2023年08月21日
来週(8/21〜25)の日経平均株価の予想レンジは、(参考情報)
来週(8/21〜25)の日経平均株価の予想レンジは、
3万1000〜3万2000円! 23日のNVIDIA決算後の半
導体株の値動き、インバウンド株のリバウンドに注目
2023年8月18日公開(2023年8月18日更新)
ラカンリチェルカ(村瀬 智一)
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●防災DX ●チャットGPT ●インバウンド
●PBR1倍割れ ●生成AI ●こども家庭庁
●動画広告 ●アニメ ●再生可能エネルギー
●株主優待 ●介護ロボット ●円安・ドル高
●米株/大型優良株 ●米株/燃料電池 ●米株/大手IT株
●米株/高配当株 ●米株/天然ガス ●米株/ディフェンシブ株
今週の日経平均株価は、米国や中国の影響を受けて下落し、
約1カ月ぶりに節目となる3万2000円を割り込む!
今週(8月14日)の日経平均株価は下落。約1カ月ぶりに心理的な節目となる3万2000円を割り込み、最終的に前週末比で1022.89円(3.15%)安い3万1450.76円で今週の相場を終えました。
■日経平均株価チャート/日足・3カ月
日経平均株価チャート/日足・3カ月
日経平均株価チャート/日足・3カ月(出典:SBI証券公式サイト)
※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
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週初で決算発表が一巡したことから、今週は手掛かり材料に欠けるなか、米国の金利動向や中国の景気悪化への懸念などを背景に不安定な相場展開となりました。
米国では、足元で良好な経済指標の発表が相次ぎましたが、この結果が「米・連邦準備理事会(FRB)が金融引き締めを長期化する」と受け止められ、米国の長期金利は2022年10月以来の水準に上昇。これが相場の重荷となりました。
■米国10年債利回りチャート/日足・1年
米国10年債利回りチャート/日足・1年
米国10年債利回りチャート/日足・1年(出典:SBI証券公式サイト)
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また、中国では不動産業界を巡る経営不安が高まっていることから、香港ハンセン指数が年初来安値を更新。東京市場も、これに連動する格好で下落幅を広げる場面が見られました。
■香港ハンセン指数チャート/日足・3カ月
香港ハンセン指数チャート/日足・3カ月
香港ハンセン指数チャート/日足・3カ月(出典:SBI証券公式サイト)
※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
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週末の8月18日には、中国の不動産開発会社の中国恒大集団が米・連邦破産法15条の適用を申請したと報じられたことから、日経平均株価は朝方に一時3万1275円まで下落。その後、中国市場が落ち着いた動きを見せたことから買い戻されて一時プラスに転じる場面もありましたが、後場に入って再び売られる流れとなりました。外部要因の影響を受けやすい需給状況のなかで積極的な売買が手控えられ、東証プライムの売買代金は7月26日以来の3兆円を下回りました。
来週の日経平均株価は、米中の動向をにらみながらの相場展開に!
エヌビディアの決算次第では、国内の半導体株が見直される展開も
【来週の日経平均株価の想定レンジ】
3万1000円 〜 3万2000円
来週(8月21日〜25日)の日経平均株価は、今週に引き続き外部要因の影響を受けやすいでしょう。
8月23日にはエヌビディア(NVDA)の決算が予定されています。長期金利の上昇がハイテク株への重荷となっていますが、エヌビディアの決算に対する反応次第では、調整が続く国内の半導体株を見直すきっかけになるでしょう。半導体株に対する期待感が高まっていない分、プラスに動く場合の反応は大きくなるでしょう。
また、8月24日から米国でジャクソンホール会議が開催されますが、終了後のバイデン米大統領の発言に投資家の関心が集まっており、金融市場に影響を与えることになりそうです。
全体としては、引き続き、米国や中国の動向をにらみながらの相場展開が続くと考えられ、業績面で安心感のある銘柄などの押し目を拾うスタンスになりそうです。
なお、強いトレンドが継続していた「インバウンド」関連株は、これまでの株価上昇で買い疲れ感が出てきたタイミングだったことに加え、中国の不動産リスクの流れから8月18日に利益確定の動きが強まりました。ただし、今後も引き続きインバウンド需要が見込まれることから、押し目を狙いたいところです。
【※関連記事はこちら!】
⇒【日本株】中国人が爆買いする“12の神薬”を販売する「隠れインバウンド株」2銘柄! ニッチな製品が人気の小林製薬、目薬・アレジオンが好調な参天製薬に注目!
⇒【日本株】訪日外国人が増えると儲かる“隠れインバウンド株”2銘柄! ホテルの需要が増えると、高級ベッドの「ニフコ」、リネンサプライの「白洋舎」に恩恵あり!
【今週の値上がり率・値下がり率・出来高ランキング】
アジャイルメディア・ネットワークが+109.35%で値上がり率トップ!
