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2016年09月25日
ハード屋とソフト屋が一緒に作るとシステムはどうなるか?
ハード屋とソフト屋が一緒に作るとシステムはどうなるか?
ITmedia エンタープライズ 9月23日(金)13時26分配信
ハード屋とソフト屋が一緒に作るとシステムはどうなるか?
コンバージドインフラストラクチャ担当エグゼクティブバイスプレジデントのデイビット・ドナテリ氏
米国カリフォルニア州サンフランシスコで開催中のOracleの年次イベント「Oracle OpenWorld 2016」は現地時間9月21日、同社が「エンジニアドシステム」と呼ぶ統合型システム製品の最新動向を中心に紹介した。この日の基調講演ではハードウェアとソフトウェアの共同開発による成果を披露している。
【画像】SPARCプロセッサ開発での“共同作業”によるという成果
●パブリッククラウドに行く5つのルート
基調講演の前半は、コンバージドインフラストラクチャ担当エグゼクティブバイスプレジデントのデイビット・ドナテリ氏がクラウド環境への移行をテーマに講演した。
ドナテリ氏は、オンプレミス環境で稼働する複雑な企業システムのクラウド環境への移行では、コストが大きな課題だと指摘。クラウド化における5つの移行過程と、そこでOracleが用意しているという手法を挙げた。
5つの移行過程はいずれも、将来的に「ITシステムがパブリッククラウドで稼働する世界になる」というもの。その過程で、エンジニアドシステムを使うモデル(システム統合)、オンプレミスとクラウドの併用モデル(ハイブリッドクラウド)、月額課金で統合型システムを利用するモデル(ベアメタルサービス)、企業内に専用クラウド(プライベートクラウド)を構築するモデルの4つを経るスタイルがあり、オンプレミスから直接パブリッククラウドにするスタイルを加えた計5つになる。
同社は、今回のイベントでIaaSサービスの本格的な提供やベアメタルサービスの「Oracle@Customer」などを発表しており、ドナテリ氏は、顧客事例を交えながら、企業が5つの過程のどれを採用しても、最終的なクラウドへのゴールに向かうことができると強調した。
大手ITベンダーのほとんどは、「企業が最終的に選ぶのはハイブリッドクラウド」とのメッセージを発している。セキュリティ要件や経営環境など、企業ユーザーを取り巻くさまざま制約を考慮すれば、ドナテリ氏の示した「全てがパブリッククラウドに」というのは極端なメッセージに映る。
講演の中でドナテリ氏は、エンジニアドシステムを使う事例としてデータ分析向けのExadataを導入しているNTTドコモやブラジルの大学病院、さらには基幹系システムの大半をOracleのパブリッククラウドに移行した米通信大手T-Mobileを紹介した。
同氏は、統合型システム製品やクラウドが通信や医療など社会基盤を支える業界の基幹システムに採用されている現状が、同社の主張を証明するものだとしている。
●製品開発はハードとソフトの共同作業
ドナテリ氏に続いて、システムズ担当エグゼクティブバイスプレジデントのジョン・ファウラー氏と、システムテクノロジー担当シニアバイスプレジデントのホアン・ロザイア氏が一緒に壇上へ上がった。システム製品のハードウェア責任者とソフトウェア責任者が同時に講演するのは初めてという。
まず両氏は、異なるベンダーのハードウェアやソフトウェアで構築された水平分業モデルによるシステムが時代遅れで、統合型システムの方が近代的だと切り出す。ITシステムがクラウドで動く将来を見据えれば、水平分業モデルによるシステムは効率的ではなく、ハードとソフトが共同作業で開発する統合型システムの方が、性能面でも、信頼性の面、コストの面でも有利と主張した。
ハードウェアでは性能を追求する文化が根強く、ソフトウェアは高度な機能を実行するために高性能なハードウェアを必要としてきたことから、過大な性能がユーザーのニーズに合致しない場合があるという。水平分業型のシステムでこの課題は解決しづらいが、統合型ならハードウェア・ソフトウェアの長所を発揮できるという。
ハードウェアの高い性能をソフトウェア側で効率的に処理に利用することで、例えば、データベースの観点では、インメモリによる並列処理とオンライントランザクション処理の異なるワークロードを同一システム上で実行できるようになる。ソフトウェアの高速化エンジンを実装したSPARC M7プロセッサの場合、データベースでのインメモリ処理は83倍に高速され、暗号化処理についてもCPUにかかる負荷は、いまではせいぜい2%程度しかないという。
両氏は、これらがOracleによるSun買収から8年をかけて順次達成されてきた成果だと説明。最新世代のエンジニアドシステムでは、例えば、オールフラッシュメモリのストレージよりも高いI/O性能を発揮し、安定性や信頼性を確保した上で多数のデータベースを稼働させられるとした。
現在はこうした取り組みをさらに進め、セキュリティや可用性も強化されているという。例えば、セキュリティではメモリ上に展開されたデータの処理にまつわる脆弱性を突くことで、不正コードを実行できる攻撃手法が脅威になるが、SPARCプロセッサではメモリ領域をハードウェアレベルで保護することにより、脆弱性の悪用を阻止するという。
ドナテリ氏の講演では、統合型システムはパブリッククラウドへの移行手段の1つに過ぎないものの、ファウラー氏とロザイア氏の講演は、統合型システムにおける進化を説明することで、同社の掲げるパブリッククラウド化への道筋が単なるメッセージではないことを裏付けたいとの狙いがあったようだ。
ITmedia エンタープライズ 9月23日(金)13時26分配信
ハード屋とソフト屋が一緒に作るとシステムはどうなるか?
コンバージドインフラストラクチャ担当エグゼクティブバイスプレジデントのデイビット・ドナテリ氏
米国カリフォルニア州サンフランシスコで開催中のOracleの年次イベント「Oracle OpenWorld 2016」は現地時間9月21日、同社が「エンジニアドシステム」と呼ぶ統合型システム製品の最新動向を中心に紹介した。この日の基調講演ではハードウェアとソフトウェアの共同開発による成果を披露している。
【画像】SPARCプロセッサ開発での“共同作業”によるという成果
●パブリッククラウドに行く5つのルート
基調講演の前半は、コンバージドインフラストラクチャ担当エグゼクティブバイスプレジデントのデイビット・ドナテリ氏がクラウド環境への移行をテーマに講演した。
ドナテリ氏は、オンプレミス環境で稼働する複雑な企業システムのクラウド環境への移行では、コストが大きな課題だと指摘。クラウド化における5つの移行過程と、そこでOracleが用意しているという手法を挙げた。
5つの移行過程はいずれも、将来的に「ITシステムがパブリッククラウドで稼働する世界になる」というもの。その過程で、エンジニアドシステムを使うモデル(システム統合)、オンプレミスとクラウドの併用モデル(ハイブリッドクラウド)、月額課金で統合型システムを利用するモデル(ベアメタルサービス)、企業内に専用クラウド(プライベートクラウド)を構築するモデルの4つを経るスタイルがあり、オンプレミスから直接パブリッククラウドにするスタイルを加えた計5つになる。
同社は、今回のイベントでIaaSサービスの本格的な提供やベアメタルサービスの「Oracle@Customer」などを発表しており、ドナテリ氏は、顧客事例を交えながら、企業が5つの過程のどれを採用しても、最終的なクラウドへのゴールに向かうことができると強調した。
大手ITベンダーのほとんどは、「企業が最終的に選ぶのはハイブリッドクラウド」とのメッセージを発している。セキュリティ要件や経営環境など、企業ユーザーを取り巻くさまざま制約を考慮すれば、ドナテリ氏の示した「全てがパブリッククラウドに」というのは極端なメッセージに映る。
講演の中でドナテリ氏は、エンジニアドシステムを使う事例としてデータ分析向けのExadataを導入しているNTTドコモやブラジルの大学病院、さらには基幹系システムの大半をOracleのパブリッククラウドに移行した米通信大手T-Mobileを紹介した。
同氏は、統合型システム製品やクラウドが通信や医療など社会基盤を支える業界の基幹システムに採用されている現状が、同社の主張を証明するものだとしている。
●製品開発はハードとソフトの共同作業
ドナテリ氏に続いて、システムズ担当エグゼクティブバイスプレジデントのジョン・ファウラー氏と、システムテクノロジー担当シニアバイスプレジデントのホアン・ロザイア氏が一緒に壇上へ上がった。システム製品のハードウェア責任者とソフトウェア責任者が同時に講演するのは初めてという。
まず両氏は、異なるベンダーのハードウェアやソフトウェアで構築された水平分業モデルによるシステムが時代遅れで、統合型システムの方が近代的だと切り出す。ITシステムがクラウドで動く将来を見据えれば、水平分業モデルによるシステムは効率的ではなく、ハードとソフトが共同作業で開発する統合型システムの方が、性能面でも、信頼性の面、コストの面でも有利と主張した。
ハードウェアでは性能を追求する文化が根強く、ソフトウェアは高度な機能を実行するために高性能なハードウェアを必要としてきたことから、過大な性能がユーザーのニーズに合致しない場合があるという。水平分業型のシステムでこの課題は解決しづらいが、統合型ならハードウェア・ソフトウェアの長所を発揮できるという。
ハードウェアの高い性能をソフトウェア側で効率的に処理に利用することで、例えば、データベースの観点では、インメモリによる並列処理とオンライントランザクション処理の異なるワークロードを同一システム上で実行できるようになる。ソフトウェアの高速化エンジンを実装したSPARC M7プロセッサの場合、データベースでのインメモリ処理は83倍に高速され、暗号化処理についてもCPUにかかる負荷は、いまではせいぜい2%程度しかないという。
両氏は、これらがOracleによるSun買収から8年をかけて順次達成されてきた成果だと説明。最新世代のエンジニアドシステムでは、例えば、オールフラッシュメモリのストレージよりも高いI/O性能を発揮し、安定性や信頼性を確保した上で多数のデータベースを稼働させられるとした。
現在はこうした取り組みをさらに進め、セキュリティや可用性も強化されているという。例えば、セキュリティではメモリ上に展開されたデータの処理にまつわる脆弱性を突くことで、不正コードを実行できる攻撃手法が脅威になるが、SPARCプロセッサではメモリ領域をハードウェアレベルで保護することにより、脆弱性の悪用を阻止するという。
ドナテリ氏の講演では、統合型システムはパブリッククラウドへの移行手段の1つに過ぎないものの、ファウラー氏とロザイア氏の講演は、統合型システムにおける進化を説明することで、同社の掲げるパブリッククラウド化への道筋が単なるメッセージではないことを裏付けたいとの狙いがあったようだ。
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ベンチャー投資で年収1億円。「エンジェル投資家」が重要視するのは起業家の人柄
ベンチャー投資で年収1億円。「エンジェル投資家」が重要視するのは起業家の人柄
週刊SPA! 9月25日(日)16時20分配信
ベンチャー投資で年収1億円。「エンジェル投資家」が重要視するのは起業家の人柄
3か月に一度は、学生や若手起業家を集めたセミナーに顔を出し、金の卵を直にチェック
右肩上がりの経済成長はとうに終え、低成長時代に突入したニッポン経済。それでもバブルのごとく稼ぎ倒す強者は、少数ながら存在する。彼らは常人と何が違うのか――新型富裕層に秘密のスキームを直撃した!
