井信一さんのブログを先ほどほんの少しだけですが、読んでみました。
(ご参考⇒「父娘の記念受験」)
記事を3つ程読んでみましたが、かなり熱い方だなぁという印象。
この熱さが、子供を女子最難関の桜蔭中学校にチャレンジさせる、大きな原動力となったのでしょう。
又、ブログの目次を見ていて、公立中高一貫校に関する記事がありました。
「公立中高一貫校の適正検査をみて」というタイトルなのですが、笑ってしまうほど、公立中高一貫校の適性検査問題を酷評しています。
まあ、人それぞれ、色んな見方や感じ方があるものです。
(ご参考⇒「公立中高一貫校の適正検査をみて」)
★ なぜ最難関中学に拘った?
それにしても、なぜ子供を最難関の私立中学に入れることに拘ったのだろう・・・。
私には、桜井信一さんの気持ちを100%理解することはできないだろうと思います。
しかし、ほんの少しですが、想像がつくような気もしています。
私の両親は、父が中卒で、母親が高卒です。
まあ、私の両親の世代(70歳代)では中卒・高卒もさほど珍しくないかもしれません。
しかし、家庭の事情で高校への進学を諦めた父の、高校・大学で勉強することへの憧れは相当なものでした。
その憧れは、子供の頃の私にも、十分に伝わってくるものでした。
そのような父でしたから、私や弟が、地域最難関の高校に合格した時、そして難関と言われる国立大学に入学した時の喜びようは半端なく、その情景は昨日のことのように思い出せます。
このことを思い出すと、桜井信一さんの心境が少しわかるような気もします。
「自分のように悔しい思いを子供にさせたくない」という気持ちが心の底にあるのでしょう。
★ 公立中高一貫校の果たすべき役割
さて、このようなことを考えると、公立中高一貫校の果たすべき役割というのは、非常に大きいと思います。
桜井信一さんの娘さんは私立中学に行くことができましたが、学習への強い意欲と高い能力があるものの、経済的な問題等でその学習意欲・能力に見合った中学校に行けない子供がいます。
ありふれた中流家庭であっても、子供全員を私立中学に行かせることは、普通、厳しいと思います。
様々な家庭環境下にいる子供達に、平等なチャンスを与え続ける存在であらねばならないことを、公立中高一貫校は忘れてはいけません。
誤解頂きたくないのは、私は各家庭の年収等での優遇処置を考えるべきだと言っているのではありません。
進学塾で受験テクニックをみっちりと身に付けなくとも、子供達の真の能力を正しく見極める適性検査問題を作り続け、受検資格のある全子供にフェアなチャンスを与え続けてほしいということです。
桜井信一さんは、公立中高一貫校の適性検査問題には私立のようなエレガントさがないと酷評しています。
しかし、私は、エレガントさはなくとも、真の考える力を見抜く地味で真面目な良問が多いと思っています。
都立中高一貫校では、来年の適性検査問題から共通問題が導入され、それに伴い適性検査Vを新たに設ける学校も増えます。
適性検査のボリュームを増やすことが、都立中高一貫校の敷居を高くする結果とならないように願っています。
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<ご参考>
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※ 2014年の各都立中高一貫校におけるZ会会員合格者数:白鴎(27名)、桜修館(58名)、小石川(26名)、両国(17名)、武蔵(21名)、富士(20名)、大泉(18名)、三鷹(20名)、立川国際(21名)、南多摩(23名)、九段(21名)
Z会は適性検査と同じ「考えさせる」系統の問題が多いため、このように大勢が各都立中高一貫校で合格しているのだろうと思います。桜修館の58名はすごくないですか?合格者の約1/3がZ会で勉強していたということになります。
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以上
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コメントありがとうございます。
また、お久しぶりです。
確かに、桜蔭中に合格するようなレベルの子供は、適性検査問題も難なく解くと思います。
適性検査問題は、やはり算数の能力を試すウエイトが大きいので、難関私立中学をパスするような頭の良い子供達には寧ろ得意なテスト種類かもしれません。
ご指摘のような骨のない問題という意味で適性検査問題を酷評しているのかどうかはちょっとわかりませんが・・・。
あと、確かにそれぞれの子供が、それぞれの価値観・レベルで6年間を謳歌できるのが大切と、私も思います。
そして、確かにO中等は6年間を謳歌するには良い学校だと思います。
この下剋上お父さんが適正検査を酷評?するのがわかる気もします。
(すみません、本は読んでいませんが)
というのも、うちの子が受検のために塾へ行っているころ、
塾の先生が、桜蔭を受験するようなお子さんは、
この程度の問題は何もしなくとも、8割は解けます。
っておっしゃっていたので。
酷評というか、簡単に解けてしまうので、骨がないと思われたのではないでしょうか。
ま、うちの子が受検したころよりは問題も難しく、多くなったので
今の状況にあてはまるかわかりませんが・・・。
うちの子にとってはこの学校O中等はとてもためになりました。
みなとても学校が好きで、行事だけは頑張り(いかんですな)
6年間を謳歌していました。
そんな素晴らしい仲間に囲まれて、本当に幸せ者だと思います。
この下剋上お父さんも桜蔭で6年間を謳歌させたい!!と
思ったのだと思います。
それぞれの子どもたちが、それぞれの価値観、レベルで、
6年間を謳歌できること、それが一番素晴らしい!!と思います。
コメントありがとうございました。
あ、そうだったんですか。
桜蔭中は、チャレンジしたものの、残念だったのですか。
でも、チャレンジ出来るレベルまで、親娘で頑張ったと言うことなんですね。
あと、やはり私立に子供を入れることを大前提に考えている方には、公立中高一貫校への理解があまりない事が多い気がします。
おそらく、桜井氏は、このような公立中高一貫校への理解があまりないタイプなんでしょうね。
なので、適性検査も酷評するのでしょう、恐らく。
最後に、私もゆのまさんのブロクを読ませて頂いていますよ。
語りかけられているような文章で、すごく読みやすいです。
陰ながら、応援してますよ!
今、娘が4年で都立中を目指しております。
下に兄弟がいる為、どー考えても、どー計算しても
私立中高は難しく、都立を希望しています。
桜井氏のブログは軽妙で楽しく、著書も読みました
(桜蔭中はご縁がなかったようですよ)
楽しいブログですが公立中高についてはかなりの酷評で
残念な思いをしていたところ、
こちらでそんなことはなーい!
とはっきり書いてくださっていて…
嬉しくてコメント残してしまいました。
私も先日某都立中の文化祭で
人体解剖図みました(^^)
あれ、面白いですよね。
リラックマとか笑っちゃいました(笑)
私立は見学したことがありませんか、
私自身ずっと公立たったため、
公立の雰囲気が大好きです。
最後になりますが
記事毎回楽しみに読ませていただいております
これからもブログ楽しみにしております
まとまりのない上に長文失礼しましたm(_ _)m