2014年08月11日
【都立中高一貫校】 勝負の夏休み
★ 夏休みも折り返し地点
気付けば、 夏休みも残すところ半分となりました。
夏休みは、受験生にとって、今後の流れを決める重要な期間です。
「夏休みは重要な期間である」ということに、多くの方は異論ないものと思います。
なぜ、「夏休みは重要な期間」と言えるのか。
今日は、このポイントをちょっと考えてみましょう。
このポイントを理解すると、夏休み以降の戦略・戦術も立て易くなるはずです。
残る夏休みを有効に過ごしましょう。
★ 半年後のゴールが見え始める時期
では、上段の続きですが、「夏休みは重要な期間」であることの理由をまず整理しましょう。
その理由を大まかに挙げると次の通りかと思います。
@ 1か月強という豊富な時間を有効に使えるか否かで、1日当りの差は僅かでも、トータルは大きな差となること。
A 翌年2月前後の入試に向け、まさしく夏休み頃が本格的な受験勉強のスタートダッシュ時期になること。
特に、Aを意識することが非常に大切なんだろうと思います。
標準的な人の場合、「一つの目標に向けて、集中力を高めて全力疾走するに適した期間は半年程度」と思います。
これ以上の長い期間、緊張感をピークに保った状態で全力を出し続けるのは、普通は不可能です。
これは、多くの人が無意識に体で知っているメカニズムです。
例えば、多くのプロスポーツで、オン/オフのシーズンをおよそ半年毎に繰り返す仕組みにしているのは、単に季節による寒暖だけでなく、集中力を高める時期とリセットする時期を明確に設けるためです。
更に言えば、既に受験勉強においても、このメカニズムが広く社会に組み込まれています。
多くの学校では、中学3年生や高校3年生になると夏前の大会で部活を引退し、受験勉強に専念しはじめる慣例があります。
これは、部活と受験勉強の両立を目指した場合、時期的な線引きが「夏休み前」だと言うことに、多くの人が自然と気付いた結果だからだと思います。
これ以上早くに部活を引退しても、不完全燃焼で部活を終えるというすっきりしない悔いを残すだけでなく、勉強への集中力も途中で途切れてしまいます。
又、本格的な受験勉強の開始がこれ以上遅ければ、入試本番で準備不足になります。
★ 私の息子の場合
このように考えると、私の息子が都立中高一貫校を受検する際、上記のようなことを難しく考えた訳ではありませんでしたが、タイミングが非常に良かったように思います。
以前にも書かせて頂いたことがありますが、息子が都立中高一貫校を受検しようと思い立ったのが5年生が終わる時期でした。
そして、本格的に受検勉強を始めたのが、6年生の夏休み途中からです。
最初は、塾なしで家庭学習のみで受検勉強をする計画でした。
しかし、わからない問題にぶつかった場合、いつも私が仕事から帰るのを待たざるを得ず、なかなか思うように学習が進みませんでした。
そのような状況でしたので、夏休み途中から、近所の小さな学習塾に週2日だけ通うことにしました。
その学習塾は大手進学塾のように中学受験のノウハウを持っていた訳ではありません。
しかし、先生方は、息子のために都立中高一貫校の受検問題をノウハウゼロから研究し、受検用の学習素材を手作りしてくれるような熱心さで対応してくれました。
息子にとって、塾に通いだしたことは非常に大きなターニングポイントであったことは確かです。
塾の先生方によるテクニカルな指導には効果があったと思います。
しかし、それ以上に、生まれて初めて塾に通い、先生方から予想以上に熱心な指導を受けたことで、否応にも「受検に向けた勉強への集中力が極限まで高まる」効果が大きかったように思います。
また、この時期が、受検まであと半年という夏休みであったことが、非常にタイミングを得ていたのだろうと思います。
その後、息子は受検日前日まで、集中力を切らせることなく、家でも熱心に勉強に取り組んでいました。
★ さあ、これからが正念場、しかし・・・
受験生にとって夏休みが大きな勝負所だと書いてきました。
都立中高一貫校への受検について、小学校6年生の子供達にとっては、まさしくこれからが正念場となります。
しかし、子供本人に、受検への強い意志と勉強への意欲がないと、この正念場は間違いなく乗り切れません。
受検生の保護者だけが、鼻息荒く、張り切っても全く効果はありません。
むしろ、逆効果になりかねないと思います。
この点をしっかりと踏まえた上で、ぜひ頑張ってほしいと思います。
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※ 2014年の各都立中高一貫校におけるZ会会員合格者数:白鴎(27名)、桜修館(58名)、小石川(26名)、両国(17名)、武蔵(21名)、富士(20名)、大泉(18名)、三鷹(20名)、立川国際(21名)、南多摩(23名)、九段(21名)
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