<玉井俊太郎さん(仮名・51歳)…年収1億円/エンジェル投資家>
外資系銀行をアーリーリタイア。個人ファンド運営と並行して、将来性のあるベンチャーに積極的に投資。人脈はもとより、学生時代にカリスマ家庭教師の異名を取った熱血指導によって大型IPOを成功させている
◆仮想現実から拡張現実。テクノロジーに投資!
「ベンチャー投資に関しては、主に人脈を生かした資金調達面でのサポートを担当しています。実務に明るい仲間がいるのも強みだね。ただ、若者のエネルギーに触れることが喜びで、エグジットするかどうかは正直二の次だよ」
欧米人並みの大げさな身振りで高らかに笑う玉井俊太郎さんは、起業間もないシード、起業後2〜3年といったアーリーステージのベンチャー企業に投資を行うエンジェル投資家だ。玉井さんのもとには年間約100案件が持ち込まれるというが、その中で実際に投資に至るのは十数社。さらに上場やM&Aによってリターンを得られるのは10%程度。正直、あまり効率が良いようには見えない。ところが、過去にネットベンチャーを資産価値100倍以上にして売却した経験のある玉井さんは強気だ。
「1000万円強の投資を10社にしたとして、1社が100倍になれば9億円のプラスでしょう!」
確かに、9社分の元手など瞬殺で回収できてしまうわけだ。当たる投資先とは一体どういうものなのか。
「もっとも重要視しているのは、起業家の人柄ですね。クレバーなだけでなく、人を惹き付ける魅力があるか。分野でいうと、テクノロジー系は特に注目しています。日本経済を立て直すには、理系分野の成長が必須だと考えているので、フィンテック産業や最近だとVR(仮想現実)ですね。ただ、VRに関する投資での成功はもう国内では厳しいでしょうから、可能性があるのはAR(拡張現実)かな。Facebookのザッカーバーグも、『ポケモンGO』を踏まえて、これからのスマホにはAR機能が実装されると言ってます」
日本発のフリマアプリ『メルカリ』がアメリカでも1200万ダウンロードを突破し、急速に普及しているように、プラットフォームとしてのスマホ関連市場には多くの金脈がまだまだ眠っている。
「今の日本では、金融、IT、不動産の3種以外で大きく儲けることは不可能で、どれも情報が命。若い起業家に投資していると、常に新しいサービスやテクノロジーに接することができる。これが市場から後れを取らない秘訣ですね」
情報収集としての投資。タネとなる資金を豊富に持つ富豪ならではの余裕とはいえ、貴重な提言だ。
<玉井さんの富豪哲学>
・情報こそ命。収集にはカネを出し惜しまない
・若手の有望株とは積極的に交流すべし
・スマホのアプリ、関連技術は伸びしろ大
― [新型富裕層]の裏錬金術 ―
日刊SPA!
週刊SPA! 9月25日(日)16時20分配信
ベンチャー投資で年収1億円。「エンジェル投資家」が重要視するのは起業家の人柄
3か月に一度は、学生や若手起業家を集めたセミナーに顔を出し、金の卵を直にチェック
右肩上がりの経済成長はとうに終え、低成長時代に突入したニッポン経済。それでもバブルのごとく稼ぎ倒す強者は、少数ながら存在する。彼らは常人と何が違うのか――新型富裕層に秘密のスキームを直撃した!
<玉井俊太郎さん(仮名・51歳)…年収1億円/エンジェル投資家>
外資系銀行をアーリーリタイア。個人ファンド運営と並行して、将来性のあるベンチャーに積極的に投資。人脈はもとより、学生時代にカリスマ家庭教師の異名を取った熱血指導によって大型IPOを成功させている
◆仮想現実から拡張現実。テクノロジーに投資!
「ベンチャー投資に関しては、主に人脈を生かした資金調達面でのサポートを担当しています。実務に明るい仲間がいるのも強みだね。ただ、若者のエネルギーに触れることが喜びで、エグジットするかどうかは正直二の次だよ」
欧米人並みの大げさな身振りで高らかに笑う玉井俊太郎さんは、起業間もないシード、起業後2〜3年といったアーリーステージのベンチャー企業に投資を行うエンジェル投資家だ。玉井さんのもとには年間約100案件が持ち込まれるというが、その中で実際に投資に至るのは十数社。さらに上場やM&Aによってリターンを得られるのは10%程度。正直、あまり効率が良いようには見えない。ところが、過去にネットベンチャーを資産価値100倍以上にして売却した経験のある玉井さんは強気だ。
「1000万円強の投資を10社にしたとして、1社が100倍になれば9億円のプラスでしょう!」
確かに、9社分の元手など瞬殺で回収できてしまうわけだ。当たる投資先とは一体どういうものなのか。
「もっとも重要視しているのは、起業家の人柄ですね。クレバーなだけでなく、人を惹き付ける魅力があるか。分野でいうと、テクノロジー系は特に注目しています。日本経済を立て直すには、理系分野の成長が必須だと考えているので、フィンテック産業や最近だとVR(仮想現実)ですね。ただ、VRに関する投資での成功はもう国内では厳しいでしょうから、可能性があるのはAR(拡張現実)かな。Facebookのザッカーバーグも、『ポケモンGO』を踏まえて、これからのスマホにはAR機能が実装されると言ってます」
日本発のフリマアプリ『メルカリ』がアメリカでも1200万ダウンロードを突破し、急速に普及しているように、プラットフォームとしてのスマホ関連市場には多くの金脈がまだまだ眠っている。
「今の日本では、金融、IT、不動産の3種以外で大きく儲けることは不可能で、どれも情報が命。若い起業家に投資していると、常に新しいサービスやテクノロジーに接することができる。これが市場から後れを取らない秘訣ですね」
情報収集としての投資。タネとなる資金を豊富に持つ富豪ならではの余裕とはいえ、貴重な提言だ。
<玉井さんの富豪哲学>
・情報こそ命。収集にはカネを出し惜しまない
・若手の有望株とは積極的に交流すべし
・スマホのアプリ、関連技術は伸びしろ大
― [新型富裕層]の裏錬金術 ―
日刊SPA!
<東京ゲームショウ2016>厳選コスプレ写真を一挙公開 雨でもセクシーに
<東京ゲームショウ2016>厳選コスプレ写真を一挙公開 雨でもセクシーに
まんたんウェブ 9月25日(日)21時0分配信
<東京ゲームショウ2016>厳選コスプレ写真を一挙公開 雨でもセクシーに
東京ゲームショウ2016に登場したコスプレーヤー
国内最大のゲーム展示会「東京ゲームショウ2016」が15〜18日、幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催され、一般公開日の17、18日は、人気ゲームのキャラクターになりきったコスプレーヤーが集まり、自慢の衣装を披露していた。中でも人気が高かったコスプレーヤーの写真を厳選して紹介する。
ゲームショウに限らずコミックマーケットなどでもここ数年、人気を集めているのが「艦隊これくしょん−艦これ−」「ラブライブ!」のコスプレだ。ゲームアプリ「ポケモンGO」がブームとなっている「ポケモン」のモンスターを擬人化したコスプレも人気で、ピカチュウをイメージして黄色のウイッグに黄色のビキニのセクシーなコスプレーヤーの姿も見られた。
また、18日は小雨の中、へそ出しなど露出度の高いコスプレーヤーの姿も目立っていた。
まんたんウェブ 9月25日(日)21時0分配信
<東京ゲームショウ2016>厳選コスプレ写真を一挙公開 雨でもセクシーに
東京ゲームショウ2016に登場したコスプレーヤー
国内最大のゲーム展示会「東京ゲームショウ2016」が15〜18日、幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催され、一般公開日の17、18日は、人気ゲームのキャラクターになりきったコスプレーヤーが集まり、自慢の衣装を披露していた。中でも人気が高かったコスプレーヤーの写真を厳選して紹介する。
ゲームショウに限らずコミックマーケットなどでもここ数年、人気を集めているのが「艦隊これくしょん−艦これ−」「ラブライブ!」のコスプレだ。ゲームアプリ「ポケモンGO」がブームとなっている「ポケモン」のモンスターを擬人化したコスプレも人気で、ピカチュウをイメージして黄色のウイッグに黄色のビキニのセクシーなコスプレーヤーの姿も見られた。
また、18日は小雨の中、へそ出しなど露出度の高いコスプレーヤーの姿も目立っていた。
「パケ死」の意味が変わった? 「高額請求」ではなく……
「パケ死」の意味が変わった? 「高額請求」ではなく……
ITmedia ニュース 9月23日(金)15時53分配信
「パケ死」の意味が変わった? 「高額請求」ではなく……
画像:ITmedia
「パケ死」と聞くと、どんな状態が思い浮かぶだろうか?
