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2021年03月14日

シン・エヴァンゲリオン劇場版:||(ネタバレなし)

2021年3月8日から「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」が公開されています。
説明するまでもない作品ですが、一応念のために補足すると、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』全4部作の第4作目にあたる作品で、TVシリーズを含めた「エヴァンゲリオン」の完結編です。

sineva01.jpg制作/スタジオカラー
企画・原作・脚本/庵野秀明
監督/鶴巻和哉、中山勝一、前田真宏
総監督/庵野秀明


管理人は3月10日の水曜日の午後に、仕事を半日休んで観に行きました。
某イオンシネマでご鑑賞しましたが、平日の午後だけあって、場内はそれほどの混雑はありませんでした。
ご高齢の方とお子様はいなくて、10代から50代ぐらいの男女がバラバラと一人置きに着席していました。
内容に関しては、タイトルにも入れた通りネタバレしません。良いも悪いも書きません。
ただ無事に、生きているうちに鑑賞できたなあと、そういう深い感慨があったことを記しておきます。

「エヴァンゲリオン」は、ご承知かと思いますが、1995年にTVアニメとして放送されたのが始まりです。
「新世紀エヴァンゲリオン」というのがTVシリーズのタイトルです。
管理人は放送第1話からリアルタイムで追いかけてきた、いわゆる「古参」のファンです。
その後、旧劇場版を経て新劇場版が2007年から始まり、「序」「破」「Q」と続いて、今回の「シン・エヴァンゲリオン」でようやく完結に至りました。
TV版でも25-26話で一応物語は終わっていますが、あまりにも「斬新」すぎて皆がポカンとなったのは有名な話です。私も25話を見た時点で猛烈に不安になり、1週間先行して、すでに26話を見ている関東圏の友人に電話をしてしまったのですが、親切な友人は多くを語らず「とにかく1週間後に落ち着いて話そう」ということになりました。
ちなみにTV放送していた時期、特に23話以降は、終了後に猛烈に延々と電話で話し込んでいました。
多分、あの当時のエヴァファンだった人の「あるある」だと思います。

「エヴァンゲリオン」の監督は庵野秀明氏です。彼は大阪芸術大学の出身なので、映像計画学科の課題としてアニメを制作していますが、アニメ制作者になるきっかけになったのは、日本SF大会のオープニングアニメに関わったことだと思います。
日本SF大会は毎年全国を持ち回りで開催されていますが、1981年と1983年には大阪でDAICON3と4が開催されています。このときのオープニングアニメに庵野氏は参加しているので、あのときの拍手喝采が彼の進む道に大きな影響を与えたのではないかと思います。ちなみに管理人は、1983年のDAICON4に参加し、オープニングアニメに度肝を抜かれた一人です。
「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」が完成して思うのは、40年近くにわたってSFが好きな人たちが、その初志を忘れずに、ずっと作品を作り続けているということが、いかに有難いかということです。
SFはジャンルとしてはずっとマイナーなままですが、そのポテンシャルはとても大きく、これだけ多くの人々を魅了できる力があるのです。
SFはあらゆるものを取り込むことができる空想的無限大のジャンルです。「エヴァ」という途方もないスケールの作品でさえも、その中に収めることができるのです。
庵野監督もようやく「エヴァ」を卒業することが出来ましたので、今後はさらに自由で奔放な作品を作り続けていただければと思います。
posted by ゆうすけ at 17:16 | TrackBack(0) | 映画・TV

2021年03月07日

早春の金沢ドライブ

2021年3月に石川県の金沢までドライブしてまいりました。一泊二日の旅行です。
という風に書くと「優雅な旅」というイメージですが、じつはコドモが卒業して下宿を引き払うので、引っ越し荷物をできる限り回収しに行ってきただけです。
ただ、荷物運びのためだけに金沢まで往復するのも虚しいので、ちょっとだけ観光してみました。
IMG_1113.JPGIMG_1114 (編集済み).JPG

金沢駅にある「鼓門」と「もてなしドーム」の写真です。
鼓門は夜中はライトアップされていて、色が変化して綺麗です。
強化ガラスとアルミ合金とワイヤーで出来ている「もてなしドーム」は、立体トラス構造マニアには垂涎の品です。たしか日本最大のトラス構造体ではないかな。カッコいいぜ。
IMG_1111 (編集済み).JPG金沢駅近くにある「味噌ラーメン」の有名店「麺屋大河」。
カウンターだけのお店ですが、なかなか旨いですよ。
ものすごくアツアツなので、ヤケドに注意。
口の中がまだ痛いですよ。

