風船堂ブログ

今晩は お越し頂きありがとうございます


　あいこと付き合い始めて

　どのくらい　年月が過ぎたのでしょうか


　まだ、弟子の年季が　明けていなかったので

　まだそんなに　たっては

　いなかったと思います。



　「まーちゃん最近少し
　　元気無いね

　　身体の調子悪いの？」


　「いや、身体はどうも無いんだけど

　　少しだけ　考えている事があって‥」


　「何？わたしにわかること？

　　教えて」



　　「○○さん知ってるやろ

　　　ちょっと失敗して

　　　家を手放さなければ

　　　ならない状態になってるんや

　　　借金で　」


　　　「へぇ、それは大変ね」

　　　「親戚とか友達とか

　　　　色々お金を集めたけれど　後すこし足らないのだって」


　　　「まーちゃんにとって

　　　　　その人は大事な方なの？」

　　　「うん、前から世話になってるし

　　　　今も世話になることもある」


　　　　「でも、心配しても
　　　　どうしようもない　俺はお金無いし」

　　　
　　　「いくら足らないの？」

　　　　「‥100万だって」


　　　　「100万ね、出してあげようか」

　　　　「お前そんなお金持ってるの？」
　　　　
　　　　本当は　本当は

　　　　男の人に言わない方がいいと言われてるけど
　　　　男の人は　アテにするからね


　　　　自由になるお金は　300万ある


　　　　他に定期で200万積立ててる。


　　　　「親からの仕送りだろう
　　　　　ダメダよそんなお金くずしたら」
　　　　

　　　　大学へ行くのなら　県内の大学って
　　　　母から言われていたんだけど

　　　　わたしは　神戸か大阪に出たかったから

　　　　街に住みたかったから


　　　　じゃ、父が学費は面倒見てやるから
　　　　生活費は自分で　なんとかしろ

　　　　それが条件だったので


　　　　３つぐらいかけ持ちしたわ　アルバイト

　　　　「勉強全然しなかったんか

　　　　　バイトばかりで」


　　　　　そんな事無いよ　栄養士の資格も取ったし

　　　　　念願の　キューピーマヨネーズの会社にも
　　　　　入社できたし。

　　　　　でも、バイトも　凄くやった
　　　　　学生時代は

　　　　　わたしの夢は

　　　　　ボランティアで　アフリカとか行って
　　　　　恵まれない人を　助けて上げる

　　　　　そのために　お金も貯めてたの。


　　　　　「じゃ、いずれは海外へ
　　　　　　行くんだ」


　　　　　「今は夢が変わったの」

　　　　　「何に？」

　　　　　「それは‥多分だけど　あなたかな？」


　　　　　　えらい夢が　小さくなったな〜
　　　　　
　　　　　　もう一つ夢があって


　　　　　　「初めての人と　結婚するのが夢」


　　　　　　（じゃ〜　人を選びましょう　細かく）





　「100万で良かったら
　　聞いてあげて」


　　「でも100万は大金やで

　　　俺が持ち逃げしたらどうする？」

　　「それはわたしの判断が間違っていた
　　　だけの事

　　　自分が悪いのよ」
　　


お金も大事だけど　あなたには笑っていつも　いて欲しい‥


　　　でも、びっくりした　21,22歳の女の子が
　　　こんな大金持っているなんて

　　　俺は全然　負けているじゃないか（涙）



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こんにちは お越し頂きありがとうございます

電話でクレームを言う

「あのさ、師匠の本家に電話した？
　えらいお母さんに怒られたやんか

　あんた入門したばかりなのに
　女の子とチャラチャラしてるの？って
　どこで調べたの電話番号」

　「電話帳で調べた
　　有名な芸人さんだから

　　多分、わかると思って‥」

　　「その方、ここに電話して下さいって
　　　言ってたので　電話しなさいよ！
　　　って怒られたわ」


　　　「あの日もう1人女の子
　　　　いたでしょう

　　　　あの子がどうしても
　　　　会いたいから
　　　　代わりに電話してって
　
　　　　頼まれたの

　　　　1回だけ　会える？」


　　　　「忙しいし
　　　　　会えないよ」


　　　　「1回だけ会って

　　　　　会ってくれたら
　　　
　　　　　もう電話しないから」　

　　　
　　　　　「その子は来るの？」


　　　　　「その子は来ない
　　　　　　
　　　　　　わたしだけ」


　　　　　　なんか　なんか話がよくわからない（涙）




「どうして僕に
　会おうと思ったの？」

「なんか見てて　みすぼらしいし
　
　寂しそうだし

　わたしが付いててあげなくては

　この人　きっとダメになるなと思ったから」


　（オイ、勝手に決めつけるな

　　みすぼらしいのは金がないからや）

天守閣へ向かって歩き出す

　「腕組んでいい？」

　聞いてきた

　「その前に
　　もう組んでるやんか」

　
　（あ〜細いのに　でかい）


　僕の右腕のドアを

　トントン　トントンと

　ノックしてくる

　大きな　ミルクタンク


　もうダメダ


　「あのさ、歩きにくいから
　
　　腕組むの
　
　　やめようか」。

　　（F？Gカップ？

　　どっちでもいいか‥）



　　

食事しに道頓堀へ

　

