2014年07月13日
【都立中高一貫校】変化する受検層とその意識
★ アクセスの多い過去の記事
私が過去に書いたブログで、今でもよく読んで頂いているものがいくつかあります。
読んで頂くことが増えると、それが検索された結果の上位に表示されることとなり、更に読んで頂く機会が増えるという循環に乗っているんだろうと思います。
そして、おそらくですが、この過去記事を読んで頂き、ブログランキングのボタンも押してくれているのでしょう。
なかなかブログの更新ができずにいますが、中高一貫校のブログランキングの上位に置いて頂いているのは、きっと過去記事を読んだついでにボタンも押して頂いている効果なのだろうと思います。
さて、そのアクセスの多い過去記事ですが、次のようなものがあります。
(タイトルにリンクを貼っていますので、ご参考に見て下さい。)
@ 【都立中高一貫校】 2014年大学合格実績
A 【都立中高一貫校】 私立併願の実態に迫る!
B 【都立中高一貫校】 桜修館のユニークな作文問題
C 【都立中高一貫校】 適性検査で求められること
★ 私立との併願は増える傾向?
今日、アクセスの多い過去記事を取り上げたのは、「A 【都立中高一貫校】 私立併願の実態に迫る!」の記事にアクセスが多いことに注目したためです。
@BCは、よくわかります。
まず、「都立中高一貫校ってどんな学校?」という興味がでると、まず調べて見たくなるポイントが@です。
そして、「適性検査の問題はどのような内容?」とか「適性検査の対策をどうすればいいか?」などを知りたくなり、色々と検索すると、BCにたどり着くでしょう。
Aは、私立との併願を意識している方が中心に検索しているものと思います。
これは、自然体で考えると、都立中高一貫校と私立との併願を考えている家庭が多いということを示しているはずです。
私立と併願して都立中高一貫校を受検しようと考えている層がどんどん増えているのかもしれません。
★ 併願のパターン
私立との併願と一言で言っても、次の2パターンがあると思います。
〇 本命の私立に合格すると、本命の私立に入学するパターン
〇 あくまでも本命は都立ながら、都立が不合格の場合に備えたパターン
私のブログへのアクセスだけでは、上記どちらを念頭において併願を考えているのかはよくわかりません。
ただ、完全な推測ですが、両パターンの併願が増えてきているように思えて仕方ありません。
ほんの数年前と比べても、やはりどう考えても、都立中高一貫校の合格レベルはあがっているはずです。
合格レベルが上がると、私立難関・上位校を狙っている家庭の選択肢に更に入ってくることになるでしょう。
又、都立を本命に考えている家庭も、折角頑張って勉強するのだから、不合格の場合は私立に行くことも考えようと思うでしょう。
★ 大手進学塾が望む形に向かっている?
