2016年11月19日
30代以上は要チェック! いま転職市場で「売れる」4つのタイプの管理職
30代以上は要チェック! いま転職市場で「売れる」4つのタイプの管理職
NIKKEI STYLE 11/19(土) 7:20配信
30代以上は要チェック! いま転職市場で「売れる」4つのタイプの管理職
エグゼクティブ専門の転職エージェント 森本千賀子
今、求人市場で求められている「マネジャー」はどんなタイプか?
30代半ば以降のビジネスパーソンが転職しようとすると、やはり「マネジメント」の経験を問われるケースが大半です。しかし、一口に「マネジメント」といっても、対象とする層や手法はさまざま。求められるマネジメントスタイルは、時代に応じて変化しています。昨今、求められているのは、どんなスタイルのマ
ネジャーなのでしょうか。
マネジメント人材に求められる要素は、もちろん会社の経営戦略、組織の状況、社風などによって多様です。しかしながら、最近、マネジメントクラスの人材募集を行っている企業からの要望をお聞きしていると、ある傾向が見てとれます。「キーワード」としてよく挙がってくるのは次のようなものです。
●「サーバント型」のマネジメント
しばらく前までは「俺の背中を見て、黙ってついて来い!」「俺のやり方を見て盗め!」といったタイプのマネジャーが多く見られました。しかし、現在では、その手法が通用しづらくなっているようです。
イマドキの若手のマネジメント手法として有効と目されるのが「サーバントリーダーシップ」。これは、米国のロバート・K・グリーンリーフ博士が提唱した概念で、「奉仕こそがリーダーシップの本質である」という考え方です。
リーダーはビジョンや目標を示し、メンバーは自分ならではの考えや強みを生かしてその実現に取り組む。そんなメンバーに対し、リーダーは「奉仕」し、目標達成を支援する――それがサーバント型のマネジメントスタイルです。
若手がモチベーションを上げ、主体性を持って仕事に取り組めるようにするには、こうしたマネジメントスタイルが有効であるという考え方が浸透しつつあります。そこで、マネジャーを募集する際、このキーワードを挙げる企業が増えているのです。
この先、マネジメントポジションでの転職を考えている方は、今のうちからこのスタイルを意識的に取り入れて、「成功体験」をつくっておいてはいかがでしょうか。転職活動を始めた際、志望する企業が求めているのが「サーバント型マネジャー」だった場合、プラス評価を得られる可能性があります。
では、サーバント型マネジメントを実践するには、まずどうすればいいのでしょうか。それはごくシンプルです。一人ひとりのメンバーと「じっくり話し合う」ということです。対話によって、そのメンバーの「モチベーションの源」「仕事や人生において大切にしている価値観」「描いているキャリアビジョン(将来どんな自分になりたいか)」といったことを引き出します。
あとは、それを尊重し、それを実現できるような仕事を任せます。もちろん、実行のプロセスで壁にぶつかることがあるでしょうから、そのときに助け舟を出し、目標達成を「サポート」してあげる。それによってメンバーが業績を挙げたり成長を遂げたりすれば、「サーバント型マネジャー」としての実績となるでしょう。
NIKKEI STYLE 11/19(土) 7:20配信
30代以上は要チェック! いま転職市場で「売れる」4つのタイプの管理職
エグゼクティブ専門の転職エージェント 森本千賀子
今、求人市場で求められている「マネジャー」はどんなタイプか?
30代半ば以降のビジネスパーソンが転職しようとすると、やはり「マネジメント」の経験を問われるケースが大半です。しかし、一口に「マネジメント」といっても、対象とする層や手法はさまざま。求められるマネジメントスタイルは、時代に応じて変化しています。昨今、求められているのは、どんなスタイルのマ
ネジャーなのでしょうか。
マネジメント人材に求められる要素は、もちろん会社の経営戦略、組織の状況、社風などによって多様です。しかしながら、最近、マネジメントクラスの人材募集を行っている企業からの要望をお聞きしていると、ある傾向が見てとれます。「キーワード」としてよく挙がってくるのは次のようなものです。
●「サーバント型」のマネジメント
しばらく前までは「俺の背中を見て、黙ってついて来い!」「俺のやり方を見て盗め!」といったタイプのマネジャーが多く見られました。しかし、現在では、その手法が通用しづらくなっているようです。
イマドキの若手のマネジメント手法として有効と目されるのが「サーバントリーダーシップ」。これは、米国のロバート・K・グリーンリーフ博士が提唱した概念で、「奉仕こそがリーダーシップの本質である」という考え方です。
リーダーはビジョンや目標を示し、メンバーは自分ならではの考えや強みを生かしてその実現に取り組む。そんなメンバーに対し、リーダーは「奉仕」し、目標達成を支援する――それがサーバント型のマネジメントスタイルです。
若手がモチベーションを上げ、主体性を持って仕事に取り組めるようにするには、こうしたマネジメントスタイルが有効であるという考え方が浸透しつつあります。そこで、マネジャーを募集する際、このキーワードを挙げる企業が増えているのです。
この先、マネジメントポジションでの転職を考えている方は、今のうちからこのスタイルを意識的に取り入れて、「成功体験」をつくっておいてはいかがでしょうか。転職活動を始めた際、志望する企業が求めているのが「サーバント型マネジャー」だった場合、プラス評価を得られる可能性があります。
では、サーバント型マネジメントを実践するには、まずどうすればいいのでしょうか。それはごくシンプルです。一人ひとりのメンバーと「じっくり話し合う」ということです。対話によって、そのメンバーの「モチベーションの源」「仕事や人生において大切にしている価値観」「描いているキャリアビジョン(将来どんな自分になりたいか)」といったことを引き出します。
あとは、それを尊重し、それを実現できるような仕事を任せます。もちろん、実行のプロセスで壁にぶつかることがあるでしょうから、そのときに助け舟を出し、目標達成を「サポート」してあげる。それによってメンバーが業績を挙げたり成長を遂げたりすれば、「サーバント型マネジャー」としての実績となるでしょう。
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