2018年06月07日
【ゲーム評価】デビルメイクライ1
まだオレがガキの頃、とあるゲームの宣伝を見てグッと来たんだ。
そのゲームは敵を剣で斬り付け、空中に浮かした後、銃を連射して倒すというものだった。
さらに格闘攻撃もあり、ボスらしき敵を左ストレート→右ボディ→左ハイキック→右踵落としのコンボで攻撃していた。格ゲー以外で肉弾戦を繰り出すゲームはあまりなかった気がするのですさまじく興奮したのを覚えている。
(・・・と思って今宣伝の動画を探したが、格闘攻撃のシーンはなかった。おかしいな。これを見たからこそこのゲームが欲しくなったんだが・・・。)
ああ・・・カッコええ・・・
それがこのゲームの宣伝の印象だ。
当時小学生だったため、そのゲームを持っていた友人に借りてのめりこんだ。
難易度NORMAL、HARDまでクリアした。
DANTE MUST DIEという難易度は読めなかった上にクリアも断念した。
3戦目のネロアンジェロが強すぎたのだ。
まさかこのボスキャラが後にオレをゲーム脳に目覚めさせるとは思わなかったが、それはDMC3の話だ・・・。
さて、ではこのゲームについて話そう。
この作品は悪魔と人間のハーフである主人公が母親の仇を探すために便利屋を開いて悪魔退治の依頼を引き受け、片っ端から悪魔を狩るというストーリーである。
と言ってもモンハンのようにクエストを受注するわけではなく、ただストーリーに沿って進むアクションゲームなのだが。
さらにモンハンと違い、このゲームの醍醐味は爽快感にある。
敵を斬り、ぶん殴り、銃で撃ちまくりながら戦う。
銃は自動ロックオンの上に無限に撃てるのでストレスも溜まりにくい。
近接武器は全部で5種類、遠距離武器は4種類(あと水中でしか撃てない銃が)あり、状況に合わせて使い分けることができる。
しかし、武器を変更する場合、メニューを開いてわざわざ装備変更しなければならないため面倒である。一部の武器のみR3を押せば切り替えられるが、隙ができる上に空中では変更できない。これによりテンポロス+コンボの幅減少の要因になっている。
そこがかなり痛い欠点である。
・それから空中戦について
このゲームでは敵を空中に打ち上げ追撃することができる。浮かんだ敵をハンドガンで蜂の巣にするとほぼ無力化できて気持ちいいのだが、それ以外にはあまりできる攻撃がないのも難点だ。さらに剣・格闘攻撃は両方とも空中で繰り出すと敵を吹っ飛ばし自分も着地してしまうのでコンボにならない。
宙に浮いた敵にコンボを決めるには地上で剣を振るうか、銃を撃つぐらいしかない。ちなみにハンドガンは空中で撃った方が連射速度が速い。
3や4では華麗に空中戦ができるのだが、1と2ではできる攻撃が限られ過ぎている。
・魔人化について
デビルトリガーゲージを消費し続ける代わりに発動でき、発動中は圧倒的にパワーアップする上に専用技も追加される。この魔人化状態は1と2が強い。3は初めての魔人化なので最弱、4はそこそこ強いと言った感じなので本作は問題ないだろう。
最高難度では時間経過で敵もデビルトリガーを引いてアホみたいに強くなるため、そうなる前に倒した方がいい。もし発動されたらこっちも同じ状態になるしかないぜ。通常の攻撃ではほぼ怯まなくなるからな。
・移動速度について
もう一つの短所が走るスピードの遅さだ。
主人公の代表技にスティンガーと言うのがあるが、これを連続して繰り出す方が移動速度が速くなる。
魔人化すると許容範囲になるが、それでも普通か。人間の方が速いかもしれない。
4になってようやくダッシュスピードが強化された。
走るのも気付くのも遅すぎるぜ
・主人公のクールさとダサさ
この主人公は基本的に、クールに軽口を叩いてボス敵を挑発する。
3や4ではもっとハイテンションでふざけるようになり、2はクールではあるもののまるで人が変わったかのように無口である。
1の主人公もカッコよさはあるが、どちらかと言うとムービー中はダサさの方が目立つ。
主人公ダンテは舐めプをよくやるため、わざと敵の攻撃を食らうことも多々あるが、1のムービーは食らい方がやたらダサい。