ここからは、今週、値動きが目立った個別銘柄を見ていきましょう。
今週の値上がり率ランキングのトップはアジャイルメディア・ネットワーク(6573)。上場維持基準への適合に向けた計画を進めるなか、6月30日時点での適合状況の審査を東証に申請したところ、適合していることが判明したと8日に公表しました。それ以降、ストップ高を交えての強い上昇トレンドが継続しています。
値上がり率2位はAmidAホールディングス(7671)でした。ラクスル(4384)が8月10日、AmidAホールディングスに対して株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表。取得価格(951円)にサヤ寄せする形で買いが集中し、ストップ高を交えながらの上昇となりました。
【※関連記事はこちら!】
⇒AmidAホールディングス(7671)、株主優待を廃止! クスルによるTOB成立後は上場廃止になる予定で、株価はTOB価格の951円付近まで上昇する見通しに!
値上がり率3位のエスケーエレクトロニクス(6677)は、8月14日に2023年9月期・第3四半期決算の発表と併せて、通期業績予想の上方修正を発表。これが好感され、ストップ高を交えて上昇しました。
【※関連記事はこちら!】
⇒エスケーエレクトロニクス、3期連続の「増配」を発表、配当利回り9.1%に! 年間配当は3年で14倍に急増、2023年9月期は前期比80円増の「1株あたり144円」に
一方、今週の値下がり率ランキング1位のモンスターラボホールディングス(5255)は、8月14日に2023年12月期の業績予想の修正を発表。営業損益を14億6800円の黒字から12億5500万円の赤字に下方修正したことが嫌気された結果、ストップ安を交えて下落し、年初来安値を更新しました。
値下がり率2位のダブルスタンダード(3925)は8月14日、主要取引先である大和リビングとの契約について、2025年3月31日をもっておおむね終了する見込みとなったことを発表しました。さらに、同日発表した2024年3月期・第1四半期決算で営業利益が4割減益となり、進捗率の低さが嫌気されました。
■今週の値上がり率 トップ5
順位 先週末比(%) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 +109.35 アジャイルメディア・ネットワーク(東G・6573)
2 +103.87 AmidAホールディングス(東G・7671)
3 +76.31 エスケーエレクトロニクス(東S・6677)
4 +69.78 アトラグループ(東S・6029)
5 +68.49 jig.jp(東G・5244)
■今週の値下がり率 ワースト5
順位 先週末比(%) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 −53.38 モンスターラボホールディングス(東G・5255)
2 −43.30 ダブルスタンダード(東P・3925)
3 −41.54 マイクロアド(東G・9553)
4 −41.53 オークファン(東G・3674)
5 −40.26 Atlas Technologies(東G・9563)
■今週の出来高 トップ5
順位 出来高(株) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 541,039,700 NTT(東P・9432)
2 512,214,500 音通(東S・7647)
3 285,702,400 三菱UFJフィナンシャル・グループ(東P・8306)
4 173,046,700 東京電力ホールディングス(東P・9501)
5 150,813,200 楽天グループ(東P・4755)
【来週の主要イベント】
米国や欧州のPMI、米国のジャクソンホール会議、
米国株・エヌビディアの決算発表などに注目!
来週は以下のようなイベントが予定されています。
<8月21日(月)>
◆独7月生産者物価指数(PPI)
◆香7月消費者物価指数(CPI)
◆決算:ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ(ZM)
<8月22日(火)>
◆米7月中古住宅販売件数
3万1000〜3万2000円! 23日のNVIDIA決算後の半
導体株の値動き、インバウンド株のリバウンドに注目
2023年8月18日公開(2023年8月18日更新)
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●米株/高配当株 ●米株/天然ガス ●米株/ディフェンシブ株
今週の日経平均株価は、米国や中国の影響を受けて下落し、
約1カ月ぶりに節目となる3万2000円を割り込む!