　「道頓堀に食事に行こうか」　

　「うん、いいよ

　　わたしキップ買ってくるから」　

　
　　「俺がお金出すよ」

　　「いいよ、細かいお金持ってるから
　　　わたしが出す」


　　「あのさ、どうでもいいけど

　　　オッパイ　大きいね」


　　　「‥‥」

　　　「いくつあるの？」

　　　「２つ」

　　　（負けた　オチで）


　　　「そういうことは　わたしに言わないで

　　　　親に言ってょ

　　　　親が勝手にサイズ決めて

　　　　わたしに付けたのだから」

　　　　
　　　　　（追加でも負けた）

　　　　「男の人には　わからないでしょう

　　　　　肩はこるし

　　　　　首は痛いし‥　重たいし
　　　　　
　　　　　なんならあなたに

　　　　　付け替えてあげようか」

　　　　　
　　　　　　いらない

　　　　　（完全にノックアウト！された）


　　　　大阪の女の子　笑いに関しても

　　　　機転が　きくのかな？


　　　　特に　あいこは　頭がいいのかも

　　　　笑いで　和やかに　返してくれる。　



　　　大阪　道頓堀 角座の裏に

　　　いつも行列が続いている

　　　天丼屋さんがありました


　　　小さなお店です


　　　カウンター席が7つぐらい

　　　細長い店です


　　　天丼　280円ぐらいでしたか

　　　　　　天丼と味噌汁しか　やっていません


　　　　　　子供は食べるのが遅くて

　　　　　　店の回転が　遅くなるので

　　　　　　出入り禁止です。


　　　　　　とにかく　安くて美味しいので

　　　　　　芸人さんなんかも　よく利用していました



　　　　　　「わぁー美味しい！　ここ来たの
　　　　　　　初めて。」


　　　　　　　良かった　喜んでくれて


　　　　　　　「角座　行ったことある」
　　　　

　　　　　　　「ない」

　　　　　　　「すぐそこだから
　　　　　
　　　　　　　　漫才とかお笑い見ようか」

　　　　　　　「わたし　お金払うよ」


　　　　　　　　大丈夫　ファンの女の子だと言って

　　　　　　　　楽屋口から　入らせてもらうから

　　　　　　　　お金はいらないよ


　　　　　　　　「いいの？」


　　　　　　　　ウワッ〜　もの凄く広い客席で

　　　　　　　　ステージも大きい

　　　　　　　　提灯もたくさん　並んでいて


　　　　　　　　もの凄くきれい〜

　　　　　　　　初めて寄席小屋見た♡



　　　　　　　　「今日はありがとうね」


　　　　　　　　「梅田まで送って行くよ」

　　　　　　　　「うん、わたし西宮にアパート借りて
　　　　　　　　
　　　　　　　　　住んでるの

　　　　　　　　　渡したい物あるから　一緒に

　　　　　　　　　来てくれる？」


　　　　　　　　　西宮　駅から近くの公園


　　　　　　　　　「ここで少し待ってて
　　　　　　　　　　すぐ　戻るから」

　　　　　　　　　アパートの方向へ
　　　　　　　　　走って行きました。


　　　　　　　　　「ゴメンごめん

　　　　　　　　　　待たせてごめんなさい」

　　　　　　　　　　なんか　服のようなものを
