2024年11月29日
585.ゾンビ・オブ・ザ・ドット
おはようございます。あるへです。
本日はこちら「Zombie of the Dot」(洋題:Raging Bytes)のレビューです。
Byteはデータの単位を表す言葉で、調べてもそれ以上の意味は出てこなかったので不思議に思ってたのですが、よくよく考えてみると、単にゾンビを象徴する噛みつく行為を表すBiteに掛けてたのかな。本作が邦題の通り2Dドットを推したゲームなので、洒落が利いてんじゃん。
プレイしているとバイオハザードがやりたくなるような、物資を節約しながらのサバイバルゲームになりますが、そこは安心安全のKemcoゲー。必要以上のストレスや脳内メモリの処理は必要ありません。Hit-Pointらしい高品質なドットと雰囲気を楽しみながら、ちまちま探索するゲームですね。
そのわりにはバランスがシビアでハラハラしましたけど(笑)
Kemcoゲーの中では異色な作品ですけど、遊び方はオーソドックス。後戻り不可、単一オートセーブ、寄り道もほぼなしな状況の中で、あとあと詰まないようにリソースを節約しながら進んでいきます。この「あとあと詰まないように」っていう塩梅が新鮮で、難しかったですね。後述。
本作の実績はハード難易度とナイトメア難易度でクリアする、またバッドエンドを見るっていう実績がありますが、上位難易度で下位難易度は解除されないので二周する必要がありました。
一周目は最高難易度ナイトメアで遊びましたが、隅々まで探索し、敵は一匹ずつ釣りだし、弾薬をケチりまくって各個撃破、逆にボス戦はありったけの弾を撃ちまくる、で特に苦戦することなくエンディングまでいけました。その性質上雑魚戦が単調な作業になって、後半になるほど増えるゾンビの数に辟易する場面もありましたが、ボリュームは大したことないので許容範囲。
また別の実績にスコア100万を稼ぐ実績があるのですが、本作は棚やゾンビを漁って物資を得たりイベントを起こすと加点、そしてなんとゾンビとエンカウントするともれなく減点という仕様があります。
探索はもちろん、マップ中のゾンビを駆逐しながら進むジェノサイドプレイだとだいたい次のステージに進むころには0点になっています。
スコアの加減の仕様については説明されないので、最初はバグかと思いましたね。いつの間にか減ってるーっ?
なので本作は敵避け推奨みたいな一面もあります。
ただね、個人的に敵避けホラーゲーは苦手なのもあってちょっとストレスだし、うまく撒いて次の部屋に駆け込んだはいいけど、結局経験値も物資も足りなくなって、どんどんジリ貧になっていく仕様はどうかと思いました。スコアのためには敵避け推奨だけど、敵をスルーした恩恵がほとんどないんですよね。むしろ不利になる。
こんな仕様があったので一周目はナイトメアでじっくり探索ジェノサイドプレイで、単調さを感じつつも難なくクリア。
続く二周目ハードで、序盤スコアを意識して探索もそこそこになるべく敵と戦わずにサクサク進行。サブクエも無視したらだいたい地下鉄あたりで100万達成しましたが、その後も「行ける」から「行ったら」、「詰んだかもしれない」窮地に追い込まれました(汗)
敵を避けてサクサク進み、なんとかありったけの弾薬でボスを撃破! もうスコアを稼ぐ必要はないからと次のステージをしっかり探索してはみたものの……あれ、思ったより弾薬貯まらないぞ、あれこれレベルももしかして足りてなくね? 勝てるのか、次のボス……。
という状況に陥ったのです。
一応、そこまで無精なプレイはしてないつもりだけど、道中任意でできる二つのサブクエストを丸々飛ばしたのが祟ったのかもしれない。過去の不手際が後々までしっかり響いてくるゲームデザインは新鮮だったし、きついなぁと思いました。
スコアはアクション毎に変動するので、100万点稼いで実績解除したら、その時点から通常プレイに戻っていれば問題なかったと思うんですけど、一周目でちまちま敵を一匹ずつ潰していくのがちょっと面倒に感じていたもんで、あはは。
結果的に、行ける範囲でちょっと敵を湧かしなおしてレベリング、装備の最適化などを吟味し、あとは難易度の補正に助けられ、なんとかぎりぎりエンディングに到達できたので良かったです(バッドエンドを見た後すぐに「再開」すればラスボス撃破直後から始まります)。
そんなわけで、通常プレイでは問題ないけど、スコアを意識し、ハイスコアを目指すプレイを考えると、かなりのトライ&エラーや座学、チャート計算が必要になると思いました。ゾンビとエンカウントすると減点されるって斬新よね。
本作はステージ探索中は環境音のみとなり、ゾンビのうめき声や足音などに包まれながらプレイします。あらゆるイベントが環境音のみです。逆に戦闘はいつものKemcoゲー、Hit-PointゲーっぽいBGMの中で戦闘することになります。また、恐怖とは少し違いますが、びっくりする演出も多少混ざっています。
これは完全に私個人の環境のせいなので仕方ないんですが、いつか話したと思うけど私が普段使ってるこのクソサウンドバー、いつもゲームをプレイしていて私をイライラさせるのが、「無音状態が一定時間続くと勝手にスリープモード」になっちゃうんですよねぇ。
内部的には無声のデータが回ってればいい、ってのがサポセンの回答ですけど、私のこのクソサウンドバー、音が鳴っていてもそれが一定以上の音量だか音圧だかがないと勝手に寝ちまいやがるんです。
回避するためには音量を上げるしかないですが、それだと普通にうるさいし、それでも寝るときゃ寝ます。
いままでプレイした8割くらいのゲームは常に何かしら音が流れている中でのプレイとなり、そういう時はまったく気にならないのですが、たまにこういう無音や静寂、雰囲気を楽しむゲームを遊ぶともれなくこいつにイライラさせられました。
こいつが壊れたら次は絶対日本製の信用できる音環境を整えようと心に誓っていますが、どなたか安くて良いものがあれば是非教えていただきたいです。
・第一条件としてまずは勝手にサボらないこと(笑) どんな小さな音でもたとえ無音でも常に流し続けて欲しいです。
・音質は並から高程度。最高音質とか低音の響きが、とかわかんないけど、PCモニターや安いテレビの音質がゲームに適さないことくらいはわかる。
・あとコスパね。10万も20万も出せないよ。5万でも厳しいよ。
・ホントはボリュームももっと絞って静かな中でプレイしたい。
ちなみにこれはFunlogy製のサウンドバーです。まぁ、音質自体は悪くないとは思う。たしか2万円くらいでした。プロジェクターとか作ってる会社だし、想定してる使い方じゃないのかなぁ。
まったく関係ないレビューになっちゃった。とりあえず初見一周目はコントローラにヘッドフォンぶっ挿して遊びました(笑) ゲームにおける音声って本当に大事。
Kemcoゲーカウントダウン、残り13本!