2011年09月02日
ユーロ、今後1週間は重大なリスクに直面する見通し
DJ-【マーケット・トーク】ユーロ、今後1週間は重大なリスクに直面する見通し
9月2日 10時2分
10:02(ダウ・ジョーンズ)
ユーロは今後1週間で重大なリスクに直面すると、モルガン・スタンレーは指摘している。ドイツでは他国の救済に関する政治的議論が熱を帯びているため、欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の承認プロセスに関連した不確実性は高まる公算が大きいという。ドイツの憲法裁判所はギリシャ支援策の正当性について判断を下す予定だが、これも事態を複雑化する可能性があるという。さらに、ユーロ圏の経済成長見通しが悪化するという状況でユーロはこれらの問題に直面しなければならないと、モルガンは強調している。世界各国で発表された製造業購買担当者景気指数(PMI)は景気の減速を示唆している。「欧州全般の景気先行指標が悪化すれば、欧州中央銀行(ECB)が来週8日に開く定例理事会への注目度は高まるだろう。最近のトリシェ総裁の発言が『ハト派的』と解釈されていることを考えるとなおさらだ」という。モルガンはまた、「各国の中央銀行が外貨準備の多様化を進めているにもかかわらず、ユーロの下げ圧力は強まっている」としている。ユーロは現在、1.4277ドル前後で取引されている。モルガンは7-9月期末の見通しを1.4200ドル、年末を1.3600ドルとしている。
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9月2日 10時2分
10:02(ダウ・ジョーンズ)
ユーロは今後1週間で重大なリスクに直面すると、モルガン・スタンレーは指摘している。ドイツでは他国の救済に関する政治的議論が熱を帯びているため、欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の承認プロセスに関連した不確実性は高まる公算が大きいという。ドイツの憲法裁判所はギリシャ支援策の正当性について判断を下す予定だが、これも事態を複雑化する可能性があるという。さらに、ユーロ圏の経済成長見通しが悪化するという状況でユーロはこれらの問題に直面しなければならないと、モルガンは強調している。世界各国で発表された製造業購買担当者景気指数(PMI)は景気の減速を示唆している。「欧州全般の景気先行指標が悪化すれば、欧州中央銀行(ECB)が来週8日に開く定例理事会への注目度は高まるだろう。最近のトリシェ総裁の発言が『ハト派的』と解釈されていることを考えるとなおさらだ」という。モルガンはまた、「各国の中央銀行が外貨準備の多様化を進めているにもかかわらず、ユーロの下げ圧力は強まっている」としている。ユーロは現在、1.4277ドル前後で取引されている。モルガンは7-9月期末の見通しを1.4200ドル、年末を1.3600ドルとしている。
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