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2012年03月07日

国民600人の国

 去年の話なんですが、
 イタリア、ローマの近くにある「フィレティーノ村」が
 イタリアからの独立を表明しました
去年に発表して、年明けには独立も期待されていましたが、ニュース等で独立が正式に出来たというニュースが無いのでまだ揉めているのかもしれません

イタリア政府が、財政政策の一つとして、市町合併を打ち出して、小さな村は大きな町に合併することが決まりました

フィレティーノ村の市長や大多数の村民は合併で村の財政はさらに悪化するとして、合併に反対して、独自にイタリアから独立をして、国を立てあげる事を決めました

ただ、村の財産は、豊かな水と森林、それとスキー場しかなく、村民の中にはこれだけの資源で国としてやっていくのは無理という意見もあり、村の中には反対派の村民もいます

水は、湧き出ている所が村の敷地にあるというだけで、流れて川になり隣村やローマにも流れて行っているので、ダムを作るという意見もあるようです

森林は、イタリアの国有林がほとんどで、自然保護の地域にも指定されていて、森林を切り出すのも難しいようです

さらに、スキー場は、10年以上前から他の新しいスキー場に客を取られていて、設備もボロボロで新しい設備投資が必要だそうです

それ以外にも、それまでイタリア政府に払ってきた年金が無くなるので、新たな年金制度を国として作らなければいけないという問題も抱えています

なので、やっぱり簡単には独立は出来ないのかもしれませんが、村長などは気が早いのか、新たな国の紙幣も作って独立は必ず出来ると言っているそうです



紙幣以外にも、村出身の音楽家が作った国歌もすでにあるそうです





(2011年9月15日22時26分 読売新聞)より
国の補助金削減や増税、歳出削減を押しつけられることへの反発もあり、ベルルスコーニ政権の財政再建をめぐる議論に一石を投じている。

「イタリアから離脱し、公国になる」。
ローマの東約70キロ、フィレティーノ村のルーカ・セッラーリ村長(45)は訴える。
山手線の内側より2割ほど広い78平方キロに600人弱が住む。

伊政府は8月中旬、全国の約2000の人口1000人未満の村を統合し、補助金を減らす案を示した。
村長は耳を疑い、「小村独自の文化や方言が絶える。認められない」と「独立方針」を表明した。

リゾート地の村は、冬休み中なら5000人超のスキー客らが定宿を取る観光名所。
水や森林資源もあり、「独立しても財源はある」と計算できた。

村は独立後の君主を探して旧伊王家の子孫に接触。
独立後の新通貨「フィオリート(『花盛りの』の意味)」の試作も始めた。
posted by ガブリエル at 23:17| 日記
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