今週(8月14日)の日経平均株価は下落。約1カ月ぶりに心理的な節目となる3万2000円を割り込み、最終的に前週末比で1022.89円(3.15%)安い3万1450.76円で今週の相場を終えました。
■日経平均株価チャート/日足・3カ月
日経平均株価チャート/日足・3カ月
日経平均株価チャート/日足・3カ月(出典:SBI証券公式サイト)
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週初で決算発表が一巡したことから、今週は手掛かり材料に欠けるなか、米国の金利動向や中国の景気悪化への懸念などを背景に不安定な相場展開となりました。
米国では、足元で良好な経済指標の発表が相次ぎましたが、この結果が「米・連邦準備理事会(FRB)が金融引き締めを長期化する」と受け止められ、米国の長期金利は2022年10月以来の水準に上昇。これが相場の重荷となりました。
■米国10年債利回りチャート/日足・1年
米国10年債利回りチャート/日足・1年
米国10年債利回りチャート/日足・1年(出典:SBI証券公式サイト)
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■香港ハンセン指数チャート/日足・3カ月
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香港ハンセン指数チャート/日足・3カ月(出典:SBI証券公式サイト)
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週末の8月18日には、中国の不動産開発会社の中国恒大集団が米・連邦破産法15条の適用を申請したと報じられたことから、日経平均株価は朝方に一時3万1275円まで下落。その後、中国市場が落ち着いた動きを見せたことから買い戻されて一時プラスに転じる場面もありましたが、後場に入って再び売られる流れとなりました。外部要因の影響を受けやすい需給状況のなかで積極的な売買が手控えられ、東証プライムの売買代金は7月26日以来の3兆円を下回りました。
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エヌビディアの決算次第では、国内の半導体株が見直される展開も
【来週の日経平均株価の想定レンジ】
3万1000円 〜 3万2000円
来週(8月21日〜25日)の日経平均株価は、今週に引き続き外部要因の影響を受けやすいでしょう。
8月23日にはエヌビディア(NVDA)の決算が予定されています。長期金利の上昇がハイテク株への重荷となっていますが、エヌビディアの決算に対する反応次第では、調整が続く国内の半導体株を見直すきっかけになるでしょう。半導体株に対する期待感が高まっていない分、プラスに動く場合の反応は大きくなるでしょう。
また、8月24日から米国でジャクソンホール会議が開催されますが、終了後のバイデン米大統領の発言に投資家の関心が集まっており、金融市場に影響を与えることになりそうです。
全体としては、引き続き、米国や中国の動向をにらみながらの相場展開が続くと考えられ、業績面で安心感のある銘柄などの押し目を拾うスタンスになりそうです。
なお、強いトレンドが継続していた「インバウンド」関連株は、これまでの株価上昇で買い疲れ感が出てきたタイミングだったことに加え、中国の不動産リスクの流れから8月18日に利益確定の動きが強まりました。ただし、今後も引き続きインバウンド需要が見込まれることから、押し目を狙いたいところです。
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アジャイルメディア・ネットワークが+109.35%で値上がり率トップ!
ここからは、今週、値動きが目立った個別銘柄を見ていきましょう。
今週の値上がり率ランキングのトップはアジャイルメディア・ネットワーク(6573)。上場維持基準への適合に向けた計画を進めるなか、6月30日時点での適合状況の審査を東証に申請したところ、適合していることが判明したと8日に公表しました。それ以降、ストップ高を交えての強い上昇トレンドが継続しています。
値上がり率2位はAmidAホールディングス(7671)でした。ラクスル(4384)が8月10日、AmidAホールディングスに対して株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表。取得価格(951円)にサヤ寄せする形で買いが集中し、ストップ高を交えながらの上昇となりました。
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値上がり率3位のエスケーエレクトロニクス(6677)は、8月14日に2023年9月期・第3四半期決算の発表と併せて、通期業績予想の上方修正を発表。これが好感され、ストップ高を交えて上昇しました。
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一方、今週の値下がり率ランキング1位のモンスターラボホールディングス(5255)は、8月14日に2023年12月期の業績予想の修正を発表。営業損益を14億6800円の黒字から12億5500万円の赤字に下方修正したことが嫌気された結果、ストップ安を交えて下落し、年初来安値を更新しました。
値下がり率2位のダブルスタンダード(3925)は8月14日、主要取引先である大和リビングとの契約について、2025年3月31日をもっておおむね終了する見込みとなったことを発表しました。さらに、同日発表した2024年3月期・第1四半期決算で営業利益が4割減益となり、進捗率の低さが嫌気されました。
■今週の値上がり率 トップ5
順位 先週末比(%) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 +109.35 アジャイルメディア・ネットワーク(東G・6573)
2 +103.87 AmidAホールディングス(東G・7671)
3 +76.31 エスケーエレクトロニクス(東S・6677)
4 +69.78 アトラグループ(東S・6029)
5 +68.49 jig.jp(東G・5244)
■今週の値下がり率 ワースト5
順位 先週末比(%) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 −53.38 モンスターラボホールディングス(東G・5255)
2 −43.30 ダブルスタンダード(東P・3925)
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4 −41.53 オークファン(東G・3674)
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■今週の出来高 トップ5
順位 出来高(株) 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
1 541,039,700 NTT(東P・9432)
2 512,214,500 音通(東S・7647)
3 285,702,400 三菱UFJフィナンシャル・グループ(東P・8306)
4 173,046,700 東京電力ホールディングス(東P・9501)
5 150,813,200 楽天グループ(東P・4755)
【来週の主要イベント】
米国や欧州のPMI、米国のジャクソンホール会議、
米国株・エヌビディアの決算発表などに注目!
来週は以下のようなイベントが予定されています。
<8月21日(月)>
◆独7月生産者物価指数(PPI)
◆香7月消費者物価指数(CPI)
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