　　　　　　　　　　抱えている

　　　　　　　　　　ハァハァ　言いながら
　　　　　　　　　　戻って来た。


　　　　　　　　　「これから寒くなるから

　　　　　　　　　　わたしが着ているオーバー

　　　　　　　　　　あげる　風邪引かないでね」


　　　　　　　　　　「ありがとう
　　　　　　　　　　　じゃ〜　」


　　　　　　　　　　「今度、いつ会えるの？」


　　　　　　　　　　「え、１回だけって
　　
　　　　　　　　　　　約束やったやんか」　


　　　　　　　　　　「もう１回だけ　会って

　　　　　　　　　　　お願い！」


　　　　　　　　　次はあの天丼屋さんへ

　　　　　　　　　又、行く事になりました。





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今晩は お越し頂きありがとうございます


　　　　
　　　　　　うちは弟子は取らへんで　全部 断ってる

　　 　　　だから今も一人もおらへんわ


　　　長田師匠と大阪の芸人さんに　中に入ってもらい

　　　　入門許可のお願いに　劇場に伺ったのですが　この答え‥


　　　うちのマネジャーも芸人志望で来たけど

　　　断ったもんで　今　マネジャーやっとる

　　　あっち　こっちから　いっぱい来よる　でも　断っとる

　　　でもな　　


　　　　　　長田師匠さんの口添えやし

　　　　　あそこで頑張って来た人間なら　なんとかいけるかな？


　　　　　うちは　メチャクチャ　厳しいけど

　　　　　いっぺん　やって見るか？


　　　　　でもいきなりは　アカン


　　　　　3ヶ月　劇場通いして見て

　　　　　いけるようだったら　　弟子にしたる　そんでええか？

　　　　
　　　　　　「はい、お願いします！」

　　　　　ええか　弟子一人もおらへんのやで？

　　　　　　　状況　わかってるわな。
　　　　　

　　　　　そして　３ヶ月後　なんとか入門OKに！



　　　　　なんや　めちゃめちゃ　やさしい師匠やんか！


　　　　　あまりくどくど　言わない師匠です

　　　　　でも　ミスをすると

　　　　　「いつ，辞めてもらってもええからな」

　　　　　　　これが1番コワイ

入門1日目で　ナンパされる

　入門して1日目の仕事

　京都のホテルでのショーです


　そこに大学の研修生2人と先生が

　料理の展示・講習会のような
　事をしていました。


　「ここにお食事
　　置いておきますから

　　終ったら下げに伺いますから」


　　その大学生が

　　4人分　昼食を持って来てくれました。


　　食事が終り

　　食器を持って行ったところ


　　「お弟子さんですか？」

　　「ハイ、今日が初めての仕事です」　

　　「何をされるの？」

　　「漫才です」　


　　お友達になりたい！電話番号教えて！


　　　なんや、この女の子は！　ナンパされた


　　　「アカンて、今日入ったばっかりだし

　　　　内弟子やから　教えられへんわ

　　　　あんた名前何て言うの？」


　　　　　　　　　　　あいこです！


　　　　　　　　　　先々、妻になる人でした