かつては、「携帯電話でネット(パケット通信)を利用しすぎて、払いきれないほど高額なパケット通信料の請求を受けること」を「パケ死」と呼んでいた。だが最近は、「月の高速データ通信量の上限を超え、通信速度が遅くなること」を「パケ死」と呼ぶ人が増えているようだ。
【その他の画像】
●10年前の「パケ死」とは
「パケ死」という言葉が使われ始めたのは、2000年ごろのようだ。当時、携帯ネットの通信料金は、「1パケット当たり○円」など従量課金制だった。
短いテキストメールの送受信程度の通信量なら、従量制でも請求額はそれほど大きくならなかったが、携帯電話のネット機能が急激に進化し、Webサイトの閲覧や楽曲ダウンロード、“写メ”(写真付きメール)の送受信など大容量データのやりとりが可能になる中で、ユーザーのパケット通信量も激増していった。
03年には、国内で初めてパケット定額制が導入されたが、パケット定額を契約せずに大容量データを利用したユーザーが月数万円〜数十万円の請求を受けるケースが相次ぎ、社会問題化。パケットを使いすぎ、高額な通信量を請求されることが「パケ死」と呼ばれた。
ITmediaの過去記事を検索したところ、02年には「パケ死」が登場しており、06年には記者も「初めてパケ死した」という記事を書いていた。
その後、パケット定額制が普及し、端末がフィーチャーフォンからスマートフォンに移行する中で、高額請求で「パケ死」する人は減り、「パケ死」という言葉そのものもあまり使われなくなっていった。
●今は「月の通信量の上限超え」の意味に
最近は、別の意味で使われ始めているようだ。「動画見てたらパケ死したので、さらに1GB課金した」「今月はもうパケ死した」――Twitterを「パケ死」で検索すると、こんなつぶやきがヒットする。「月3GB」や「月7GB」など、契約している高速データ通信量の上限を超えてしまい、通信速度が制限されて遅くなることを「パケ死」と呼んでいるようだ。
産経新聞がLINEモバイルの嘉戸彩乃社長(31)にインタビューしたこの記事でも、「パケ死」は「毎月のデータ通信量の制限を超えたために、インターネットの速度が遅くなること」と解説されている。LINEによると、「嘉戸社長がTwitterなどSNSを通じてユーザーの声を拾う際、学生などが『今月もパケ死した』などと投稿しているケースをよく見ていた」ことから、「パケ死」を「データ通信量の上限を超える」意味で使っているという。
●「パケットの使いすぎで“死ぬ”」
ITmedia ニュース編集部の部員に「パケ死」の意味をヒアリングしてみたところ、多くの記者が「従量課金で高額請求を受けること」だと思っていたが、30代前半の女性記者は、「通信量の上限を超えた、という意味だと思っていた」と話した。彼女はそもそも、従量制のプランに入ったことがなく、「高額請求されるという現象がよく分からない」という。
定額制が普及した今でも、「パケ死」を旧来の意味で使うケースもある。国内の携帯電話を海外に持ち込み、ローミングで通信する場合、海外向けの定額制サービスに入っていないと、従量制で高額な通信料金が請求され、「パケ死」することがあるのだ。最近では、体操の内村航平選手が、ブラジル・リオデジャネイロで「Pokemon GO」をダウンロードし、50万円の通信量を請求されたというエピソードが、「パケ死」だとして話題になった。
旧来の意味でも、新しい意味でも、パケ死が「パケットを使いすぎ、死ぬほどつらい目にあう」というイメージを伝えていることは変わりない。端末や通信の形が変わっていく中で、「パケ死」という言葉は、微妙に変化しながら生き続けている。
ITmedia ニュース 9月23日(金)15時53分配信
「パケ死」の意味が変わった? 「高額請求」ではなく……
画像:ITmedia
「パケ死」と聞くと、どんな状態が思い浮かぶだろうか?
かつては、「携帯電話でネット(パケット通信)を利用しすぎて、払いきれないほど高額なパケット通信料の請求を受けること」を「パケ死」と呼んでいた。だが最近は、「月の高速データ通信量の上限を超え、通信速度が遅くなること」を「パケ死」と呼ぶ人が増えているようだ。
【その他の画像】
●10年前の「パケ死」とは
「パケ死」という言葉が使われ始めたのは、2000年ごろのようだ。当時、携帯ネットの通信料金は、「1パケット当たり○円」など従量課金制だった。
短いテキストメールの送受信程度の通信量なら、従量制でも請求額はそれほど大きくならなかったが、携帯電話のネット機能が急激に進化し、Webサイトの閲覧や楽曲ダウンロード、“写メ”(写真付きメール)の送受信など大容量データのやりとりが可能になる中で、ユーザーのパケット通信量も激増していった。
03年には、国内で初めてパケット定額制が導入されたが、パケット定額を契約せずに大容量データを利用したユーザーが月数万円〜数十万円の請求を受けるケースが相次ぎ、社会問題化。パケットを使いすぎ、高額な通信量を請求されることが「パケ死」と呼ばれた。
ITmediaの過去記事を検索したところ、02年には「パケ死」が登場しており、06年には記者も「初めてパケ死した」という記事を書いていた。
その後、パケット定額制が普及し、端末がフィーチャーフォンからスマートフォンに移行する中で、高額請求で「パケ死」する人は減り、「パケ死」という言葉そのものもあまり使われなくなっていった。
●今は「月の通信量の上限超え」の意味に
最近は、別の意味で使われ始めているようだ。「動画見てたらパケ死したので、さらに1GB課金した」「今月はもうパケ死した」――Twitterを「パケ死」で検索すると、こんなつぶやきがヒットする。「月3GB」や「月7GB」など、契約している高速データ通信量の上限を超えてしまい、通信速度が制限されて遅くなることを「パケ死」と呼んでいるようだ。
産経新聞がLINEモバイルの嘉戸彩乃社長(31)にインタビューしたこの記事でも、「パケ死」は「毎月のデータ通信量の制限を超えたために、インターネットの速度が遅くなること」と解説されている。LINEによると、「嘉戸社長がTwitterなどSNSを通じてユーザーの声を拾う際、学生などが『今月もパケ死した』などと投稿しているケースをよく見ていた」ことから、「パケ死」を「データ通信量の上限を超える」意味で使っているという。
●「パケットの使いすぎで“死ぬ”」
ITmedia ニュース編集部の部員に「パケ死」の意味をヒアリングしてみたところ、多くの記者が「従量課金で高額請求を受けること」だと思っていたが、30代前半の女性記者は、「通信量の上限を超えた、という意味だと思っていた」と話した。彼女はそもそも、従量制のプランに入ったことがなく、「高額請求されるという現象がよく分からない」という。
定額制が普及した今でも、「パケ死」を旧来の意味で使うケースもある。国内の携帯電話を海外に持ち込み、ローミングで通信する場合、海外向けの定額制サービスに入っていないと、従量制で高額な通信料金が請求され、「パケ死」することがあるのだ。最近では、体操の内村航平選手が、ブラジル・リオデジャネイロで「Pokemon GO」をダウンロードし、50万円の通信量を請求されたというエピソードが、「パケ死」だとして話題になった。
旧来の意味でも、新しい意味でも、パケ死が「パケットを使いすぎ、死ぬほどつらい目にあう」というイメージを伝えていることは変わりない。端末や通信の形が変わっていく中で、「パケ死」という言葉は、微妙に変化しながら生き続けている。
アップルのワイヤレスヘッドホン『AirPods』、何がスゴい?
アップルのワイヤレスヘッドホン『AirPods』、何がスゴい?
@DIME 9月25日(日)9時10分配信
アップルのワイヤレスヘッドホン『AirPods』、何がスゴい?
『AirPods』なら、ワイヤレスヘッドホンの設定は、これまでになく簡単。
Appleから、これまで不可能だったワイヤレスオーディオ体験を実現する、革新的な新しいワイヤレスヘッドホン『AirPods(エアポッズ)』が発表された。『AirPods』は音楽を聴いたり、電話をかけたり、テレビ番組や映画を楽しんだり、ゲームをプレイしたり、Siriとやり取りしたりする方法を高度なテクノロジーによって実現。ワイヤレスヘッドホンに必要だった様々な設定の手間を解消した。
具体的には、革新的な充電ケースのフタを開けて1回タップするだけで、設定が瞬時に完了。手持ちのiPhoneとApple Watchで使える準備が整う。高度なセンサーが、ユーザーが音楽を聴いている状態であるかを検知し、自動的に音楽を再生したり一時停止も行なう。Siriを使う時にも、『AirPods』ならダブルタップするだけで、お気に入りのパーソナルアシスタントにアクセスが可能だ。この革新的な体験を可能にしているのが、超低電力の新しいAppleのW1チップ。W1チップによって、『AirPods』はまったくのワイヤレス設計でありながら、高品質なオーディオ、業界をリードするバッテリー駆動時間を実現。『AirPods』は10月後半から提供が開始される予定だ。
Appleのワールドワイドマーケティング担当シニアバイスプレジデント、フィリップ・シラーは、今回の発表について次のように述べている。
「『AirPods』は、画期的なワイヤレスオーディオ体験を提供する初めてのヘッドホンです。新しいApple のW1チップによって、高品質なサウンド、長時間のバッテリー駆動、自動設定などの革新的な機能が実現しています。『AirPods』を使うのは、魔法のように簡単。スイッチもボタンもないのに、いとも簡単に、お使いのすべてのAppleデバイスにシームレスに自動接続され、Siriにアクセスする時もダブルタップするだけです。『iPhone 7』、『Apple Watch Series 2』と共に、皆様に早くお試しいただきたい」
『AirPods』なら、ワイヤレスヘッドホンの設定は、これまでになく簡単。『iPhone』の近くで充電ケースの蓋を開けて1回タップするだけで、『iPad』やMacをはじめ、同じiCloudアカウントにサインインしているすべてのデバイスで、『AirPods』が瞬時に設定される。これだけの操作で『AirPods』は接続されるので、音楽を聴きたくなったら、あとは耳に付けるだけ。iPhoneで通話を終えた後、『Apple Watch』で音楽を聴くといった場合でも、『AirPods』なら、インテリジェントでシームレスに切り替えることができるのだ。
このような『AirPods』の画期的な革新を実現しているのが、まったく新しいAppleのW1チップだ。左右それそれぞれの『AirPods』に搭載されたデュアル光学センサーと加速度センサーがW1チップと連係して、『AirPods』が耳に装着されたことを感知。音楽を聴ける状態のときにだけ音楽が再生されまる。このため左右の『AirPods』を耳から外すだけで、音楽が自動的に一時停止され、片方だけを外せば、会話をした後に耳に付け直すだけで自動的に音楽が再開される。
また、『AirPods』をダブルタップするだけでSiriにもアクセスでき、音楽の選曲やコントロール、音量の変更、バッテリーの充電状況のチェック、その他のタスクをSiriに頼むこともできる。さらに左右の『AirPod』に備わっているもう1つの加速度センサーが、ユーザーが会話していることを感知し、2つのビームフォーミングマイクロフォンをオンにして、ユーザーの声だけに絞り込んで周囲の雑音をフィルタリング。電話の声もこれまでになく明瞭に相手に届けられる。
超低電力のAppleの W1チップは、従来のワイヤレスチップの3分の1の消費電力で動作するため、『AirPods』は1度充電すれば最大5時間、音楽を楽しむことが可能。カスタム設計の充電ケースを通じて、『AirPods』をさらに追加で充電することもでき、合計で24時間以上再生可能という、業界をリードする再生時間を達成。音楽を聴きたい時にはいつでも、『AirPods』の準備は整っている。
このAppleが設計した、充電ケース付きの新しいワイヤレスの『AirPods』は、10月後半からApple.comおよびApple Storeで、1万6800円で発売される。『AirPods』の使用に際しては、iOS 10を搭載したApple製デバイス、watchOS 3、またはmacOS Sierraが必要。
文/編集部
@DIME編集部
@DIME 9月25日(日)9時10分配信
アップルのワイヤレスヘッドホン『AirPods』、何がスゴい?