IMG_1116 (編集済み).JPGホテルの最上階からの夜景。
線路を見下ろすロケーションなので、撮り鉄の人には喜ばれるかも。
朝にも行きましたが、北陸新幹線が見えました。

IMG_1136.JPG日曜の朝に散歩がてら寄ってみた「近江町市場」。
狭い小路に約170の店が並んでいて、新鮮な海の幸や地元産の野菜や果物などが揃っています。
金沢の定番観光スポットです。
カニがいっぱいあったけど、買えなかった。残念。

というような感じで、ちょっぴり金沢観光をしてきました。
その後は軽自動車に段ボールに詰めた荷物を満載して帰途につきました。
なんというか、すごく疲れました。
posted by ゆうすけ at 20:49 | TrackBack(0) | 旅行

2021年02月28日

令和ウェディング

2021年2月28日は大安吉日でした。
「燭をともして昼を継がむ」と書いたのは太宰だったと思いますが、管理人は親戚の結婚式に列席して参りました。
コロナ禍ということで、2020年は全国的に結婚式の延期や中止が多かったようですが、最近は「感染防止対応型」の挙式・披露宴が密やかに行われています。
本日も3組の挙式がありました。
IMG_1099.JPG
N市内某所の式場に集合し、挙式は近くの教会で、披露宴は式場で行うという形式でした。

IMG_1100.JPGIMG_1105.JPG

教会は「結婚式」仕様の教会のようでした。
初めて入りましたが、ステンドグラスが綺麗で、天井が高くて映画のセットみたいです。
IMG_1103.JPG結婚式自体は、従来のスタイルと同じです。
参加人数を減らしているのと、牧師さんが透明のフェイスシールドを被っているのが今風。
参加者は写真撮影時以外はマスク着用です。

式が終わって、会場を変えて披露宴が始まります。
披露宴の進行も、従来と大きく変えてはいないのですが、参加者をかなり減らしています。
本日の参加者総数は新郎新婦を含めて28名。
テーブルは円卓に4〜5名が配置され(通常なら5〜6名)全部で7卓でした。
祝辞等のスピーチは割愛せず、歌や踊りなどの余興はカット。個人的には落ち着いていて好感が持てます。
IMG_1107.JPGIMG_1106 (2).JPG

定番のケーキカットやキャンドルサービスは行われます。
卓数が少ないので、キャンドルサービスの進行が早くて助かります。
テーブルにセットされたグラスに白い蝶がとまっていますが、これは名前札なのです。
翅に参加者の名前とナンバーが記されています。カッコいいですね。
ちなみにナンバーは、後から行う抽選大会に使用するものです。管理人はハズレだったのですが…。

そんなわけで、華燭の典もめでたくお開きとなりました。
新婚旅行をどうするのかは聞かなかったのですが、新郎新婦には末永く幸せになっていただきたいと願うばかりです。

2021年02月21日

占有権と自力救済の禁止

民法の概念に「占有権」というものがあります。
「占有」とは「たとえ自分の物でなくても、自分が利益を受ける意思を持ってその物を事実上支配している状態」のことを言い、その動産や不動産を直接支配することが認められる権利を「占有権」と言います。
類似の概念として「所有権」がありますが、こちらは「法律の範囲内において特定の物を自由に使用・収益・処分することができる権利」という定義です。
自分で買ったものなのに、いつの間にか「占有」されちゃってるケースってありませんか。

ということで、本日のお写真がこちらです。
IMG_1064 (編集済み).JPGIMG_1065 (編集済み).JPG

管理人の自室のベッドですが、猫によって「占有」された状態が数年来継続しています。
管理人が自室にいる時間は、睡眠時間を含めて1日平均12時間程度ですが、猫たちは20時間前後と推定されます。しかもその時間の多くを、ベッドの上(あるいはその布団内部)で過ごされています。
思うに、猫たちはここを「自分たちの部屋」「自分の寝床」と理解しているようです。
占有している猫は「フォウ」「しぃ」の2匹ですが、「なつき」さんも日中は窓辺にやって来て昼寝しています。
IMG_0531 (編集済み).JPG管理人の自室の窓辺で昼寝するなつきさん。
ベッドは使わず、必ず窓際のサイドボードの上で寝る。

