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クーロン黒沢「怪しいアジアの歩き方 -怒号と波乱の人間不信紀行-」




クーロン黒沢もだいぶ読んだな。今検索したら、感想を書いているものだけでも5冊あった。これが6冊目。

この本は、著者お得意のアジア旅行記モノの1冊目。
「はじめに」の最後で1997年と書いてあるのでもう20年も前の話だ。
最初の本なので、それぞれの国ごとに章が分けられていて、最初のページで「危険度」「国名」「首都」「換金レート」「安ホテルの相場」なんかが載っていて、良心的、というか20年前だとこういう情報を元に東南アジアに行ってたんだよな。

今回ブックオフで108円で買ったんだけどさ、研磨されすぎて物凄く本がちっちゃくなってんの。カバーが余っちゃってさ。
それだけ、グルグル色んな人のところをまわってたんだろうな、とか思ったり。インターネット以前はこういう本を読んでドキドキしてたよなぁ。
片や「留学する人へ」とか「私の留学体験記」みたいな本とバックパッカー的な本と、両極端なんだけどどっちもドキドキしてね。

長期で行きゃーよかったかな?というか今からでも行けるんだけど......。

とか自分語りしてもしょうがないので本の感想ですが、「普通」。
まぁ1冊目なんでね、ネタは溜まってるだろうけど文章が追いついていなかったり、そもそも20年前だし、まぁこういうのっていまや結構テンプレになっちゃってるからね。
「警官に賄賂」「バイタクのボッタクリ」「アレな日本人バックパッカー」「麻薬」「売春」「海賊版」まぁそんな感じですよ。
当時は衝撃だったんだろうけどね。

そろそろiPad買って「SIXSAMANA」読むかな。


追記
とか言ってたのか、6年前は。
今やマレーシア在住3年目です。この本の頃みたいなことは起きないどころかマレーシアは安全で、良くも悪くも表面上は発展してしまっていて、寂しいような感じさえあります。
いい事なんだけどね、まぁ日本人にとってはイライラさせられる事はまだまだ多々あるけどw

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