『AirPods』なら、ワイヤレスヘッドホンの設定は、これまでになく簡単。
Appleから、これまで不可能だったワイヤレスオーディオ体験を実現する、革新的な新しいワイヤレスヘッドホン『AirPods(エアポッズ)』が発表された。『AirPods』は音楽を聴いたり、電話をかけたり、テレビ番組や映画を楽しんだり、ゲームをプレイしたり、Siriとやり取りしたりする方法を高度なテクノロジーによって実現。ワイヤレスヘッドホンに必要だった様々な設定の手間を解消した。
具体的には、革新的な充電ケースのフタを開けて1回タップするだけで、設定が瞬時に完了。手持ちのiPhoneとApple Watchで使える準備が整う。高度なセンサーが、ユーザーが音楽を聴いている状態であるかを検知し、自動的に音楽を再生したり一時停止も行なう。Siriを使う時にも、『AirPods』ならダブルタップするだけで、お気に入りのパーソナルアシスタントにアクセスが可能だ。この革新的な体験を可能にしているのが、超低電力の新しいAppleのW1チップ。W1チップによって、『AirPods』はまったくのワイヤレス設計でありながら、高品質なオーディオ、業界をリードするバッテリー駆動時間を実現。『AirPods』は10月後半から提供が開始される予定だ。
Appleのワールドワイドマーケティング担当シニアバイスプレジデント、フィリップ・シラーは、今回の発表について次のように述べている。
「『AirPods』は、画期的なワイヤレスオーディオ体験を提供する初めてのヘッドホンです。新しいApple のW1チップによって、高品質なサウンド、長時間のバッテリー駆動、自動設定などの革新的な機能が実現しています。『AirPods』を使うのは、魔法のように簡単。スイッチもボタンもないのに、いとも簡単に、お使いのすべてのAppleデバイスにシームレスに自動接続され、Siriにアクセスする時もダブルタップするだけです。『iPhone 7』、『Apple Watch Series 2』と共に、皆様に早くお試しいただきたい」
『AirPods』なら、ワイヤレスヘッドホンの設定は、これまでになく簡単。『iPhone』の近くで充電ケースの蓋を開けて1回タップするだけで、『iPad』やMacをはじめ、同じiCloudアカウントにサインインしているすべてのデバイスで、『AirPods』が瞬時に設定される。これだけの操作で『AirPods』は接続されるので、音楽を聴きたくなったら、あとは耳に付けるだけ。iPhoneで通話を終えた後、『Apple Watch』で音楽を聴くといった場合でも、『AirPods』なら、インテリジェントでシームレスに切り替えることができるのだ。
このような『AirPods』の画期的な革新を実現しているのが、まったく新しいAppleのW1チップだ。左右それそれぞれの『AirPods』に搭載されたデュアル光学センサーと加速度センサーがW1チップと連係して、『AirPods』が耳に装着されたことを感知。音楽を聴ける状態のときにだけ音楽が再生されまる。このため左右の『AirPods』を耳から外すだけで、音楽が自動的に一時停止され、片方だけを外せば、会話をした後に耳に付け直すだけで自動的に音楽が再開される。
また、『AirPods』をダブルタップするだけでSiriにもアクセスでき、音楽の選曲やコントロール、音量の変更、バッテリーの充電状況のチェック、その他のタスクをSiriに頼むこともできる。さらに左右の『AirPod』に備わっているもう1つの加速度センサーが、ユーザーが会話していることを感知し、2つのビームフォーミングマイクロフォンをオンにして、ユーザーの声だけに絞り込んで周囲の雑音をフィルタリング。電話の声もこれまでになく明瞭に相手に届けられる。
超低電力のAppleの W1チップは、従来のワイヤレスチップの3分の1の消費電力で動作するため、『AirPods』は1度充電すれば最大5時間、音楽を楽しむことが可能。カスタム設計の充電ケースを通じて、『AirPods』をさらに追加で充電することもでき、合計で24時間以上再生可能という、業界をリードする再生時間を達成。音楽を聴きたい時にはいつでも、『AirPods』の準備は整っている。
このAppleが設計した、充電ケース付きの新しいワイヤレスの『AirPods』は、10月後半からApple.comおよびApple Storeで、1万6800円で発売される。『AirPods』の使用に際しては、iOS 10を搭載したApple製デバイス、watchOS 3、またはmacOS Sierraが必要。
文/編集部
@DIME編集部
アップルのワイヤレスヘッドホン『AirPods』、何がスゴい?
アップルのワイヤレスヘッドホン『AirPods』、何がスゴい?
@DIME 9月25日(日)9時10分配信
アップルのワイヤレスヘッドホン『AirPods』、何がスゴい?
『AirPods』なら、ワイヤレスヘッドホンの設定は、これまでになく簡単。
Appleから、これまで不可能だったワイヤレスオーディオ体験を実現する、革新的な新しいワイヤレスヘッドホン『AirPods(エアポッズ)』が発表された。『AirPods』は音楽を聴いたり、電話をかけたり、テレビ番組や映画を楽しんだり、ゲームをプレイしたり、Siriとやり取りしたりする方法を高度なテクノロジーによって実現。ワイヤレスヘッドホンに必要だった様々な設定の手間を解消した。
具体的には、革新的な充電ケースのフタを開けて1回タップするだけで、設定が瞬時に完了。手持ちのiPhoneとApple Watchで使える準備が整う。高度なセンサーが、ユーザーが音楽を聴いている状態であるかを検知し、自動的に音楽を再生したり一時停止も行なう。Siriを使う時にも、『AirPods』ならダブルタップするだけで、お気に入りのパーソナルアシスタントにアクセスが可能だ。この革新的な体験を可能にしているのが、超低電力の新しいAppleのW1チップ。W1チップによって、『AirPods』はまったくのワイヤレス設計でありながら、高品質なオーディオ、業界をリードするバッテリー駆動時間を実現。『AirPods』は10月後半から提供が開始される予定だ。
Appleのワールドワイドマーケティング担当シニアバイスプレジデント、フィリップ・シラーは、今回の発表について次のように述べている。
「『AirPods』は、画期的なワイヤレスオーディオ体験を提供する初めてのヘッドホンです。新しいApple のW1チップによって、高品質なサウンド、長時間のバッテリー駆動、自動設定などの革新的な機能が実現しています。『AirPods』を使うのは、魔法のように簡単。スイッチもボタンもないのに、いとも簡単に、お使いのすべてのAppleデバイスにシームレスに自動接続され、Siriにアクセスする時もダブルタップするだけです。『iPhone 7』、『Apple Watch Series 2』と共に、皆様に早くお試しいただきたい」
『AirPods』なら、ワイヤレスヘッドホンの設定は、これまでになく簡単。『iPhone』の近くで充電ケースの蓋を開けて1回タップするだけで、『iPad』やMacをはじめ、同じiCloudアカウントにサインインしているすべてのデバイスで、『AirPods』が瞬時に設定される。これだけの操作で『AirPods』は接続されるので、音楽を聴きたくなったら、あとは耳に付けるだけ。iPhoneで通話を終えた後、『Apple Watch』で音楽を聴くといった場合でも、『AirPods』なら、インテリジェントでシームレスに切り替えることができるのだ。
このような『AirPods』の画期的な革新を実現しているのが、まったく新しいAppleのW1チップだ。左右それそれぞれの『AirPods』に搭載されたデュアル光学センサーと加速度センサーがW1チップと連係して、『AirPods』が耳に装着されたことを感知。音楽を聴ける状態のときにだけ音楽が再生されまる。このため左右の『AirPods』を耳から外すだけで、音楽が自動的に一時停止され、片方だけを外せば、会話をした後に耳に付け直すだけで自動的に音楽が再開される。
また、『AirPods』をダブルタップするだけでSiriにもアクセスでき、音楽の選曲やコントロール、音量の変更、バッテリーの充電状況のチェック、その他のタスクをSiriに頼むこともできる。さらに左右の『AirPod』に備わっているもう1つの加速度センサーが、ユーザーが会話していることを感知し、2つのビームフォーミングマイクロフォンをオンにして、ユーザーの声だけに絞り込んで周囲の雑音をフィルタリング。電話の声もこれまでになく明瞭に相手に届けられる。
超低電力のAppleの W1チップは、従来のワイヤレスチップの3分の1の消費電力で動作するため、『AirPods』は1度充電すれば最大5時間、音楽を楽しむことが可能。カスタム設計の充電ケースを通じて、『AirPods』をさらに追加で充電することもでき、合計で24時間以上再生可能という、業界をリードする再生時間を達成。音楽を聴きたい時にはいつでも、『AirPods』の準備は整っている。
このAppleが設計した、充電ケース付きの新しいワイヤレスの『AirPods』は、10月後半からApple.comおよびApple Storeで、1万6800円で発売される。『AirPods』の使用に際しては、iOS 10を搭載したApple製デバイス、watchOS 3、またはmacOS Sierraが必要。
文/編集部
@DIME編集部
@DIME 9月25日(日)9時10分配信
アップルのワイヤレスヘッドホン『AirPods』、何がスゴい?
