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浦部はいむ「あの人は血を求めてしまう」




現在マレーシアにいる。2年以上経った。
生活が大きく変わるかと言われれば、元々インドア派だし、無理に「せっかく海外にいるから」と考えて外出したりしなければ家にいるので変わらない。たまに外出すると自分が海外にいるって気がつくレベル。
休みの日は家でNetflixとkindleって感じ。流石に海外に出て1年も経つと日本語が恋しくなる事もあって最近は日本の漫画ばかり読んでいる。

その中の一冊。
いかにもサブカル系、ガロ系、アックス系みたいなそっち系統の絵柄とタイトルだが、すごく真っ当で面白い漫画だった。
タイトルから分かる通りの吸血鬼漫画で、基本的には吸血鬼が普通に生活する上での葛藤みたいなお話なので新鮮味は薄い。映画の「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」とかね、吸血鬼モノってちょっと前も「トワイライト」とか流行ったし、よくあるテーマだろう。
ただなんかこう、同じような話でも、ストーリーがしっかりしていて、意外な展開もあり、サブカル系らしい暗い青春からの希望を持たせる終わりで、それを水木しげるとサウスパークを合わせて発酵したみたいな絵柄で描かれると、グイグイ読みすすめられた。
こうやって書いていくと思うのが、この漫画はすぐに察せられる参照元が多いのに、色んな要素が混在しながら上手くまとめられているという事。そしてそれは、組み合わせによってはまだまだ面白いものが生まれるという事も同時に感じられて凄く良かった。そう言う意味では現代的な作家なのかも。
組み合わせ方に凄く新世代感がある感じがするんだけど、作者何歳だろう?
2巻完結とコンパクトだし、最後まで一気に面白く読めた。

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