2014年05月25日
【都立中高一貫校】 受験は「自分探し」
★ 小学校高学年の保護者に問いたい
今日は、少し堅苦しいことを書こうと思います。
そして、最後に、中学受験は真に必要かを問いかけたいと思います。
余計なお世話かもしれませんが、改めて中学受験を考えるきっかけにしてもらえると幸いです。
★ 受験とは何か
「受験とは何か?」
まずは、このポイントから、話を展開させて頂こうと思います。
ただ、このままでは、あまりにも抽象的すぎるので、もう少し具体的な疑問で考えましょう。
「何のために受験勉強をするのか?」
この疑問で考えていきましょう。
高校や大学の受験経験のある者であれば、おそらく、苦しい受験勉強を乗り越える過程で何度か考えた疑問ではないかと思います。
これをお読みの大半の方は、おそらく経験したはずです。
そして、その直接的な答えは、「少しでも偏差値の高い高校/大学に行くこと」であったろうと思いますが、その裏で、受験勉強をする自分自身を鼓舞するため、もっと高尚な自分なりの答えを見出していたのではないかと思います。
例えば、「将来、病気で困ってる人を助けるために僕/私は医者になるんだ、そのために進学校であるXXX高校にまずは合格したいんだ」とか、「〇〇大学の工学部に入って、世界最先端のロボット工学を学ぶんだ」など。
もしくは、「強豪の△△高校サッカー部に入って、サッカーを極めるんだ」というものであったかもしれません。
このように見ると、受験勉強をすることとは、単に入試に向けた勉強をするだけではないのです。
「将来の自分はどうありたいか」を考える、思春期における極めて大切な「自分探し」も行っているのです。
★ 中学受験は親の受験
そして、上述のことから、「中学受験」と「高校/大学受験」は、同じ受験とは言え、人間形成における影響面からは、全く異質なものであることが見えてくると思います。
受験勉強をすることは、思春期における極めて大切な「自分探し」だと言いましたが、ただ常識的に考えて、これは中学受験には当てはまりません。
思春期に達していない小学生では、このような「自分探し」は無理です。
「我が家の場合は、子供が受験したいというから中学受験をするんだ。」と言われる方もいますが、これは子供が、中学受験をする友達の姿を見ての単純な憧れであったり、中学受験に対する親の価値観・意向を疑うことなく受け止めているという、単純に周りに流されての結果だと捉えた方が正解だと思います。
中学受験は、受験をするということ、そしてどの学校を志望するかということは、全て親の考えに基づくものと言えます。
子供が自分の将来を十分に考えた結果を含んでいないのですから。
このことから、私は、子供の適性を良く見て、「本当に中学受験をすべきかどうか」を良く考えることは、親の重大な責務と考えています。
★ 高校受験をターゲットにするのも英断
このような都立中高一貫校の宣伝をするブログを書いている私が、「中学受験は必要か?」と提起すると、違和感を覚える方がいるかもしれません。
私自身、息子を通じて都立中高一貫校を見て、その良さを多くの方に伝えていこうと思い、ブログを書いています(たまにしか更新できませんが・・・)。
しかし、誤解頂きたくないのは、中学受験は良いものであり、絶対に中学受験をするべきだと言っている訳ではないということです。
私には、3人の子供がいます。
一人はまだ小学生ですが、都立中高一貫校に通う息子の上に、区立中学から進学指導重点校に指定されている都立高校に進んだ娘もいます。
高校受験からでも十分に望みどおりの進学は可能です。
最近、普段は他の方の受験ブログを見ることは殆どないのですが、今日、少し目についた方々のブログを少し拝見させて頂きました。
世間では当然のことと理解はしているので、驚くことなく読ませて頂いたのですが、小学校4〜5年生ぐらいになると、受験を視野に入れた勉強をしている家庭が多いものだと、改めて認識しました。
そして、ブログを書かれている方々の表現の仕方で、私が単に誤って受け取っているだけかもしれませんが、どうも中学受験に適していないのではないか・・・と思える子供さんも多いように感じたのです。
これは私の価値観ですが、「勉強への姿勢が築けないお子さんは、無理をして中学受験をすることはない」と思うんです。
子供に無理やり勉強させても、学力は身に付きません。
そして、受験に失敗すると失敗体験だけが重く心に残るだろうと思います。
勉強を頑張り抜ける子供であれば、中学受験で失敗しても、それは次回チャレンジへの肥やしにできるだろうと思いますが、腰を据えて勉強ができない子供は失敗体験を消化しづらいだろうと思うのです。
子供は成長します。
中学生となり、「将来の自分はどうありたいか」をおぼろげながら考え始めると、勉強への執着心も湧いてきます。
あせらずに、高校受験をターゲットにすることも選択肢と思います。
そして、改めて中学受験について考え、子供自らが進んで勉強できるなど適性があると判断できれば、腰を据えて受験勉強の環境を整えれば良いと思います。
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Posted by ムーミン at 2014年07月15日 09:17
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