『AirPods』なら、ワイヤレスヘッドホンの設定は、これまでになく簡単。
Appleから、これまで不可能だったワイヤレスオーディオ体験を実現する、革新的な新しいワイヤレスヘッドホン『AirPods(エアポッズ)』が発表された。『AirPods』は音楽を聴いたり、電話をかけたり、テレビ番組や映画を楽しんだり、ゲームをプレイしたり、Siriとやり取りしたりする方法を高度なテクノロジーによって実現。ワイヤレスヘッドホンに必要だった様々な設定の手間を解消した。
具体的には、革新的な充電ケースのフタを開けて1回タップするだけで、設定が瞬時に完了。手持ちのiPhoneとApple Watchで使える準備が整う。高度なセンサーが、ユーザーが音楽を聴いている状態であるかを検知し、自動的に音楽を再生したり一時停止も行なう。Siriを使う時にも、『AirPods』ならダブルタップするだけで、お気に入りのパーソナルアシスタントにアクセスが可能だ。この革新的な体験を可能にしているのが、超低電力の新しいAppleのW1チップ。W1チップによって、『AirPods』はまったくのワイヤレス設計でありながら、高品質なオーディオ、業界をリードするバッテリー駆動時間を実現。『AirPods』は10月後半から提供が開始される予定だ。
Appleのワールドワイドマーケティング担当シニアバイスプレジデント、フィリップ・シラーは、今回の発表について次のように述べている。
「『AirPods』は、画期的なワイヤレスオーディオ体験を提供する初めてのヘッドホンです。新しいApple のW1チップによって、高品質なサウンド、長時間のバッテリー駆動、自動設定などの革新的な機能が実現しています。『AirPods』を使うのは、魔法のように簡単。スイッチもボタンもないのに、いとも簡単に、お使いのすべてのAppleデバイスにシームレスに自動接続され、Siriにアクセスする時もダブルタップするだけです。『iPhone 7』、『Apple Watch Series 2』と共に、皆様に早くお試しいただきたい」
『AirPods』なら、ワイヤレスヘッドホンの設定は、これまでになく簡単。『iPhone』の近くで充電ケースの蓋を開けて1回タップするだけで、『iPad』やMacをはじめ、同じiCloudアカウントにサインインしているすべてのデバイスで、『AirPods』が瞬時に設定される。これだけの操作で『AirPods』は接続されるので、音楽を聴きたくなったら、あとは耳に付けるだけ。iPhoneで通話を終えた後、『Apple Watch』で音楽を聴くといった場合でも、『AirPods』なら、インテリジェントでシームレスに切り替えることができるのだ。
このような『AirPods』の画期的な革新を実現しているのが、まったく新しいAppleのW1チップだ。左右それそれぞれの『AirPods』に搭載されたデュアル光学センサーと加速度センサーがW1チップと連係して、『AirPods』が耳に装着されたことを感知。音楽を聴ける状態のときにだけ音楽が再生されまる。このため左右の『AirPods』を耳から外すだけで、音楽が自動的に一時停止され、片方だけを外せば、会話をした後に耳に付け直すだけで自動的に音楽が再開される。
また、『AirPods』をダブルタップするだけでSiriにもアクセスでき、音楽の選曲やコントロール、音量の変更、バッテリーの充電状況のチェック、その他のタスクをSiriに頼むこともできる。さらに左右の『AirPod』に備わっているもう1つの加速度センサーが、ユーザーが会話していることを感知し、2つのビームフォーミングマイクロフォンをオンにして、ユーザーの声だけに絞り込んで周囲の雑音をフィルタリング。電話の声もこれまでになく明瞭に相手に届けられる。
超低電力のAppleの W1チップは、従来のワイヤレスチップの3分の1の消費電力で動作するため、『AirPods』は1度充電すれば最大5時間、音楽を楽しむことが可能。カスタム設計の充電ケースを通じて、『AirPods』をさらに追加で充電することもでき、合計で24時間以上再生可能という、業界をリードする再生時間を達成。音楽を聴きたい時にはいつでも、『AirPods』の準備は整っている。
このAppleが設計した、充電ケース付きの新しいワイヤレスの『AirPods』は、10月後半からApple.comおよびApple Storeで、1万6800円で発売される。『AirPods』の使用に際しては、iOS 10を搭載したApple製デバイス、watchOS 3、またはmacOS Sierraが必要。
文/編集部
@DIME編集部
iPhone 7 Plusは2つのカメラをどう使い分けているのか
iPhone 7 Plusは2つのカメラをどう使い分けているのか
ITmedia Mobile 9月25日(日)6時25分配信
iPhone 7 Plusは2つのカメラをどう使い分けているのか
レンズ穴のサイズが双方で微妙に違うiPhone 7 Plus
iPhone 7 Plusは周知の通りデュアルカメラを搭載している。「光学2倍ズーム」という言い方をする人もいるが、一般にそういった場合「2倍ズームレンズ」(つまり1本のレンズで焦点距離を変えられる)をさすので、iPhone 7 Plusの場合は正しくない。細かいことだけど。
【2倍ズームで撮影したけど……】
片方が広角側(28mm相当)、もう片方が望遠側(57mm相当)の単焦点レンズのカメラを2つ搭載しているので、そうだな、ズームというなら「2段階ズーム」という方が正しいか。
2つのレンズを広角側レンズ、望遠側レンズとここでは呼ぶけど、シンプルに1xレンズ、2xレンズと呼んだ方がいいかもしれない。
もっと細かいことをいえば、発表会ではフィル・シラーが「56mm」と言っていたが、EXIF情報を見ると35mm換算で57mmとなってたので、この原稿では57mmでいきます。広角側のカメラはiPhone 7と同じだ。
で、だな。普通、広角と望遠のカメラが2つ付いていたら、望遠で撮るときは自動的にカメラがそちらに切り替わると思うじゃないですか。
実は違うのである。
ついでに、だな。普通、デュアルカメラと称して2つのカメラが並んで付いていたら、レンズは違えども中身のイメージセンサーは同じだと思うじゃないですか。
実は違うのである。よく見ると、レンズの大きさも違うし。
いろいろとレビュー用にいじっていたら、このカメラがなかなか興味深い振る舞いを見せてくれたので、一般的なカメラレビューに先立って、iPhone 7 Plusのデュアルカメラはどう使い分けているのかレポートをさせてもらうことにした。
もうあまりに興味深いのでマニアックな方を先に書いちゃうのである。
●ワンタップで望遠側に切り替わるのは至便である
まずは基本的なところ。
2つ付いているうち、外側が広角カメラ。28mm相当とiPhone 6sよりほんの少しだけ広角(あっちは29mm相当)。さらに、F値もF2.2からF1.8に明るくなった。これはすばらしい。
次の2枚を見てもらえると、7 Plusの方がちょっと広い範囲が写っているのが分かる。
このときの画面がこちら。他のiPhoneと違うのは(iPhone 7とも違う)、画面に「1x」と書いてあること。
ここをタップすると、いきなり「2x」にカメラが切り替わる。画面もぴょんと、2倍になる。
望遠側のカメラに切り替わったわけだ。こちらは57mm相当でF2.8。広角側より2倍望遠で、2倍ちょっと暗い計算になる。
2倍になった状態で、このアイコンを長押ししてドラッグすると、1xから10xまでリニアにズーミングできるのだ。
1xと2x以外は疑似的なズーミングであるデジタルズームなので、画質的にはやや落ちるが、シームレスに10xまでいけるのは便利。以前のiPhoneの2本指のピンチイン・アウトより何10倍も使いやすい。
で、気になるのは「1.9x」と「2x」の画質差だ。2x時は望遠側の2xカメラを使っているので、広角側にデジタルズームをかけている1.9xよりきれいなはずである。
ねちねちと申し訳ないが、本稿はだいたいこんな感じでねちねちである。だって気になるもの。
では結果。
さあディテールをチェックしてみよう。
おお、見事に2xの方がディテールがしっかり出ていてキレイ。つまり、7 Plusの鉄則は「1.9倍で撮るくらいなら、2倍で撮れ」である。やっぱりリアルな57mm相当と、デジタルズームではクオリティーが全然違うのだ。
FacebookやInstagramに上げるくらいならどっちでも同じようなものだが、少しでもキレイな方がいいなら、中途半端にデジタルズームするなら2xカメラ(望遠側カメラ)を使うべきである。
ついでに10倍まで上げてみた(望遠側カメラを5倍にデジタルズームである)。
まあさすがに無理はあるけれども、284mm相当までイケるってのは面白い。ここまではムチャでも、4xくらいなら(つまり望遠側を2倍で使う)、けっこういける。今までもっと望遠が欲しいと思っていた人は絶対に買い換えるべし。
レンズが望遠側に切り替わる瞬間は、近距離のものを撮ってみると分かる。1.5xからゆっくり倍率を上げてみると、2xになる瞬間、ぴょこんと画像が横にシフトするはずだ。
レンズが左右に少し離れて付いているから。遠距離のものを撮影するときはまったく分からないが、近距離だとカメラのほんのちょっとの位置のずれが現れてしまうのだ。それが理由。
●望遠撮影時は望遠カメラを使う……とは限らない
ただ、この望遠側カメラ、F2.8な上に手ブレ補正機構も付いていない。広角側カメラは手ブレ補正機構を搭載している。ただでさえ望遠の方が手ブレが目立つわけで、それじゃあ暗いところで望遠で撮ると手ブレしちゃうじゃないか。
ではこの写真を見ていただきたい。
夜、葉っぱの上にちょこんと実がのっかっていたのがなんともキュートだったので2xにして撮った写真である。
もとの1xの写真はこちら。
いやあ、画面の「2x」をタップするだけでさっと大きくなるのはたまらんですわ。
でもよくみると、ちょっと粗い。F2.8の分、ISO感度が上がったのかなと思ってEXIF情報をよく見ると、なんと、シャッタースピードが1/17秒で絞りがF1.8、実焦点距離は4mm(35mmフィルム換算で28mm)と書いてあるではないか。
そう、2xにしたのに望遠側カメラではなく広角側カメラのデジタル2倍ズームになっているのである。
このあとあれこれ調べた結果。次のことが分かった。普段はもちろん「2xにすると望遠側カメラ」が使われるが、次の2つのどちらかの条件に当てはまると、望遠側カメラではなく、広角側カメラのデジタル2倍ズームで撮影されるのだ。
その1:暗いとき
望遠側はレンズがF2.8の上に手ブレ補正機構を持たないため、暗くなるとISO感度を上げてシャッタースピードを上げないと、どうしても手ブレしてしまう。そうすると画質が落ちる。
無理にISO感度を上げるくらいなら、レンズが明るくて手ブレ補正がついた広角側のデジタルズームの方がきれいに撮れるという判断だ。実は、それはとても理にかなっているのである。一概に望遠側を使えばいいってもんじゃないのだ。
日没直後、徐々に暗くなっている中、どのくらい暗くなると両者が切り替わるのか、じーっと待って撮り比べてみた。ちなみにあれこれ実験したかったので、全て三脚を使って撮っております。
これが広角側の写真。
これを2xにして撮る。17時39分に撮った写真はちゃんと望遠側カメラを使っていた。
17時52分に撮った写真は広角側を使っていた。
じゃあ、本当に広角側でデジタル2倍ズームにした方が望遠側でISO感度を上げて撮るより効果的なのか。
実は「ProCamera」というアプリがいち早くiPhone 7 Plusに対応し、広角カメラか望遠カメラを固定する機能を付けてくれたのである。ありがたや。
一般に、手ブレ補正機構がない場合、56mmのレンズなら1/56秒が手ブレしない目安といわれている(もちろんケースバイケースであるが)。だから、シャッタースピードを1/50秒にして望遠側でムリヤリ撮ってみた。ISO感度はISO1250まで上がっている。
その結果がこちら。
比べてみよう。左が広角側カメラで撮ったもの(広角側でデジタル2倍ズーム)、右が望遠側カメラで撮ったもの(望遠側でデジタルズームなし)。
確かに、広角側のデジタル2倍ズームの方が、ディテールはつぶれぎみなものの、ノイズが少なくて滑らか。望遠側で強引に撮った方はISO感度を上げすぎた分、ノイズが増えてざらついている。
好みはあるだろうが、確かに必要に応じて広角側カメラを使う理由があるのであった。これ、すごく賢いと思う。
基本的に広角側のカメラをメインに使っているようで、例えば、2xにして望遠側カメラで撮影するときでも、広角側カメラのレンズをふさぐと撮影はできなくなる。画作りや露出の決定などに広角側カメラからの情報も利用している可能性がある。
逆に広角側で撮るとき望遠側を塞いでも問題ない。
その2:近接撮影のとき
もう1つパターンがあるのを発見した。撮影距離が近いときである。撮影距離をあれこれ動かしながら撮ってみると、30数cmより近くなると2xにしても広角側を使うようになるのである。
これはもしやレンズの撮影最短距離によるものではないかとテストしてみると、確かに、望遠側のレンズに固定すると(サードパーティーのアプリ使用)、30cmくらいより近づくとピントが合わなくなる。一般に望遠の方が撮影最短距離が長くなるわけで、ユーザーに「望遠側のレンズに切り替えたのでもう少しカメラを離してください」なんていうのは無粋である。
そこでカメラ側で上手に広角側カメラと望遠側カメラを切り替えて対応しているのである。
確かに等倍表示してディテールをチェックすると、広角レンズ側で撮った方がどうしてもディテールが甘いが、普通に使っている分には気にはならず、むしろ「2xボタンをタップするだけでこんなにデカく撮れる」と気持ちよくシャッターを押す方が楽しいのである。
というわけで、この原稿は「デュアルカメラがどう違っていて、どう使い分けているか知りたい」というマニアックな人だけ読んでください(今更なにをいうか)。
●実は望遠側と広角側でセンサーサイズが違う?