民法上では、「占有」は「所有」より優先されると思われるので、部屋とベッドの所有者である管理人は、むやみに猫を追い出すことはできません。
我が国は法治国家なので、自力救済は禁止されているからです。
「占有猫」恐るべし。
IMG_1069 (編集済み).JPGちなみにベッドの上にいない時間は、エサ箱の前をうろうろしているか、写真のようにゴミ箱に頭を突っ込んだりする等の、謎の運動をしています。
タグ:占有
posted by ゆうすけ at 19:19 | TrackBack(0) | ペット

2021年02月14日

追悼 鴨下信一氏

2021年2月10日に鴨下信一氏が逝去されました。享年85歳。
鴨下氏はTBSのテレビプロデューサーとして長く活躍された方です。
演出した作品も多く、「岸辺のアルバム」や「ふぞろいの林檎たち」などが有名です。
後年はTBSの役員となり、また日本のことばに関する著作も残されています。

管理人にとっての鴨下氏は、演出家としての活躍が思い出深い方です。
とくに、1992年(平成4年)から22年間にわたって、女優の白石加代子さんと組んで上演された「百物語」シリーズは、演劇界の金字塔といっても過言ではないかと思われます。
このシリーズは、明治から現代の日本の作家の小説を中心に“恐怖”というキーワードで作品を選び、白石加代子が基本的にひとりで「朗読」するというスタイルの舞台劇です。幻想文学の傑作作品から現代作家の人気作品まで、毎回2話〜4話ぐらいを上演します。
この舞台の構成・演出を手掛けたのが鴨下信一氏です。
星の数ほどある作品の中から、「何を選ぶか」「どう演じるか」という難題を、99話(百物語では、100話やってはいけないのはご存知ですね)やり抜くという偉業を達成されました。足掛け22年。すごいですね。
このシリーズは2014年に終了していますが、現在でもアンコール上演が行われている人気舞台です。

演者である白石加代子さんの迫力もさることながら、作品のチョイスが素晴らしいし、演出も最高でした。
上演作品のリストを抜粋で以下に並べてみましたが、如何でしょうか。
この中には載っていませんが、大沢在昌の「新宿鮫・毒猿」も演っています。あの長編を。どうやって。管理人はばっちり観ていますよ。ふふふ。
いちばん印象に残っているのは、初めてこのシリーズを観た【第三夜】の小松左京「くだんのはは」ですね。
ものすっごく怖かった。掛け値なしで。小松氏の短編を読んでいるだけのはずなのに、舞台からものすごい圧がかかります。場内の「緊張の糸」が見えるようでした。
「朗読劇」を甘く考えていたことを反省しました。録画ではなく、ライブで観る「演劇」の底力を知りました。あれを観ることができたのは幸運でした。
人の命は限りあるものと知りながらも、鴨下氏のような博覧にして強記の方を喪うのは、いつも寂しく感じます。
ほんとうにありがとうございました。

【第一夜】:1992年(平成4年)
 夢枕獏「堤灯が割れた話」「二ねん三くみの夜のブランコの話」
 筒井康隆「如菩薩団」
 半村良「箪笥」

【第二夜】
 夏目漱石「夢十夜のその一」
 南絛範夫「燈台鬼」(直木賞受賞作)
 城昌幸「ママゴト」
 永井龍男「青梅雨」

【第三夜】
 小松左京「くだんのはは」
 内田百聞「件」
 山川方夫「夏の葬列」
 星新一「おーいでてこーい」

【第四夜】
 小川未明「赤い蝋燭と人魚」
 泉鏡花「高野聖」

【第五夜】
 夢野久作「瓶詰地獄」
 渡辺温「兵隊の死」
 阿部定「阿部定事件予審調書」

【第六夜】
 坂口安吾「桜の森の満開の下」
 渡辺温「兵隊の死」
 川端康成品「片腕」

【第七夜】
 橘外男「蒲団」
 岡本綺堂「影を踏まれた女」「父の怪談」

【第八夜】
 江戸川乱歩「人間椅子」「押絵と旅する男」

【第九夜】
 山田風太郎「首」
 向田邦子「かわうそ」
 筒井康隆「五郎八航空」

【第三十三夜】第九十九話ファイナル 2014年(平成26年)
 第九十八話 三島由紀夫「橋づくし」
 第九十九話 泉鏡花「天守物語」

posted by ゆうすけ at 18:00 | TrackBack(0) | 映画・TV

2021年02月10日

潮が舞い子が舞い 第5巻(by阿部共実)

