2014年07月06日
【都立中高一貫校】読書感想文の書き方
★ 夏休みと言えば読書感想文
気がつけば、あっと言う間に7月になりました。
子供にとっては、7月と言えば、夏休み。
夏休みと言えば、読書感想文。
今回は、ワンランクUPの読書感想文を書き方を、提案したいと思います。
また、どうせ書くなら、「受検に役立つ」読書感想文の書き方を考えたいと思います。
提案内容は、私が中学生・高校生の頃に、「いかにすれば国語力が上がるのか」を考え、試行錯誤した方法です。
若い頃の私は典型的な理科系人間でした。
文章の読解や記述が大の苦手だったものの、理系ながら大学入試の二次試験に国語のある大学を目指したことから、苦手な国語での文章力向上術を色々と考えて実践していました。
しかし、よく考えると、あの高校時代の悪戦苦闘は、大学受験での成功をもたらしただけでなく、現在の仕事や普段の生活においても少しはまともな文章が書けるきっかけになったのだろうと思います。
★ 文章は何のために書くのか?
具体的な書き方に入る前に、文章を書く上で何が最も大切なポイントなのかを、そもそも論で確認しておきたいと思います。
「人間は、なぜ文字を、そして文章を生み出したか?」
この疑問の答えを考えると、文章を書く際に最も大切なポイントを確認できます。
上記の疑問の答えは、「時間・空間を超えて、自らの考え・意志を他人に伝えるため」だろうと思います。
話す言葉では、その時にその場にいる他人にしか自らの考え・意志を伝えられませんが、文字・文章は話す言葉の域を超えた考え・意志伝達手段として、生み出され、発達したということです。
このことから、「文章を書くということは、読み手に書き手の考え・意志が伝わらないと意味がない」ということが、最も大切なポイントだと理解できると思います。
言い換えると、文章を上手に書けるということは、語彙が豊富であるとか、美しいフレーズの言い回しを知っているなどテクニックを言うのではなく、「いかに自らの考え・意見を読み手に正しく伝えられるか」ということなのです。
まずは、テクニック云々よりも、自らの考え・意見を読み手に正しく理解させる文章力の獲得を目指しましょう。
★ 自らの考え・意見を正しく理解させるには
さて、具体的な書き方の話に進みましょう。
次に挙げる3点(@〜B)を行いながら、本を読み、そして原稿を書いて行きます。
この書き方は、当然ながら、「自らの考え・意見を読み手に正しく理解させる」ことに狙いを置いたものです。
@ 本を読みながら、気になった部分のメモを都度取る。
メモでは、その部分を読んだ際の自らの意見を書く。
A 本を読みを終え、書き出す前に、メモを見ながら文章構成を考える。
文章構成は、オーソドックスに起承転結で行きましょう。
文章構成を考えるレベルは、最初の「起」の部分は、このような内容をこれぐらいまで(何文字分まで)書く
などと、具体的なイメージを作る。
B 文章を書き始めた際は、一つ一つの文章を短く書くようにする。
接続詞を使って、短い文章を繋いでいく考え方で、長くダラダラした冗長な文にならないように注意する。
この3点を行うと、ある程度であれば、効果はすぐに出るはずです。
かなり読みやすい文になっているはずですし、書く子供も書きやすいと実感するはずです。
積み上げた後に練り直した意見を、少しは整った文章構成により、わかり易い短い表現を組み合わせることで説明すると、読み手は非常に理解し易くなります。
そして、試験問題によくある長文読解・記述の問題も、その勉強方法は同じです。
長文読解・記述の問題でも、力がつくまでは同じ手順で練習すれば良いのです。
問題の長文部分は、内容を分解しながら読んで理解する。
記述部分は、まず、どのようなことを書くのか、そしてどのような構成で書くかを、メモ書きしながら練習すれば良いです。
このようなことを繰り返し練習している内に、メモ書きなどせずとも、頭の中で文章構成のイメージを作りながら、スラスラと自分の考え・意見を書けるようになります。
★ 「あとがき」も必ず読もう
最後に、読書感想文を書く上で、意識しておいた方が良いことに次のようなこともあります。
〇 「あとがき」は、必ず読む。
あとがきには、執筆者が言いたかったことを、強調したいことが必ず書かれています。
感想文を書くに当たって、意見をまとめることに、非常に役立ちます。
〇 「あらすじ」は、絶対に書かない。
「あらすじ」は、感想文ではありません。
但し、本の内容を取り上げないと意見を書きにくいこともあり、必要最低限の範囲で本の記載を抜粋し、
すぐにその抜粋に対する意見を書くことは良いです。
とにかく、上記の@ABを意識して文章を書く訓練をすれば、読み手に考え・意見が伝わる文章を自然と書けるようになりますから、頑張って下さい!
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