もう1つ、撮影した写真のEXIF情報を眺めていて引っ掛かったのがここ。
広角側は焦点距離「4mm」。望遠側は焦点距離「6.6mm」なのだ。これは実焦点距離。望遠側が広角側の2xであるとすると、望遠側は「8mm」じゃなきゃいけない。35mmフィルム換算の焦点距離は28mmと57mmで、約2倍だからだ。
EXIFに書かれている情報が正しいとすると、望遠側のイメージセンサーはちょっと小さいのだ。広角側と同じ厚みにおさめるにはそうするしかなかったんじゃないかと思う。望遠側は分厚くなりました、ではユーザーは納得しない。でも望遠を求めるユーザーは多い。じゃあどうするか。
これはかなりユニークな方法だ。個人的には「ああ、やっぱりAppleは面白いこと考えるなあ」と思っている。
●デュアルカメラは面白い
焦点距離が違うカメラを2つ「同じ厚み」で搭載し、しかも両者をインテリジェントにスムーズに切り替えられるなんて、前代未聞だ。
スマホで最初にデュアルカメラを搭載したのはシャープの「AQUOS PHONE SH-12C」だったが、あれは3D撮影用に同じカメラを2つ並べた「ツインカメラ」だったし、HUAWEIのデュアルカメラ搭載スマホ「P9」は、同じレンズ同じサイズのセンサーだがモノクロとカラーだった。
焦点距離を変えてきたのはAppleらしさだ。今まで焦点距離を変えた2つのカメラを並べるなんて、デジカメでもコダックのV570(とその後継機)くらいだ。あれは、片方が単焦点の超広角レンズ、もう片方がズームレンズだった。かなり好きなカメラでありました。
同じように、iPhone 7 Plusのデュアルカメラも好きです。やはりワンタップでさっと56mm側に切り替わるのが便利でたまらんのだ。2段階切替えができるだけでも、利便性がすごくあがるのだ。
ポートレートを撮るときは、56mm相当の方が背景もすっきりするし、顔の形もきれいに出るから。
それ以外でも、ちょっと寄りたいときにぱっと切り替わるのはよいのだ。2倍とはいえ、これだけ印象ががらっと変わるのである。
7 Plusはやっぱ楽しいですわ。2017年はぜひ望遠側にも手ブレ補正を。
なお、本稿の内容は私があれこれテストして振る舞いやスペックを推測したもので、公式なものではないので間違っていたらご容赦を。普通のカメラ画質レビューはのちほどゆっくりとお送りするのでしばしお待ちください。
ITmedia Mobile 9月25日(日)6時25分配信
iPhone 7 Plusは2つのカメラをどう使い分けているのか
レンズ穴のサイズが双方で微妙に違うiPhone 7 Plus
iPhone 7 Plusは周知の通りデュアルカメラを搭載している。「光学2倍ズーム」という言い方をする人もいるが、一般にそういった場合「2倍ズームレンズ」(つまり1本のレンズで焦点距離を変えられる)をさすので、iPhone 7 Plusの場合は正しくない。細かいことだけど。
【2倍ズームで撮影したけど……】
片方が広角側(28mm相当)、もう片方が望遠側(57mm相当)の単焦点レンズのカメラを2つ搭載しているので、そうだな、ズームというなら「2段階ズーム」という方が正しいか。
2つのレンズを広角側レンズ、望遠側レンズとここでは呼ぶけど、シンプルに1xレンズ、2xレンズと呼んだ方がいいかもしれない。
もっと細かいことをいえば、発表会ではフィル・シラーが「56mm」と言っていたが、EXIF情報を見ると35mm換算で57mmとなってたので、この原稿では57mmでいきます。広角側のカメラはiPhone 7と同じだ。
で、だな。普通、広角と望遠のカメラが2つ付いていたら、望遠で撮るときは自動的にカメラがそちらに切り替わると思うじゃないですか。
実は違うのである。
ついでに、だな。普通、デュアルカメラと称して2つのカメラが並んで付いていたら、レンズは違えども中身のイメージセンサーは同じだと思うじゃないですか。
実は違うのである。よく見ると、レンズの大きさも違うし。
いろいろとレビュー用にいじっていたら、このカメラがなかなか興味深い振る舞いを見せてくれたので、一般的なカメラレビューに先立って、iPhone 7 Plusのデュアルカメラはどう使い分けているのかレポートをさせてもらうことにした。
もうあまりに興味深いのでマニアックな方を先に書いちゃうのである。
●ワンタップで望遠側に切り替わるのは至便である
まずは基本的なところ。
2つ付いているうち、外側が広角カメラ。28mm相当とiPhone 6sよりほんの少しだけ広角(あっちは29mm相当)。さらに、F値もF2.2からF1.8に明るくなった。これはすばらしい。
次の2枚を見てもらえると、7 Plusの方がちょっと広い範囲が写っているのが分かる。
このときの画面がこちら。他のiPhoneと違うのは(iPhone 7とも違う)、画面に「1x」と書いてあること。
ここをタップすると、いきなり「2x」にカメラが切り替わる。画面もぴょんと、2倍になる。
望遠側のカメラに切り替わったわけだ。こちらは57mm相当でF2.8。広角側より2倍望遠で、2倍ちょっと暗い計算になる。
2倍になった状態で、このアイコンを長押ししてドラッグすると、1xから10xまでリニアにズーミングできるのだ。
1xと2x以外は疑似的なズーミングであるデジタルズームなので、画質的にはやや落ちるが、シームレスに10xまでいけるのは便利。以前のiPhoneの2本指のピンチイン・アウトより何10倍も使いやすい。
で、気になるのは「1.9x」と「2x」の画質差だ。2x時は望遠側の2xカメラを使っているので、広角側にデジタルズームをかけている1.9xよりきれいなはずである。
ねちねちと申し訳ないが、本稿はだいたいこんな感じでねちねちである。だって気になるもの。
では結果。
さあディテールをチェックしてみよう。
おお、見事に2xの方がディテールがしっかり出ていてキレイ。つまり、7 Plusの鉄則は「1.9倍で撮るくらいなら、2倍で撮れ」である。やっぱりリアルな57mm相当と、デジタルズームではクオリティーが全然違うのだ。
FacebookやInstagramに上げるくらいならどっちでも同じようなものだが、少しでもキレイな方がいいなら、中途半端にデジタルズームするなら2xカメラ(望遠側カメラ)を使うべきである。
ついでに10倍まで上げてみた(望遠側カメラを5倍にデジタルズームである)。
まあさすがに無理はあるけれども、284mm相当までイケるってのは面白い。ここまではムチャでも、4xくらいなら(つまり望遠側を2倍で使う)、けっこういける。今までもっと望遠が欲しいと思っていた人は絶対に買い換えるべし。
レンズが望遠側に切り替わる瞬間は、近距離のものを撮ってみると分かる。1.5xからゆっくり倍率を上げてみると、2xになる瞬間、ぴょこんと画像が横にシフトするはずだ。
レンズが左右に少し離れて付いているから。遠距離のものを撮影するときはまったく分からないが、近距離だとカメラのほんのちょっとの位置のずれが現れてしまうのだ。それが理由。
●望遠撮影時は望遠カメラを使う……とは限らない
ただ、この望遠側カメラ、F2.8な上に手ブレ補正機構も付いていない。広角側カメラは手ブレ補正機構を搭載している。ただでさえ望遠の方が手ブレが目立つわけで、それじゃあ暗いところで望遠で撮ると手ブレしちゃうじゃないか。
ではこの写真を見ていただきたい。
夜、葉っぱの上にちょこんと実がのっかっていたのがなんともキュートだったので2xにして撮った写真である。
もとの1xの写真はこちら。
いやあ、画面の「2x」をタップするだけでさっと大きくなるのはたまらんですわ。
でもよくみると、ちょっと粗い。F2.8の分、ISO感度が上がったのかなと思ってEXIF情報をよく見ると、なんと、シャッタースピードが1/17秒で絞りがF1.8、実焦点距離は4mm(35mmフィルム換算で28mm)と書いてあるではないか。
そう、2xにしたのに望遠側カメラではなく広角側カメラのデジタル2倍ズームになっているのである。
このあとあれこれ調べた結果。次のことが分かった。普段はもちろん「2xにすると望遠側カメラ」が使われるが、次の2つのどちらかの条件に当てはまると、望遠側カメラではなく、広角側カメラのデジタル2倍ズームで撮影されるのだ。
その1:暗いとき
望遠側はレンズがF2.8の上に手ブレ補正機構を持たないため、暗くなるとISO感度を上げてシャッタースピードを上げないと、どうしても手ブレしてしまう。そうすると画質が落ちる。
無理にISO感度を上げるくらいなら、レンズが明るくて手ブレ補正がついた広角側のデジタルズームの方がきれいに撮れるという判断だ。実は、それはとても理にかなっているのである。一概に望遠側を使えばいいってもんじゃないのだ。
日没直後、徐々に暗くなっている中、どのくらい暗くなると両者が切り替わるのか、じーっと待って撮り比べてみた。ちなみにあれこれ実験したかったので、全て三脚を使って撮っております。
これが広角側の写真。
これを2xにして撮る。17時39分に撮った写真はちゃんと望遠側カメラを使っていた。
17時52分に撮った写真は広角側を使っていた。
じゃあ、本当に広角側でデジタル2倍ズームにした方が望遠側でISO感度を上げて撮るより効果的なのか。
実は「ProCamera」というアプリがいち早くiPhone 7 Plusに対応し、広角カメラか望遠カメラを固定する機能を付けてくれたのである。ありがたや。
一般に、手ブレ補正機構がない場合、56mmのレンズなら1/56秒が手ブレしない目安といわれている(もちろんケースバイケースであるが)。だから、シャッタースピードを1/50秒にして望遠側でムリヤリ撮ってみた。ISO感度はISO1250まで上がっている。
