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2015年10月06日
2015年10月05日のつぶやき
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強くて大きい!そしてかっこいい!ギガノトサウルスのまとめ
現在発見されている獣脚類の恐竜の中では最も大きいとされているギガノトサウルス。
そんなギガノトサウルスについて、今回はまとめてみることにします。
そんなギガノトサウルスについて、今回はまとめてみることにします。
呼称
属名(ラテン語) Giganotosaurus は古代ギリシア語: Γίγας (Gigas; ギガース)「ギガース、巨人」、 νότος (notos; ノトス)「南風」、 σαύρος (sauros; サウロス)「とかげ」の合成語であるとされる。
英語名 Giganotosaur 「ジャイガノトソア」。
中国語では「南方巨兽龙」(nánfāng jùshòulóng; ナンファン・チューショウロン、「兽・龙」は獣・竜の簡体字)と呼ぶ。
発見史
模式種であるG. carolinii は、1993年にパタゴニアのリメイリバー塁層の堆積物でこの化石を発見したアマチュアの化石ハンター Ruben Carolini にちなんで命名された。
1995年には、アルゼンチンの古生物学者ロドルフォ・コリアとレオナルド・サルガドにより、『ネイチャー』誌上で発表された。最初の化石は、アルゼンチンのネウケン(Neuquen)にあるカルメンフュネス博物館(Carmen Funes Museum)に保管されているが、レプリカが他の博物館でも公開されている。
生物的特徴
模式標本(MUCPv-Ch1)は約70%完全で、頭蓋骨、骨盤、足の骨と背骨の大部分を含んでいる。
模式標本より8%大きい標本(MUCPv-95)が発掘されている。最大のギガノトサウルス標本は体長約13.2メートル、体重は最小で6.5トン、最大で13.5トンと推定される。
現時点で発表されている世界最大のティラノサウルスの標本である、フィールド自然史博物館のスー(FMNHPR2081)でさえ頭骨の長さが1.5メートルであったのに対し、ギガノトサウルスの頭骨は1.7メートル以上と推定されている(但し頭骨の後部は発見されておらず、後述のように近縁のテタヌラ類ではなくケラトサウルス類の頭骨を参考にしており、当初言われていたよりも頭骨長は短い可能性がある。また、体格もティラノサウルスやカルカロドントサウルスと比べて著しい差はなく体重見積もりについても6トン前後に下方修正される可能性がある)。
体つきは獣脚類の中でもティラノサウルスに匹敵する重厚さであったが、頭蓋骨は比較的細長く、顎の力自体は、より幅と厚みに富む頭蓋骨を持つティラノサウルスのほうが上回ったと考えられる。
2005年にフランソワ・テリアン (François Therrien)は、ギガノトサウルスの咬合力はティラノサウルスの3分の1以下であり、下顎がスライス状の傷を与えることに特化していることを報告している。
保存された脳函からギガノトサウルスの脳はバナナ程度のサイズであったと推測される。よく発達した嗅覚野の存在から、良い嗅覚を持っていた可能性が示されている。ティタノサウルス科の化石がギガノトサウルスの化石の近くで発掘されるため、これらの巨大な草食動物を捕食したと思われる。巨大な体型だが走る速度は20〜40km/hに達すると考えられる。
ギガノトサウルスの頭骨長について、標本では眼窩の後ろの穴(下側頭窓)が不自然に感ぜられるほど長いため、「復元する際、人為的に延長されたのではないか」という説が一部から挙がっている。事実、本種を記載したロドルフォ・コリアは、化石が発見されなかった下側頭窓の復元に、ギガノトサウルスの属するテタヌラ類でなく、ケラトサウルス類(テタヌラよりも、下側頭窓がより大きく開く傾向がある)を参考にしたと証言している。
分類
北アフリカのカルカロドントサウルスとともにカルカロドントサウルス科とされ、アフリカ大陸と南アメリカ大陸の分離が遅かった証拠とされる。
同じく南米のマプサウルスとも近い。これらの恐竜はジュラ紀のアロサウルスに近縁であり、アロサウルス上科の一員である。