このように併願が増えると、大手進学塾には追い風なんでしょうね。
しかも、適性検査の共通化が始まることで、適性検査をVまで導入する学校が増えます。
新たにVまで導入する学校は、小石川・武蔵・九段という既にVを実施している学校を例に問題構成を考えるでしょう。
その結果、私立の入試問題に近づく都立中高一貫校が増える結果となり、この点でも大手進学塾は笑いが止まらないことでしょう。
今後、大手進学塾は都立中高一貫校の受検にも、前向きになっていく可能性があるでしょう。
私立との併願がしやすくなることと、多くの都立中高一貫校における適性検査で出題範囲が広がることから、都立中高一貫校を志望する家庭にも塾のカリキュラムをセールスしやすくなり、経営の観点から好ましい状況になりますから。
それに、都立中高一貫校の受検という大きなマーケットを上手く取り込むチャンスですから。
私自身はこのような状況が進むことを良いこととは思っていませんが、ただ現実として、都立中高一貫校の受検環境はかなりのスピードで変わりつつあるように見えます。
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私はこの言葉からいつもパワーを頂いています。
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<ご参考>
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※ 2016年の各都立中高一貫校におけるZ会会員合格者数:白鴎(41名)、桜修館(41名)、三鷹(27名)、小石川(22名)、九段(21名)、南多摩(20名)、大泉(19名)、富士(17名)、立川国際(17名) 、武蔵(15名)、両国(11名)
Z会は適性検査と同じ「考えさせる」系統の問題が多いため、このように大勢が各都立中高一貫校で合格しているのだろうと思います。
〇 作文を上達させる家庭学習
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次の作文の通信教育を上手く活用できれば効果は大きいと思います。
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〇 各都立中高一貫校の過去問
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〇 論理的な文章構成力を習得するための本
都立中高一貫校の適性検査対策は、「論理的な」考え方を身に付けることです。
各校で出題形式に差がありますが、作文はいかに論理的な文章を書けるかがポイントとなります。
論理的思考による文章の書き方を指導している福嶋国語塾の福嶋先生の本から、都立中高一貫校の適性検査対策に最も適したものを紹介します。
・ 指導する保護者向け
次の本を読むと、作文指導で何を子供にアドバイスすれば良いかが理解できます。
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・ 子供向け
福嶋先生はどれも素晴らしいと思います。
特に、”「本当の国語力」が驚くほど伸びる本―偏差値20アップは当たり前!” はお勧めです。
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〇 「やる気」スイッチをONにするための本
「やる気」を出す系統の本には、根拠レスな気合論の内容が多いものです。
しかし、ここで紹介する”のうだま―やる気の秘密”は、科学的根拠に基づく事実を簡単に説明している本です。
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〇 シカクいアタマをマルくする
「日能研」の電車内広告の問題が好きなこともあり、紹介したいと思います。
勉強方法に困った時など、日能研の資料を見たり、場合によっては話を聞くと、何か役立つかもしれません。
通塾を強く進める訳ではありませんが、まあ無料ですから、気軽に資料請求でもしてみてはどうでしょう。
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以上
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コメントありがとうございます。
おっしゃる気持ちは良くわかります。
ただ、私は思うのです。
最終的にどの学校に進学するかというのは、恋愛と同じなんだろうと。
誰もが望み通りに好きな相手と付き合える訳ではありませんし、最初はちょっと気になるぐらいだったのに付き合いだすとドンドン相手を好きになることだってあります。
本命の私立が不合格で都立中高一貫校に来た子供やその保護者も、確かに本命は私立だったのでしょうが、その都立中高一貫校を受検したということは何か良い意味で気になった点があったからでしょうし、それはそれで良いと思います。
東京という学校の選択肢が沢山ある環境下で、第二志望・第三志望であったにせよ、選んで来たのですから。
大切なのは、入学した後、都立中高一貫校の一員になったことをしっかりと自覚し、それに誇りを持って生活していくことだと思います。
(×)適正を測る
(○)適性を測る
それに、何度も空コメントを投稿してすみません・・・
ポジティブな内容でなく申し訳ないのですが…
9倍を超える受験倍率でしたが、実際入学してみると、
私立併願が進み、難関私立校を不合格になったお子さんの
単なる受け皿校に成り下がっている現実があります。
本意で入学を希望していなかったお子さんの入学の割合が想像以上です。
「本命だった私立はダメだったけど、こっちに合格をもらっていたから入学した」
「全く適性検査の準備はしなかったけど、合格できた」
このようなケースが驚くほど多いのです。
公立一貫校も実績を出すことを求められる厳しい状況は分かります。
しかし・・・
これまでの私立型受験の尺度とは異なる独自の基準で適正を測るのではなかったのでしょうか?
学力ではなく、論理的思考力の高い伸び代のある子供達を選考するのではなかったのでしょうか?
入学偏差値は数字の上では上昇が見られるようですが、
このままでは、公立一貫校の魅力は完全に失われてしまうのではないかと心配しております。