その結果がこちら。
比べてみよう。左が広角側カメラで撮ったもの(広角側でデジタル2倍ズーム)、右が望遠側カメラで撮ったもの(望遠側でデジタルズームなし)。
確かに、広角側のデジタル2倍ズームの方が、ディテールはつぶれぎみなものの、ノイズが少なくて滑らか。望遠側で強引に撮った方はISO感度を上げすぎた分、ノイズが増えてざらついている。
好みはあるだろうが、確かに必要に応じて広角側カメラを使う理由があるのであった。これ、すごく賢いと思う。
基本的に広角側のカメラをメインに使っているようで、例えば、2xにして望遠側カメラで撮影するときでも、広角側カメラのレンズをふさぐと撮影はできなくなる。画作りや露出の決定などに広角側カメラからの情報も利用している可能性がある。
逆に広角側で撮るとき望遠側を塞いでも問題ない。
その2:近接撮影のとき
もう1つパターンがあるのを発見した。撮影距離が近いときである。撮影距離をあれこれ動かしながら撮ってみると、30数cmより近くなると2xにしても広角側を使うようになるのである。
これはもしやレンズの撮影最短距離によるものではないかとテストしてみると、確かに、望遠側のレンズに固定すると(サードパーティーのアプリ使用)、30cmくらいより近づくとピントが合わなくなる。一般に望遠の方が撮影最短距離が長くなるわけで、ユーザーに「望遠側のレンズに切り替えたのでもう少しカメラを離してください」なんていうのは無粋である。
そこでカメラ側で上手に広角側カメラと望遠側カメラを切り替えて対応しているのである。
確かに等倍表示してディテールをチェックすると、広角レンズ側で撮った方がどうしてもディテールが甘いが、普通に使っている分には気にはならず、むしろ「2xボタンをタップするだけでこんなにデカく撮れる」と気持ちよくシャッターを押す方が楽しいのである。
というわけで、この原稿は「デュアルカメラがどう違っていて、どう使い分けているか知りたい」というマニアックな人だけ読んでください(今更なにをいうか)。
●実は望遠側と広角側でセンサーサイズが違う?
もう1つ、撮影した写真のEXIF情報を眺めていて引っ掛かったのがここ。
広角側は焦点距離「4mm」。望遠側は焦点距離「6.6mm」なのだ。これは実焦点距離。望遠側が広角側の2xであるとすると、望遠側は「8mm」じゃなきゃいけない。35mmフィルム換算の焦点距離は28mmと57mmで、約2倍だからだ。
EXIFに書かれている情報が正しいとすると、望遠側のイメージセンサーはちょっと小さいのだ。広角側と同じ厚みにおさめるにはそうするしかなかったんじゃないかと思う。望遠側は分厚くなりました、ではユーザーは納得しない。でも望遠を求めるユーザーは多い。じゃあどうするか。
これはかなりユニークな方法だ。個人的には「ああ、やっぱりAppleは面白いこと考えるなあ」と思っている。
●デュアルカメラは面白い
焦点距離が違うカメラを2つ「同じ厚み」で搭載し、しかも両者をインテリジェントにスムーズに切り替えられるなんて、前代未聞だ。
スマホで最初にデュアルカメラを搭載したのはシャープの「AQUOS PHONE SH-12C」だったが、あれは3D撮影用に同じカメラを2つ並べた「ツインカメラ」だったし、HUAWEIのデュアルカメラ搭載スマホ「P9」は、同じレンズ同じサイズのセンサーだがモノクロとカラーだった。
焦点距離を変えてきたのはAppleらしさだ。今まで焦点距離を変えた2つのカメラを並べるなんて、デジカメでもコダックのV570(とその後継機)くらいだ。あれは、片方が単焦点の超広角レンズ、もう片方がズームレンズだった。かなり好きなカメラでありました。
同じように、iPhone 7 Plusのデュアルカメラも好きです。やはりワンタップでさっと56mm側に切り替わるのが便利でたまらんのだ。2段階切替えができるだけでも、利便性がすごくあがるのだ。
ポートレートを撮るときは、56mm相当の方が背景もすっきりするし、顔の形もきれいに出るから。
それ以外でも、ちょっと寄りたいときにぱっと切り替わるのはよいのだ。2倍とはいえ、これだけ印象ががらっと変わるのである。
7 Plusはやっぱ楽しいですわ。2017年はぜひ望遠側にも手ブレ補正を。
なお、本稿の内容は私があれこれテストして振る舞いやスペックを推測したもので、公式なものではないので間違っていたらご容赦を。普通のカメラ画質レビューはのちほどゆっくりとお送りするのでしばしお待ちください。
ポケGOもドローンも 10市大祭典会場周辺は禁止
ポケGOもドローンも 10市大祭典会場周辺は禁止
Web東奥 9月24日(土)10時37分配信
24、25日に青森県五所川原市で開かれる観光イベント「あおもり10市大祭典」で、主催する県都市共同観光振興特別対策事業実行委員会は、会場周辺でスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO(ゴー)」の利用を禁止する。
実行委事務局の同市観光物産課の担当者は、取材に対し、多くの観光客の来場が見込まれる中で「歩きスマホ」による事故の発生が予想されるため−とした。ドローン(小型無人機)の使用も禁止する。パンフレットや新聞広告などで来場者に注意を呼び掛けている。
市によると、10市大祭典のメイン会場となる立佞武多(たちねぷた)の館は、ポケモン探しの人気のスポットになっており、スマホ片手に訪れる人が増えているという。
ポケモンGOは7月に国内で配信が始まり、県内でも車や自転車の運転中にゲームをしていたとして、警察が摘発や指導警告を行うケースが出ている。
東奥日報社
Web東奥 9月24日(土)10時37分配信
24、25日に青森県五所川原市で開かれる観光イベント「あおもり10市大祭典」で、主催する県都市共同観光振興特別対策事業実行委員会は、会場周辺でスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO(ゴー)」の利用を禁止する。
実行委事務局の同市観光物産課の担当者は、取材に対し、多くの観光客の来場が見込まれる中で「歩きスマホ」による事故の発生が予想されるため−とした。ドローン(小型無人機)の使用も禁止する。パンフレットや新聞広告などで来場者に注意を呼び掛けている。
市によると、10市大祭典のメイン会場となる立佞武多(たちねぷた)の館は、ポケモン探しの人気のスポットになっており、スマホ片手に訪れる人が増えているという。
ポケモンGOは7月に国内で配信が始まり、県内でも車や自転車の運転中にゲームをしていたとして、警察が摘発や指導警告を行うケースが出ている。
東奥日報社
2016年09月24日
『徳山大五郎』『ラブラブエイリアン』『HiGH&LOW』……深夜ドラマが生み出す新たな潮流
『徳山大五郎』『ラブラブエイリアン』『HiGH&LOW』……深夜ドラマが生み出す新たな潮流
リアルサウンド 9月24日(土)19時0分配信
『徳山大五郎』『ラブラブエイリアン』『HiGH&LOW』……深夜ドラマが生み出す新たな潮流
リアルサウンド映画部
今年の夏ドラマは一言で言うと「不調」だった。
朝ドラの『とと姉ちゃん』と大河ドラマの『真田丸』(ともにNHK)を除くと、平均視聴率が10%を越えていたのは『家売るオンナ』(日本テレビ系)と『仰げば尊し』(TBS系)のみ。もはや10%割れは当たり前で、6パーセント台のドラマが出てきても驚かなくなった。視聴率が全てとは言わないが、今年に入ってからの民放のゴールデンで放送されている連続ドラマの停滞感は目に余るものがある。
これまではドラマの人気が落ちていると、エンターテイメントを楽しむ時間が、携帯電話やSNSのコミュニケーションに奪われているからだ、と語られていた。しかし、今年の夏は映画では『シン・ゴジラ』と『君の名は。』が口コミでメガヒットしており、ゲームでは『ポケモンGO』が社会現象となった。これらの作品はむしろ、SNSと結びつくことで大きな盛り上がりを見せている。もはやSNSは映像作品の敵ではなく、興業を盛り上げるために必需品となっており、映像作品を含めた娯楽産業をめぐる状況は次のステージに入っているのだが、テレビドラマだけが置き去りにされているというのが正直な実感だ。
そんな中、かろうじて奮闘しているのが深夜ドラマではないかと思う。
アイドルグループの欅坂46が主演を務める『徳山大五郎を誰が殺したのか?』(テレビ東京系)は、教室にあった担任の死体を見つけた欅坂46の女子生徒たちが犯人を捜そうとするドラマだ。ナンセンスなコメディにも見えるが、担任の死体が横たわる教室で戯れる少女たちというモチーフはミステリアスで、色々と深読みをしたくなる。見ていて楽しいのは、生徒たちが寸劇をしたりスマホで撮影したりする、物語とは関係のない場面。青みがかった暗い色調の映像も独創的で、多様な解釈ができる面白さがある。
AKBグループのアイドルや若手新人女優が主演のドラマにおいて、第一に優先されるのは、出演している女の子をいかに魅力的に撮るかだ。逆に言うと、女の子さえかわいく撮れていれば、後は何をやってもいいとも言える。
例えば、永野芽都が主演を務める、紙袋を被った男子高校生に恋する女子高生の姿を描いた『こえ恋』(テレビ東京系)と、手のひらサイズの宇宙人と同居することになった女性たちのガールズトークが延々と繰り広げられる『ラブラブエイリアン』(フジテレビ系)。どちらも、ド低予算のためかドラマとしては作りが緩いと感じる面も多々あるが、映像が綺麗で女の子たちがかわいく撮られていたため、PV的な面白さがある。
こういった、物語よりも女の子を魅力的に撮ることを何よりも大事にしているスタンスは、深夜に放送されている萌えアニメを彷彿とさせるのだが、実際、深夜ドラマと深夜アニメには共通点が多い。