「闇の中から 蛇(じゃ)のように 地を這い 林をかき分け 夜の山を下りてくる」
「乙女の恋心ぉおおおおお」

全国1000万(推定)「潮舞い」ファンの皆様、お待たせしました。待望の第5巻が発売です。

冒頭のセリフは、今回の敢闘賞を獲得した氷室静子さんの心の叫びです。熱演ですね。
乙女の恋心がホラー映画のモンスター主観映像みたいにローアングルでぐいぐい迫ってくる感じがよく出ています。
ちなみにこのエピソードでは、氷室さんは延々とモノローグで絶叫しまくったあげく、実際に発声したのは3コマだけです。それも「先輩 私 わてほんまによーいわんわーん」という残念賞でした。

巻を重ねてキャラクター達が自在に絡む姿がとても楽しいです。しかもまだまだ1学期です。
ただ残念なことに、2年4組の生徒が36人もいるので、出番が回ってこない人もいます。
5巻でいうと、大中小組とか東アジア女子会機構とか。管理人はわりと地味系な女子グループが好きなので、彼女たちのエピソードをもう少し収録していただければと思いました。
とくに作者ブログの方で公開されている「魔王になりたい」エピソードは屈指の作なので、今回のおまけに入れて欲しかったなあとつぶやいてみたりして。
このエピソードを読んで、以前自分で書いた「小笠原がいちばん偉いな」という知見が大きな誤りであることがわかりました。
2年4組でいちばん大きな闇を抱えているのは小笠原です。もしもこのクラスでデスゲームが始まったら、首謀者は間違いなく此奴です。常に視線が彼岸を見ている小笠原が犯人です。

saiga01.jpg5巻の第55話で、犀賀ちゃんのちょっと意外な一面が分かるのですが、じつは1巻の第7話で、これについて右佐がずばり指摘しています。

「犀賀はいつも笑顔で気さくだけど、実は、人見知りな所があって、辛いことがあっても人に言えない、嫌な話し相手にも愛想をふるまってしまい不快感示せないタイプ・・・」
前島君はバーナム効果だと思っていたようですが、犀賀にはすっごい刺さったようです。
右佐君、フラグ立てすぎです。
右佐ママも再度登場し、美人で気さくでおっぱいが大きいところを遺憾なく発揮され、あらためて右佐君がもっと辱めに遭うようにと願わずにはいられません。

阿部先生におかれましては、今後もますますのご活躍を祈念し、お祝いの言葉にかえさせていただきます。

2021年02月09日

僕の心のヤバイやつ 4巻(by桜井のりお)

「僕の心のヤバイやつ」第4巻が2021年2月8日に発売となりました。
SNSなどを中心に、相当な人気を博していますので、あまりくどい説明は必要ないかなって思ったりして。

4巻の販促用リード文はこんな感じです。
「学園カースト頂点の美少女・山田杏奈と、重度の中二病の陰キャ・市川京太郎。連絡先も交換した2人に訪れる冬休み。ついに舞台は学校の外へ……。小さなスマホが繋ぐ、近いようで遠い、遠いようで近い、2人の距離。ゆっくりと、静かに、強く鳴る鼓動、そして……除夜の鐘。」

ということで、二人の距離が物理的にも精神的にも近づいてゆく4巻です。
渋谷でのクリスマスデート編を完全収録しています。衝撃に備えてください。
ちなみに2021年2月14日までの期間限定で、この作品を配信しているマンガクロスでは4巻の続きから最新話までを無料公開しています。
そこでは4巻までの内容をさらに超えた巨大な衝撃があなたを襲います。いやマジで。死ぬかもYO。
ちょっとだけネタバレをしておくと、市川君はフルチンで山田のジャージを着用します。
ものすごい上級プレイですね。4巻から一気にそんな展開になるのでしょうか? 
真偽のほどは、ご自分でお確かめください。

