かつて自分も合宿免許1回目の卒検に落ちた経験があります
落ちた時はショックでしたが、今こうして普通に車を運転できていることを思うと、あの時の経験は今につながっているのだと思います
試験日当日「必死」
試験日当日、何人かの同じく卒検を受ける人たちと1台の車に同乗して、はじめに試験管の先生が見本として試験のコースを走ってくれます
とてもわかりやすい簡単なコースのはずですが、受ける側は曲がるポイントなどを覚えるのに必死です
受ける生徒は3人、自分はラッキーなことに一番最後。何故ラッキーかというと、その前の人の走りを見ながらコースを再確認できるからです
いざ始まり、順調にコースを皆んなクリアしていきます。はじめはラッキーかと思えた順番でしたが、だんだん自分の番がくるのを待っているのは緊張をただただ膨らませるだけでした
回ってきた順番「緊張感」
いよいよ自分の番がまわってきて、緊張感が爆発しながらも走りはじめます
順調にコースをクリアしながら進んでいた最後の最後、ここを曲がればクリアというところで、本来曲がるべき道のひとつ手前を曲がってしまい、試験管に止められ、一旦戻り本来のコースを走りました
試験が始まる前、他の生徒たちと「バックしたらそれで一発アウトだよね」と話していたので、確実に落ちたことがその瞬間にわかりました
皆んながコースを走り切ったところで、途中試験管に運転を代わり教習所へ帰りました
帰り道、頭は落ちたことでいっぱいで、この後はどうなるんだ?再試験はいつ?帰りはいつ?それに受からなかったら?など色々なことが頭を駆けめぐりました
帰っていく仲間たち「ありがとう」
無事試験に合格した人たちは、その日のうちに帰ることになります。同じ日に合宿免許に入り、同じ部屋に泊まり仲良くなった人たちも皆んな帰っていきます。駅までの送迎バスに乗り込む前に皆んなが「再試験頑張って!」と言ってくれました
その中には、仲良くなって時間が空いた日に映画に行ったりちょっとした観光に行ったりした人もいました。ぜんぜん知らない地方から来た人たちなのに、こんなに仲良くなれるなんてありがいとしか言いようがありませんでした
再試験は思ったより早く二日後に受けられることになりました
再試験前日「思わぬ出来事」
再試験の前日の夜、泊まっている旅館の人から「あなた宛に電話がきてるよ」と言われ出てみると、なんと合宿免許で同じ部屋に泊まっていた仲間からの電話でした。内容は、明日の試験頑張ってという激励でした。思ってもみなかった事に、再試験への意欲が爆上がりしました。本当にありがたかったです
再試験当日「落ち着いている心」
再試験当日は、一度落ちていることもあってすごく緊張するかと思いきや、心もとても落ち着いていて、順調にコースをクリアしていき、試験は無事合格
合格すると
その日の午後には駅までの送迎バスに乗り家に帰ることになります。本当は最短で帰りたかったという悔しい思いもありましたが、受かったからOKだと、晴れ晴れとした気持ちで帰りのバスに乗り込みました
地元での学科試験「一発」
合宿免許から帰ってきて、その週末には学科試験を受けにいきました。兄から「ひっかけ問題もあるけどよく考えればわかるよ」とアドバイスを受けていたこともあって、一発で合格。電光掲示板に自分の番号が点灯した時は最高にうれしかったのを今でも思い出します
そして、そのまま免許交付手続き
念願の運転免許証を手にした時は、もう早く車を運転したくてウキウキが止まりませんでした
最後に「すぐにチャレンジ」
自分は卒検に落ちましたが、すぐにまたチャレンジできるということ、なにより実際に運転免許証を手にすると、その時のことはいい経験として苦くていい思い出にすることができました
このサイトを見てくれている人も、もし万が一卒検に落ちるようなことがあっても、落ち着いて再チャレンジをし晴れて合格してほしいと心から願っています