剣で心臓を貫かれようが地獄の業火で焼かれようがびくともしない時もあれば、ちょっと敵の攻撃を食らっただけで「オアッ」とか「アアアアアア〜〜〜!!!」とか言うし、しまいには地面が抜け落ちて「ワッ、ワッ、ワーーーーーーー!!!」とか言うし、軽口を叩く割にやられ方が変なのだ。
まともにダメージを食らうムービーがあるのは3ぐらいで、あとは無傷だったりわざと食らったりするだけなので、カッコ悪さは特にない。
あと主人公には双子の兄貴がいて、この兄貴は主人公をはるかに超えるイケメンキャラなのだが、それは3の記事で話そう。
・挑発について
戦闘中に敵を挑発し、デビルトリガーゲージを回復させることができるという大事な要素がある。ただし1では何のセリフも無いので地味である。2に至っては論外で挑発がない。だからクソなんだお前は。3や4ではカッコいいセリフと共に挑発できるため、コンボの締めや敵を倒した後に挑発するというプレイングができる。大抵のコンボ動画では挑発を行っているため、このシリーズにおいて挑発がいかにスタイリッシュなことかが分かるだろう。
さらに4では一部の挑発動作に攻撃判定が付くことがあり、それを使って敵にトドメを刺したりすることもできるので是非ともイケメンプレイを目指したい。
1はただデビルトリガーゲージを得られるだけなので、もっとこうカッコよくしてほしかった。
何度も言うが、このシリーズにおいて挑発は超重要でイケメンな要素である。
挑発と言うと悪いイメージを抱きがちだが、このシリーズではスタイリッシュアクションとして機能しているのだ。
無論挑発しなくても問題なくクリアできるが、苦手なプレイヤーでもせめて3や4の動画で挑発しているコンボ動画を見て欲しい。絶対イケメンなので。
・特殊やられシーンについて
1のみ、特定の状況下で敵の攻撃を食らって死ぬと専用のゲームオーバーシーンになる。
もともとこの作品はバイオハザードの新作開発中に生み出されたらしいのでグロい殺され方をする。2以降ではこういう演出はなくなってしまったが。
とは言え普通にプレイしていてもめったに見れるものではないのでわざとやられるしかない。
ありがちなのはシャドウの自爆攻撃に巻き込まれて死ぬパターンと、ファントム系の敵の前に不用意に立って食い殺される時ぐらいか?
それからエネミーファイルの特徴も1のみである。
敵の行動や攻撃方法、弱点などが記載されるようになるのだが・・・。
敵の情報を見るためにはその敵の攻撃を発動させたり、弱点を突いて攻撃するなどしなければならず、上記の即死攻撃もおそらく食らわないとファイルの情報に追加されないと思われる。それじゃあ敵の知りたい情報が見れないじゃないかと思うかもしれないが、2以降のエネミーファイルでは敵の身分や立場などが書かれているだけで細かい攻撃方法などが書かれていないので、それはそれで拍子抜けする。
やはりエネミーファイルは1の書き方が一番良かった。
あ、あと1の攻略本は読んでいて面白かった。攻略サイトとは一味違った情報が見られるのでおススメだ。ブックオフなら100円ぐらいで売っているかもしれない。エネミーファイルも全部載っていたような気がする。
以上のように粗はあるものの派手で斬新なアクションゲーであり、スタイリッシュアクションというジャンルを確立した良作ゲームである。
《このゲームの評価》
爽快度:S
操作度:A+
難易度:S
熱中度:S
スタイリッシュ度:SS
総合:S
スタイリッシュさは評価できるが所々に穴があるような感じだ。
これからバイオ2もリメイクが出そうだし、龍が如くシリーズも0のスタイルでリメイクされているが、この作品も是非ともリメイクすべきだ。
武器の切り替え・スタイルチェンジ・移動速度・挑発のセリフなどを追加するだけで冗談抜きで神作になると思っている。
それがダメならさっさと5か0出してくださいねー
このシリーズは思い入れのある作品のため、2・3・4も全て記事にしたいと思っている。
DmCの方も書くかもしれない。
価格:2,592円 |
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