以前にも書きましたが、このマンガは主人公の市川京太郎の視点で描かれているので、一人称ハードボイルドミステリィのような体裁をとっています。
市川は卑しき街を征く孤高の騎士なのでしょう。山田はもちろんファム・ファタル(運命の女)です。
ルール的には「主人公が見聞きしたり語った情報以外は読者に開示されない」ということになっています。
そのため、ヒロイン(山田)の心理は明示されないので、彼女の心の裡は台詞や行動、表情などから読み解くしかありません。いや、すごく分かりやすいんですけど。
読者にはそうしたものを読み解いてゆく楽しみがある作品です。いろいろと仕掛けがある作品なので、できれば何回か読み返してみると良いかと思います。マンガを読むリテラシーを試される作品であるとも言えます。

レビューなどには「極甘」などの評が多く書かれていますが、じつは甘みを強く感じるように仕組まれています。
4巻のカルテ52で、「僕らは少し似ている」ことに気付く市川ですが、それは逆に、二人の関係が容易には縮まらないことを意味しています。
二人はどちらも、本当に好きになった相手には「好かれたい」よりも「嫌われたくない」気持ちの方が強く出てしまう、少し臆病なタイプの人なのです。
そういう辛さが全体をふんわりと覆っているので、随所に見せる「甘い」シーンが「極甘」に感じられるのでしょう。はい、スイカにお塩を振りかける理論ですね。

最新話ではついに山田パパも姿を現した「僕ヤバ」。当分目が離せないYO。


2021年02月06日

蔵六の奇病(by日野日出志)

管理人のゆうすけです。
先週、今週と、土日が普通にお休みです。素晴らしい。ものすごく週末がゆったりしている。
世間の皆さんは、こんなにも休日を謳歌しているのかと思うと羨ましい限りです。
ちなみに来週以降はずっと土曜も仕事で、2月の後半は2回連続で土曜勤務プラス宿直です。
日曜の朝に帰ってきますが、翌日は月曜なので、ほとんど休んだ気がしない。

ということで、土曜の午後は室内で自転車のローラー台を30分ほど漕いだ後、ゆったり昼寝です。
ただ寝ているのも芸が無いので、タブレットでアマゾンプライムビデオをぼんやり見ていました。
特に見たいものもなかったのですが、なぜか「ホラーマンガ劇場 第1幕 日野日出志編」をチョイス。
この番組は有料チャンネルなのですが、お試しで第1回だけタダで視聴できるのでご鑑賞させていただきました。
タレント兼マンガ家である山咲トオルがホスト役になって、酒場のセットで「ホラーマンガ家」から自分の作品にまつわるお話を聞くという番組です。第1回は、大御所である日野日出志先生のご登場。

日野日出志先生は1946年満州生まれのマンガ家です。
ホラーマンガ家にカテゴライズされていますが、デビューからホラーを描いていたわけではなく、いろいろ紆余曲折があって、ホラー道に進んだ方です。現在もご健勝で、70歳を軽く超えていますがツイッターもやっているそうです。
その転機となった傑作がこの「蔵六の奇病」です。23歳の時の作品だそうです。
日野日出志先生の独特な絵柄も、この作品から固まっていきます。
30頁ぐらいの短編ですが、書き直しを繰り返して1年ほどかけて完成したそうです。
「怪奇と抒情」を描く作家、日野日出志が誕生した記念碑的作品です。
管理人は、この作品を過去数回読んでいますが、読む年代によって感想が異なります。
初めて読んだのは小学生の頃でしょうか。かなりトラウマになりました。主人公の蔵六が謎の病気で体が膿み崩れていく様が生理的に受け入れられなくて、死にそうになりました。
その後、大学生の頃にも読んでいます。その頃は「日野日出志」というマンガ家はひとつのブランドとなっていたので、「教養」としてあらためて読み返していました。
ということで、今回、久しぶりにスライド形式で再再読する機会があったのですが、あらためて見ると、すっごい傑作です。単純に「ホラー」という括りでは収まらない、深い哀しみと美学があります。
日野日出志先生の作品は、あまり書店やマンガ喫茶には置いていないのですが、もし読む機会があれば、ぜひ手に取っていただきたいと思います。
いきなり大好きになることは絶対無いと言い切れますが、再読してみるとその良さに気付きます。
「怪奇と抒情」は大人の味なんです。