元々、90年代以降のテレビドラマにはアニメの消費形態を追いかけている側面はあった。『新世紀エヴァンゲリオン』のヒット以降、テレビドラマでも、『踊る大捜査線』(フジテレビ系)や『ケイゾク』(TBS系)といった視聴率が低くても、ビデオやDVDのレンタルやテレビの再放送で人気に火が付き、のちに映画化されるという、視聴率とは違う評価軸で盛り上がるマニアックな作品が増えていった。90〜00年代に生まれた連ドラから映画になるというイベント化の流れは、現在の深夜ドラマにも大きな影響を与えている。
闇金業者に借金をする債務者たちが転落していく姿を生々しく描いた『闇金ウシジマくん』(MBS系)は、今回でSeason3となり、9〜10月に劇場版が二作公開される。本作は毎回連続ドラマの終了後に映画版を制作しており、連続ドラマから劇場版へという流れがイベント化している。他にも、『ディアスポリス 異邦警察』(MBS系)や、『HiGH&LOW〜THE STORY OF SOWRD』(日本テレビ系)など、テレビシリーズ終了後に映画化される深夜ドラマは近年増えている。これらの劇場版はテレビ局主導で作れていた『踊る大捜査線』や『ケイゾク』に較べると小規模だが、熱いファンに向けたイベントとして盛り上がっている。特にEXILE TRIBEのメンバーが出演する『HiGH&LOW』はドラマや映画だけでなくライブやアルバム、SNS、コミックスなど様々なジャンルに広がっている。そのため、ドラマ版はあくまで『HiGH&LOW』というプロジェクトの一部でしかない。
既存のドラマの作られ方から大きく外れているため『HiGH&LOW』や『徳山大五郎を殺したのは誰か?』といった深夜ドラマに対して、こんなものはドラマではないと違和感を覚える人も少なくないのではないかと思う。確かにこれらの作品は、特定のファンに向けて作られたドラマで、間口はとても狭い。しかし、その世界を一度受け入れてしまえば、深くて濃い世界が広がっている。特にビジュアル面では新しい表現が次々と生まれている。こういった深夜ドラマから生まれた新しい流れがドラマシーン全体に波及すれば、停滞する民放ドラマの活力となるのではないかと注目している。
成馬零一
リアルサウンド 9月24日(土)19時0分配信
『徳山大五郎』『ラブラブエイリアン』『HiGH&LOW』……深夜ドラマが生み出す新たな潮流
リアルサウンド映画部
今年の夏ドラマは一言で言うと「不調」だった。
朝ドラの『とと姉ちゃん』と大河ドラマの『真田丸』(ともにNHK)を除くと、平均視聴率が10%を越えていたのは『家売るオンナ』(日本テレビ系)と『仰げば尊し』(TBS系)のみ。もはや10%割れは当たり前で、6パーセント台のドラマが出てきても驚かなくなった。視聴率が全てとは言わないが、今年に入ってからの民放のゴールデンで放送されている連続ドラマの停滞感は目に余るものがある。
これまではドラマの人気が落ちていると、エンターテイメントを楽しむ時間が、携帯電話やSNSのコミュニケーションに奪われているからだ、と語られていた。しかし、今年の夏は映画では『シン・ゴジラ』と『君の名は。』が口コミでメガヒットしており、ゲームでは『ポケモンGO』が社会現象となった。これらの作品はむしろ、SNSと結びつくことで大きな盛り上がりを見せている。もはやSNSは映像作品の敵ではなく、興業を盛り上げるために必需品となっており、映像作品を含めた娯楽産業をめぐる状況は次のステージに入っているのだが、テレビドラマだけが置き去りにされているというのが正直な実感だ。
そんな中、かろうじて奮闘しているのが深夜ドラマではないかと思う。
アイドルグループの欅坂46が主演を務める『徳山大五郎を誰が殺したのか?』(テレビ東京系)は、教室にあった担任の死体を見つけた欅坂46の女子生徒たちが犯人を捜そうとするドラマだ。ナンセンスなコメディにも見えるが、担任の死体が横たわる教室で戯れる少女たちというモチーフはミステリアスで、色々と深読みをしたくなる。見ていて楽しいのは、生徒たちが寸劇をしたりスマホで撮影したりする、物語とは関係のない場面。青みがかった暗い色調の映像も独創的で、多様な解釈ができる面白さがある。
AKBグループのアイドルや若手新人女優が主演のドラマにおいて、第一に優先されるのは、出演している女の子をいかに魅力的に撮るかだ。逆に言うと、女の子さえかわいく撮れていれば、後は何をやってもいいとも言える。
例えば、永野芽都が主演を務める、紙袋を被った男子高校生に恋する女子高生の姿を描いた『こえ恋』(テレビ東京系)と、手のひらサイズの宇宙人と同居することになった女性たちのガールズトークが延々と繰り広げられる『ラブラブエイリアン』(フジテレビ系)。どちらも、ド低予算のためかドラマとしては作りが緩いと感じる面も多々あるが、映像が綺麗で女の子たちがかわいく撮られていたため、PV的な面白さがある。
こういった、物語よりも女の子を魅力的に撮ることを何よりも大事にしているスタンスは、深夜に放送されている萌えアニメを彷彿とさせるのだが、実際、深夜ドラマと深夜アニメには共通点が多い。
元々、90年代以降のテレビドラマにはアニメの消費形態を追いかけている側面はあった。『新世紀エヴァンゲリオン』のヒット以降、テレビドラマでも、『踊る大捜査線』(フジテレビ系)や『ケイゾク』(TBS系)といった視聴率が低くても、ビデオやDVDのレンタルやテレビの再放送で人気に火が付き、のちに映画化されるという、視聴率とは違う評価軸で盛り上がるマニアックな作品が増えていった。90〜00年代に生まれた連ドラから映画になるというイベント化の流れは、現在の深夜ドラマにも大きな影響を与えている。
闇金業者に借金をする債務者たちが転落していく姿を生々しく描いた『闇金ウシジマくん』(MBS系)は、今回でSeason3となり、9〜10月に劇場版が二作公開される。本作は毎回連続ドラマの終了後に映画版を制作しており、連続ドラマから劇場版へという流れがイベント化している。他にも、『ディアスポリス 異邦警察』(MBS系)や、『HiGH&LOW〜THE STORY OF SOWRD』(日本テレビ系)など、テレビシリーズ終了後に映画化される深夜ドラマは近年増えている。これらの劇場版はテレビ局主導で作れていた『踊る大捜査線』や『ケイゾク』に較べると小規模だが、熱いファンに向けたイベントとして盛り上がっている。特にEXILE TRIBEのメンバーが出演する『HiGH&LOW』はドラマや映画だけでなくライブやアルバム、SNS、コミックスなど様々なジャンルに広がっている。そのため、ドラマ版はあくまで『HiGH&LOW』というプロジェクトの一部でしかない。
既存のドラマの作られ方から大きく外れているため『HiGH&LOW』や『徳山大五郎を殺したのは誰か?』といった深夜ドラマに対して、こんなものはドラマではないと違和感を覚える人も少なくないのではないかと思う。確かにこれらの作品は、特定のファンに向けて作られたドラマで、間口はとても狭い。しかし、その世界を一度受け入れてしまえば、深くて濃い世界が広がっている。特にビジュアル面では新しい表現が次々と生まれている。こういった深夜ドラマから生まれた新しい流れがドラマシーン全体に波及すれば、停滞する民放ドラマの活力となるのではないかと注目している。
成馬零一
「ラプラス対ギャラドス」 美ら海水族館でポケGOやったら臨場感はんぱなすぎィイイイ!
「ラプラス対ギャラドス」 美ら海水族館でポケGOやったら臨場感はんぱなすぎィイイイ!
ねとらぼ 9月24日(土)15時48分配信
「ラプラス対ギャラドス」 美ら海水族館でポケGOやったら臨場感はんぱなすぎィイイイ!
水しぶきのエフェクトと美ら海水族館がベストマッチ
「沖縄美ら海水族館」で「Pokemon GO(ポケモンGO)」をプレイしてみたら臨場感がすごい、というツイートが1万5000回以上リツイートされています。
【ラプラス対ギャラドスin 沖縄】
投稿者のマルハチblog(@YMDTKSH)さんはジムバトル開始時にARモード(現実世界にポケモンがいるように見えるモード)を選んでプレイしているので、ラプラスとギャラドスが本当に「美ら海水族館」に現れたかのように見えます。これはすごい……!
背景と攻撃による水しぶきのエフェクトがベストマッチしたツイートには「迫力すげぇー」「大海獣(笑)」などのリプライが投稿されています。
またマルハチblogさんによると「美ら海水族館」にはポケモンが20種以上はいるとのことで「イルカショーとかやってるけどそれどころじゃない」そうです。こりゃ、沖縄行くしかないな……!
ねとらぼ 9月24日(土)15時48分配信
「ラプラス対ギャラドス」 美ら海水族館でポケGOやったら臨場感はんぱなすぎィイイイ!
水しぶきのエフェクトと美ら海水族館がベストマッチ
「沖縄美ら海水族館」で「Pokemon GO(ポケモンGO)」をプレイしてみたら臨場感がすごい、というツイートが1万5000回以上リツイートされています。
【ラプラス対ギャラドスin 沖縄】
投稿者のマルハチblog(@YMDTKSH)さんはジムバトル開始時にARモード(現実世界にポケモンがいるように見えるモード)を選んでプレイしているので、ラプラスとギャラドスが本当に「美ら海水族館」に現れたかのように見えます。これはすごい……!
背景と攻撃による水しぶきのエフェクトがベストマッチしたツイートには「迫力すげぇー」「大海獣(笑)」などのリプライが投稿されています。
またマルハチblogさんによると「美ら海水族館」にはポケモンが20種以上はいるとのことで「イルカショーとかやってるけどそれどころじゃない」そうです。こりゃ、沖縄行くしかないな……!