2021年01月31日

SCOTT SPEEDSTER S55

2021年の1月も今日でおしまいです。
けっこう寒かったのですが、天気も良かったので久しぶりにスペアバイクのSCOTT SPEEDSTER S55で出発。
これは自分が初めて買ったロードバイクで、2011年の5月にご近所のスポーツオーソリティでご購入しました。
理由は「安かったから」。
通常価格98,000円のところを、処分価格で79,700円。さらに、その時手元に届いていたDMハガキの会員割引クーポンが20%OFF。これを使って63,760円。うわ、安っ。
ついでに言うと、買う直前に塗装が少しだけ剥げているのが分かり、さらに5000円値引きされて、結果58,760円でうちにやって来ました。
フレームはアルミ製で、コンポはSORAの8速ですが、当時の自分には全然気にならなかったし、現在でもじつは必要十分です。
ペダルなしでの重量が9.48kgあるので、今どきのカーボンフレームのバイクに比べるとずっしり重く感じられますが、ヒルクライムが大好きな人でなければ気にしなくていいと思う。現在は「通勤自転車」仕様としてサイドスタンドを装着し、リアに28Cの極太タイヤを履かせています。
IMG_1044 (編集済み).JPGIMG_1045 (編集済み).JPG

本日は午前中にモリコロパークにあるサイクリングコース(1周約5km)を走ろうと思って出かけましたが、前日に少しだけ降った雨のせいで、コースは使用不可でした。(そのコースは少しでも濡れていると使用不可にするので要注意です)
路面が乾くのを待つのも時間の無駄なので、その周辺をうろうろ走り、イオンモールで早めのお昼を食べて帰りました。
途中で何人かのロードバイク乗りとすれ違いました。
この寒い中、なかなかガッツのある連中だと感心したりして。
posted by ゆうすけ at 13:39 | TrackBack(0) | 自転車

2021年01月24日

となりの信國さんは俺のことが好きな気がする(by安田剛助)

「となりの信國さんは俺のことが好きな気がする」はヤングアニマルで連載中のラブコメマンガです。
作者は安田剛助さん。少し前まで同じくアニマル誌で「じけんじゃけん!」を連載していました。
百合な美少女を描くのが好きなようですが、一番の強みはネイティブな「広島弁」だと思う。
「じけんじゃけん!」も「信國さん」もそうですが、登場人物が広島弁でがっつり会話します。
管理人は「方言女子」に弱いので、広島弁とか博多弁が出てくるとコロリとやられます。
一方で、地元(東海地方)の方言には耐性が強いので、「八十亀ちゃん」などにはピクリともしません。
「となりの信國さん・・・」は、広島のとある片田舎で、箱入り娘が恋に目覚めるお話です。ヒロインの信國さんは、となりの席の佐々木君(最近広島に引っ越してきた)のことが好き。覚えたばかりのモテテクで、佐々木君を振り向かせようと一生懸命頑張りますが、そのアプローチはちょっと残念で・・・という、すれ違いラブコメ。
まだコミックスは出ていませんが、管理人がかなり気に入っているマンガのひとつ。
安田先生は可愛い子を描くのが上手いのですが、そこにプラスして、「可愛い子が妙な具合になっている」のが衝撃的に上手です。
具体的にはこんなかんじ。
nobukunisan02.jpgnobukunisan03.jpg

このシーンは、信國さんが「ハムハムポーズ」をキメているところです。
ちなみに「ハムハムポーズ」とは、「男子受けバツグン」で、「下唇を前歯でハムっと噛むだけ」「それだけで少しセクシーで守ってあげたくなるような切ない表情を演出できる」ポーズだそうです。
如何でしょうか。
少しセクシーで守ってあげたくなりましたか?
念のためにもう一度。
nobukunisan04.jpgこのエピソード内で、同じ表情を2回ぶっこんくるあたり、安田先生の自信のほどがうかがえます。

ちなみに信國さんは、ふだんはおとなしい感じの柔らか美少女で、全体的にグラマラスです。
佐々木君のことがかなり好きらしいので、ティーンズ誌に載っている「メエ子」先生のモテテクを必死で研究しているご様子です。
普通にしていれば絶対上手くいくだろう!と思った貴方は、まだ恋のイロハが分からない初心者です。
「信國さん」を読んで、モテテクを磨いてください。
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銀河大計画別館の管理人。 「銀河大計画」は、1993年から細々とやっている同人誌です。 ゆうすけが書いたネタや没ネタなどを、別館で細々と掲載します。どうぞよろしく。 アイコンコピーライトマーク卵酒秋刀魚さん。
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